ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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5月19日編(7日目)

2009-05-26 08:31:00 | ノンジャンル
おはよ。

昨夜は、いつも行方不明の荒井さんが電話をくれました。

「ぴかさ~ん、今年もタコ獲りに行きましょう」

毎年のように6月の大潮を狙って、タコを獲りに行っておりますことを、心優しい荒井さんは覚えていてくれたのですね。

ということで、6月21日(日)は、師崎でタコ獲りです。

荒井さんの家に、10時半集合です。

参加ご希望の方は、コメント欄へ書き込んでください。

詳しい場所をお知らせします。

(こうして、6月21日の営業日は、臨時休業となるのでありますね)


さて、ま~だ終わらない九州ツーリング日記も、あと二日というところまでやってまいりました。

どちら様も、無駄な長文にお付き合いいただきありがとうございます。

では・・・

5月19日。

高千穂ユースホステルも、早朝のことで宿の人たちが起きる前に、シーツを受付に返し、「お世話になりまして、ありがとうございました」と小さなメモを残して6時出発。

九州の山の中を東の端、延岡まで走り、そこから北上して本日は別府まで参ります。

距離はそれほどではありませんが、高速道路があまり通っておりませんので、なんとなくのんびりとした道行であります。

しばらく走っては、まだ早すぎて空いていない道の駅なんぞで、コーヒーとタバコで一服しがてら、ユルユルと走るのでありました。


(8時ごろのどこかの道の駅。つるちゃんも良く頑張っております。ちょうど後ろでは、おじさんがシャッターを開けております)

そんなこんなで、やがて別府に到着。

ご存知、温泉のメッカであります。

道中も含めて、別府にもめぼしい神社はありませんので、本日は温泉三昧をするのだよ。

とは言え、あちらこちらの共同温泉を巡るのも、なんとなくあわただしいですね。

せっかくの温泉は、出たり入ったり、飲んだり食べたりと、の~んびりと過ごしたいと思うのでありました。

とりあえず、有名な鉄輪(かんなわ)温泉街へ。

つるちゃんを道に止めて、しばらく歩いてみます。

ちょうど土産物屋のお兄さんと目が合いまして、「オニィサン、オニィサン。この辺りに、半日のんびりと過ごせる共同温泉はあ~りませんか?」と尋ねてみますと、近くに「ひょうたん温泉というのがありますよ」と教えてくださいました。

言われるとおりに、やってきました「ひょうたん温泉」



700円を払って、中に入ってみます。

どうやらここは、俗に言う「スーパー銭湯」みたいになっておりまして、お風呂が5種類ほどと、付随した休憩所では、飲んだり食べたり寝たりができる仕組みになっておりました。

本日は、6時半出航のフェリーで船中泊となりますので、それまでのおよそ半日を過ごすあたしには、持って来いの場所であります。

では早速に、前も隠さずお風呂場へ(威風堂々)

まだお昼前のせいか、だ~れもいませんでした。

巨大浴場を独り占めのPであります。

・・・あぁ、エェ気持ち。

ゆったりと湯の中に身を沈めて、旅の疲れを癒すのでありました。

露天風呂やサウナ、打たせ湯などを楽しみまして、心身が完全に弛緩いたした所で一度お風呂から上がりました。


(誰もいない脱衣所で、今期2回目のサービスショット)

そろそろお昼となりまして、休憩所へと参ります。

先は長いので、とりあえずビール。

そして、九州最後となりますこの日も、九州らしくいってみたいと、こんなツマミを選んでみました。

ジャン ↓


(左から、九州名物「とり天」、温泉豆腐、温泉卵でつ)

少しずつ周りのテーブルにも人が集まりだしました。

ビールを流し込みながら、それとなく周りの会話が聞こえてきますが、やはり観光地の別府らしく、大阪弁や中国地方の言葉が多かったですね。

これもまた、旅のおもしろい所です。

何本目かのビールを飲み干して、畳の床にゴロリとなってみます。

あちらこちらでも、座布団を枕にゴロ寝をしておられました。

しばし、お昼寝・・・あぁ、極楽・・・

ク~ッと寝て、気持ちよく目覚めて、もう一度お風呂へ。

名残りの無いよう、温泉を堪能しまして、やがて4時。

気持ちの良いひょうたん温泉を後にいたしました。

さて、6時半出航のフェリーへの搭乗手続きは、4時半頃からしますと聞いていましたので、4時半に窓口へ行き、乗船準備完了。

あとは、実際につるちゃんと乗り込むだけですが、まだちょっと時間がありますね。

夕食には少し早かったですが、九州最後の食事といたしました。

なんとなく走って、なんとなく見つけたラーメン屋さんで、「熊本ラーメン」を食べて(おいしかったよ)、出発1時間前にいよいよ乗船。

これで一晩かけて、明朝6時半には、大阪南港へ到着いたします。

別府港で別れを惜しむように、デッキで記念撮影をしてみますた。


(ご存知、クィーンエリザベスⅡ世号でつ)

やがて、大きな船は、静かに岸壁を離れます。

そして、夕陽が落ちる中、瀬戸内海を通って、大阪へと進むのでありました。



ちなみに、フェリーの中はこうなってます。



一番安い船席で、8800円。(ちなみにつるちゃんは、4500円)

満員になるとどうなるかは知りませんが、だいたい写真の寝る所が一つおきに指定されますので、狭くて困るということはないですね。

知らなかったのですが、ちゃんとお風呂もありますよ。

ディーゼルエンジンの低い音だけが聞こえる中、外はやがて漆黒となり、あたしは静かに本を読みながらやがて眠りについたのでありました。

・・・

さようなら、九州。

さようなら、かわいい巫女さん


明日でいよいよ完結です・・・続く・・・
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5月18日編(6日目)

2009-05-25 08:26:00 | ノンジャンル
おはよ。

田んぼの水は落ち着いているようです。

隊長、田んぼ同好会はゆるいのが持ち味です。

できる時はよろしくね。

・・・以上、業務連絡。


さて、旅はいよいよ終盤です。

本日は福岡から阿蘇へと向かいます。

およそ200kmの行程ですが、高速ばかりですので、さほどの時間はかからないものと読んでおりました。

福岡市内の首都高速から九州自動車道を南下して、熊本を目指します。

朝も早いせいか空いた道路を、100キロ超の巡航で気持ちよく進んでおりました。

回りには、水の張られたお米の田んぼと並んで、見事に金色に光る麦畑が広がっております。

さすが麦焼酎の本場ですね。

と・・・高速の掲示板に、「南関~菊水間 通行止め」と表示されておりますよ。

なぬ?高速が通行止め?

やがて、渋滞の車の最後尾に追いつきました。

列の先を見ても、延々とつながっております。

再び電光掲示板に、「渋滞10km」とでてきました。

南関インターで一度降りても、一般道に車が溢れて、そこもまた渋滞しているのでありましょうね。

まして、日曜日の本日は、阿蘇地方の観光に行く人も多いのかもしれません。

つながる車は、ほとんど動かないままでありました。

それにしても10km・・・

途中で便意でももよおしたらどうするのよ?

そんな事を考えたあたしは、ホントはいけないんだけど、路側帯を走ることにいたします。

バイクならではの芸当です。

右側に並ぶ自動車の皆様に、「すみませんね」と心でお詫びしながら、スルスルと通り抜けたのでございました。

やがて南関の料金所を通過し、一般道に入りますが、予想通りここも大渋滞。

が、あるときは路側帯を、あるときは歩道をすり抜けて、つるちゃんはヒラリヒラリと進み続けるのでありました。

バイク、最高ッ!

やがて菊水インターに到着し、再び高速に乗り換えて、今度はスムーズに熊本インターへ。

ここからは一般道を東に走ります。

やがて・・・外輪山に囲まれた、阿蘇の風景が迫ってきました。

道は平らなのですが、遠くのグルリを外輪山が囲っています。

阿蘇ですね。

いよいよ大本命、高天原です。

走りながら、胸いっぱいにコロンをめぐらせてみましたよ。

そのうち阿蘇の山が眼前に広がってきました。

まずは、阿蘇神社です。



ここは農耕の神様が祀られております。

田んぼ同好会の初代会長としては、ここはしっかりとお参りしなければなりませぬネ。

どっしりとした神社でありました。

続きまして、そこから農道のような細い道を通って、国造神社



立派な神社で、天皇陛下の行幸もあったと記された看板をみましたが、いかんせん山の中で、大変静かでありました。

偶然なのか、社務所に宮司さんもおられずに、残念ながらお札とご朱印はいただけませんでした。

それでもしっかりとお参り。

さて、その後は阿蘇山の東側を抜けて、高千穂へと参ります。

かつてこのブログのコメントで、ちた屋さんが「やまなみハイウェイが素晴らしいですよ」と教えてくださいましたが、今回のルートではそこは通りません。

でも、たぶん阿蘇山に沿った周りの道は、どこも素晴らしい景色と気持ちの良い風を感じることが出来たのではないかな?

例えば、こちら ↓



天気にも恵まれたことが何よりですが、こんな景色がずっと続いて、本当に気持ちが良かったです。

つるちゃんと快適に走り、阿蘇山の東側を南に下る途中でお昼となりました。

まだまだ山の中の道は続いておりましたが、なぜかポツンと食堂が・・・

ほとんど回りに家はないのですが、不思議です。

好奇心を抑えがたく、突入。

それでも店内には、8人ほどがおりました。

カウンターに座り、人の良さそうな大将に注文。

チャンポンメンね

一人でやっているお店のようで、先の人から順番に作っていますから、「ちょっと待ってくださいね」と言われ、しばらく人の会話を聞いておりました。

会社の人同士の人の会話や、カウンターに座る別の人と大将との会話が聞こえてきます。

が・・・・

・・・

・・・

さっぱり、わからん・・・

何を言っているのか、訛りがすごくて理解不能ですた。

やがて、チャンポンメン登場。

ジャン! ↓


(どうもあたしは、食べ始めてから写真を撮ることを思い出すので、画像が美しくないですね。すみません)

でも、本場九州のチャンポンは、うまかったです。(長崎ではないけれど・・・)

それにしてもと思う・・・

周り5キロほどに、人家があるわけでもないのに、何でここに食堂が?

その後その店を出て、しばらく走って気がついた。

この周り5キロには、通る道がここしかありません。

そして、その店からほどないところに、農協みたいな所がありました。

あちらこちらで農業や畜産をしておられる人たちにとって、また、唯一の人が集まるであろう農協の皆様にとって、この食堂だけがかけがえのない食べ物屋さんなのね。

ある意味、独占企業

商売はおもしろいなぁと思いましたね。

さて、お腹も膨れて、いよいよ幣立(へいたて)神社へと参ります。

実はこの神社、あたしの地図に載っておりません。

それなのにどうしてここへというと、旅に出て二日目あたりに、敵Fからメールがありました。

エバさんが、(九州へいくなら、幣立神社に行きなさい)、と言っています

聞いたあたしは地図を調べてみますが、いくら探しても見つからず、わからぬものはしょうがないと半ば諦めておりましたのよ。

ところが、前日息子に会えたのが幸いで、息子のパソで調べてみたら、この阿蘇のそばにあることを突き止めました。

これは行くしかないでしょう!

ということで、ついにご縁だけで幣立神社へやってきたのでありました。

回りに何もない、駐車場さえない、山の中にポツンとあるお社でした。

先入観も何もなく、行ったら良いよとのエバさんの一言で来ましたよ。



鳥居をくぐり、参道の階段を登っていくと、やがて本殿正面に到着。

それまでは、何も感じなかったのですが、ここへ来るとなにやらゾワゾワと感じてきました。

あまり感じないあたしが感じております。

ムムム・・・なんじゃこれ?

形どおりお参りをして、ちょうどお祓いをしている方たちがいるお社の中をのぞいて、またまたビックリ!

写真正面の、鴨居にかけられた板に、

「高天原」

と書いてあるではありませんか!!!

調べてみるとわかりますが、高天原と検索しても、ある一点を指して、ここが高天原ですという文言は見当たらないのよ。

多くは、もっと広い地域、例えば高千穂という地域を指して、このあたりを高天原と呼びます・・・程度の記述になっています。

それがあなた!目の前にその文字がドーーーンと掲げられているではありませんか!?

先ほどのゾワゾワといい、この文字といい、あたしはわけもなく感激したのでありますよ。

そして、ただただ感覚として、「こここそが高天原である」と信じたのでありました。

ものすごいご縁でしたね。(他の人がどう思うかは知りませんが・・・)

それからしばらく、回りにもイワレのあるところがあるそうで、山の中を歩いてみました。



↑ これは、水を祀った小さなお社。

ここを発源として、日本海と太平洋の海ができているらしい・・・それもスゴイネェ。

残念ながらペットボトルを持っていませんでしたので、汲んでくることができませんでした。

今度機会がありましたら、この水を汲んで、あの人やこの人に渡してあげたいと思いました。(ちなみにあたしは、頭から水をかけてまいりましたよ)

充分に時間をかけて堪能しましたので、お札とご朱印をいただこうとしましたら、ここにはそういうものを扱っている場所がない。

偶然先ほどお払いをしていた宮司さんが、お社の中におられましたのでたずねてみますと、お札はお社を上がった所においてありまして、お金も勝手に置いていく様になっていました。

で、ご朱印は?と尋ねると、それはやっておりませんと言われます。

こういうところも、なかなかの神社であるなぁと感心したのでありました。
(何かわかりませんが、わざわざ人を避けているような雰囲気を感じたのであります)

エバさんの一言で、大変素晴らしい体験となりまして、そこを後にし、次は高千穂神社へ参りました。



立派なお社で、たいがいの人はここへ行くのでしょうね。

観光用の夜神楽も有名ですが、結局この日、あたしは見に行きませんでした。

観光用って、・・・ネェ・・・

それでも、良い神社でありましたよ。

巫女さんがあまりに可愛かったので、ツーショット。(ものすごく、バチアタリ)



それから、天岩戸神社へ。



そこから歩いて、天安河原神社へと行ってみました。



川に沿って、石が積み上げられています。

なんでも、石を積んで願い事をするのだそうな。

あたしは、お社でお祈りだけしてきました。

さて、こうして本日の予定は、無事終了です。

夕方になりましたので、本日の宿「高千穂ユースホステル」へと参りました。

体育館のようなつくりの宿でした。

ここも本日は、宿泊はあたし一人。

畳の部屋で、嬉しかったです。

そばにジョイフルがありましたが、それ以外に食べ物屋さんはなく、かと言って何か名物らしいものもなさそうで、結局コンビニで焼酎とツマミだけ買って、本日の夕食といたしました。
(お腹もすいていなかったので、食べなくても平気だったのね)

ここは若いご夫婦がやっていまして、広いロビーでチビ二人がドタドタと走り回っております。



ヒマなので、一緒に遊んでみました。

やがて夜も更け、山の音を聞きながら、眠りについたのでありました・・・


もうすぐ旅も終わります・・・続く


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5月17日編(5日目)

2009-05-24 09:48:00 | ノンジャンル
おはよ。

昨夜は、F・sangaにてBBQでした。

久しぶりに女王様にも会いました。

相変わらず、元気なお人です。

よかよか・・・

人妻Kも元気でした。

http://moujyu.cocolog-nifty.com/blog/

猛獣1号2号とともに、ゴソゴソと動き回っておりました。

相変わらず、おもしろい人です。

よかよか・・・


さて、5月17日編なのだ。(まだ半分残っているョ)

ところで、昨日まで書いてみましたが、道中の一日分を書くのに一時間ぐらいかかるのですじゃ。

記憶はまだまだ鮮烈なので、あるもこれもと思い出していると、書く事が一杯出てきて困るのことョ。

何があたしに書かせるのであろう?

・・・あたしが書きたいだけなのね。(当たり前)


では、5月17日は、毛利さんともども早起きで、やはり5時ごろ起床。

今日はいよいよ福岡に参ります。

前夜、先輩の彼に、「福岡までどれくらいかかりますかネェ?」と尋ねてみますと、「3時間もあれば大丈夫じゃないの?」と言われまして、おおよその行程の目処が立ちました。

実は、福岡に行くにあたりまして、長男がいるものですから、せっかくなら顔を見ていこうと思っていたのですが、当人からの報告で、夕方から夜にかけては先約のため会うことが叶わないとのこと。

会えなければそれも仕方がないと思っていましたが、3時間で着くとなると、昼時一緒に飯でも食えるかもしれません。

息子にその旨メールしまして、いざ萩を後に出発。



雨の中、毛利さんはわざわざ傘を差して、あたしを見送ってくれたのでありました。

またどこかで会いましょうね~

がっちりと握手をして、一路九州へ向かうのだ。

萩から32号線を南下をしまして、美弥インターから中国自動車道へ入りました。

ここまではず~っと山の中。

中国地方を走って思ったのは、なんとまぁ、日本という国は山だらけであることよ。

平野に暮らしていると気がつかないけれど、山だらけのあちらこちらに、人は逞しく生きているのであります。

不便はあるのかもしれませんが、日本人力はなかなかであると感心したのでありました。

ガンバレ中国地方!

さて、美弥インターからは雨の降りしきる中を、ただただドンドコと福岡を目指して走っていきました。

残念ながら、軽装備の雨対策ですので、やがて全身がビチョビチョになっていくのがわかりますよ。(田んぼ仕様の雨合羽を着て走るのだ)

それでも、時間的には短い道中ですので、寒さにブルブルと震えながらやがて関門橋をわたり、ついに九州へ突入・・・ブルブル

止まることなく九州自動車道へとなだれ込み、11時前には福岡に到着したのでありました・・・ブルブル

息子のいる付近と思われるところで、早速電話。

どこに住んでいるかを知りませんので、待ち合わせの場所の指示をもらいながら、しばらく待っておりましたら、傘を差した息子が自転車で登場。

おぉ、会うことができましたよ!

とりあえず、息子のアパートに行きました。

さすが男の部屋でありますね。

まぁ、汚いっ!

と言いながら、あたしも学生時代はこんなものでしたね。

さて、何はともあれ、ずぶぬれのあたしは着替えをしなくてはいけませんが、着替える服がない!

息子に「要らない服をください」と頼んで、汚くて臭いジーパンとトレーナーをもらいました。

180センチ対応の服に、ジーパンのすそを折り曲げて、トレーナーはブカブカのまま、168センチのあたしが合わせます。

暖かくなったから、それで良いのでつ。

お昼ですので、食事に行くことになりましたら、息子が「連れて行きたいところがある」と言います。

元祖長浜ラーメンというお店のラーメンを、是非食べさせたいのだそうな。

ただ、まだ雨は降っておりますし、少しばかり距離があるようで、バスでいくかどうするか?と息子は悩んでおりました。

ここは、オトナのお父さんですよ。

「タクシーでいけばよいッ!」

父と子は、道でタクシーを拾って、お店に向かったのでありました。
(その時あたしの手には、500ccの缶ビールが握られておりました)

さて、地元ではつとに有名と言われるこのお店。

店の外には、20人ほどの人が並んでおりました。

少し時間がかかりそうだねと言いますと、10分くらいかな?と息子が答えます。

どうやら、回転速度がとても速いらしい。

息子の言うとおり、待つほどのこともなく店内へ。

二人並んで狭い席に着きまして、「ふたつっ!」と息子が注文しますと、およそ10秒でラーメンがやってきましたよ・・・スゴッ!

ちなみに、生というのは、麺をさっと湯がいただけで、ほとんど生の麺の状態で出してもらうことなのね。

早速に食べてみます・・・

確かに麺はほとんど生です・・・が、細い麺なので、それも気にならず、食べているうちに熱いスープでちょうど良い湯で加減になる按配です。

紅生姜とゴマをたっぷりと入れて、一気に完食。

息子が言うのも納得の、大変おいしい長浜ラーメンでした。(400円)

店員さんの動きが早いので、こちらも食べるのがつい早くなりますが、急がされているような感じは全然なくて、あっという間に食べちゃったという感じですね。

回転がすごく早いというのがよくわかりました。

さて、まだ時間があるということで、今度は「大宰府へいこうか?」と息子が誘ってくれました。

雨も上がり、この頃彼はバイクにも乗り始めたので、あたしと並走で太宰府までお参りに行ってみました。


(息子の後姿・・・250ccの中古バイクです)

こうして二人並んで走っているというのは、男親にとってはなかなか良いものでありますよ。

ちょっと嬉しい、お父さん・・・

さて、大宰府に到着。

二人でお参りをして、あたしはお札とご朱印をいただいて、帰路に着きました。



街中に戻り、ではこの辺でと、バイクを降りることなく握手をしまして息子とは別れました。

彼が走っていく姿に、「楽しめヨ~」と心で声をかけるお父さんでした。

さて、夕方となり、今日の宿は「福岡ユースホステル」です。

ほどなくそこを見つけまして、早速にチェックイン。

濡れたものがたくさんありましたので、まずは洗濯と乾燥です。


(半田市指定のゴミ袋は、大変重宝いたしました)

途中で買った焼酎を飲みながら、回る洗濯機をながめていたのでありました。

そして夜。

今夜も宿では食事をとりませず、近くで美味しいものをと尋ねてみると、勧められたのは「博多ラーメン

ラーメン2連発ですが、それも良い。

で、これ ↓



これはこれで、おいしかったよ。

その後、部屋で本を読みながら、やがて就寝。

大変充実した福岡の一日でありました。


・・・もうちょっと続く・・・
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5月16日編(4日目)

2009-05-23 09:44:00 | ノンジャンル
おはよ。

今朝は代かきでした。

来週には田植えです。

7年目の今年は、ちょっとトラブル。

田んぼの回りから水が漏れておりました。

市野さんやきみ君のお陰で、ちょっと修復。

このままもって頂きたいと思います。


さて、昨日に続き、5月16日編。

たけしや旅館にも、朝の出発が早いことを告げておきまして、それなら好きな時間に出て行ってもかまいませんとお許しを得たうえで、午前7時こっそりと出発。

本日は、へ向かいます。

走行距離が短いものですから、途中どこか寄れる所があるのなら是非寄りましょうと、行き当たりばったりの計画でした。

日本海沿いの9号線をひたすら西へ走ります。

右手は海、左手は山と、中国地方らしい海岸線の道ですよ。

やがて、有名な石見銀山近くに参りました。

地図の上では、「薬湯温泉が早朝から楽しめる共同浴場がある」と書かれた場所があります。

それが、温泉津というところ。

道沿いの小さな温泉街です。

時間がたっぷりありますから、コレは行くしかありません。

細い温泉街につるちゃんを進めてみました。

そのうちに、共同浴場発見。

でも、二つある・・・どちらにしましょう?

つるちゃんを道の端に寄せて、一つの浴場の前で思案していますと、何か視線を感じます。

共同浴場には、新しい浴場と、古い浴場の二つがあって、あたしはその古い方の前にいたのでつ。

その古い浴場の中から、オバサンがこちらを見ています。

目が合ったものは無視できませんね。

そのオバサンに、「どちらのお風呂がよいのでつか?」と正直に尋ねてみました。
(当人にこの質問は、大変不埒であったと後から思いました・・・)

あたしは商売人ですので、この場合、「うちが良いでせう」くらいのことは言うと思ったのですが、このオバサン、「うちのほうが、ちょっと熱いです」とおっしゃいます。

その時あたしは、商売人の鏡を見ましたね。

相手が物事を決めるために、必要最善の情報を届けるという姿勢に、あたしは迷わず、この古い方の温泉を選んだのでありました。(温度がどうとかではなくて、オバサンの人間力にやられました)

おばさんは番台に座っておりまして、500円を払って中へ。

本当に、古ぼけた、でも味のある浴場でありました。

裸になって、タオルを片手に湯殿へと参ります。

そこには、地元の方と思しき5~6人のオジサンとオジイサンが、お湯の外に座り込んでなにやら談笑しておられました。

とりあえずあたしは湯船の中へ・・・アツッ!

「熱いですネェ」とオジサンに声をかけると、「今日はそうでもないんだよ。熱いときは48度までいくんだよ」とおっしゃいます。

ちなみに、この時の温度計は、44度を指しておりました。

そりゃ、風呂の中に入ったまま、話しなんか出来んわな・・・

頑張って湯船の中で、それでも1分ほど浸かり、オジサンたちに混じってタイル張りの床に座って、滴る汗を楽しんでみましたよ。

湯船が3つありまして、最初に入ったのが真ん中のお風呂。

その隣には、源泉が流れ込んでいるもう一つのお風呂がありました。

オジイサンが、「ここの温泉は、飲めるんだよ」と教えてくれたので、そばにおいてあったコップに汲んで、飲んでみました。

しっかりと味のある温泉です。

あたしがそう言うと、「海が近いからね」とオジイサンは答えてくれました。

塩気があって、ちょっと苦くて、いかにも体に利きそうですよ。

温泉を口に含みながら、その源泉かけ流しの湯船にも浸かってみますが、こちらはさっきのよりまた一段と熱い!

顔をしかめていましたら、「湯が流れてくるそこは熱いんだよ。湯がグルッとまわって一番最後になるここが熱くないんだ」と、またオジイサンがご教授くださいました。

午前8時の温泉で、身も心も熱く軽くなりまして、再びつるちゃんと出発しました。


(温泉津でのサービスショット)

やがて浜田というところに到着。

結構大きな漁師町みたいです。

沿道沿いにお土産屋さんが並んでいましたので、ここでは海産物をドーンと買ってお土産にします。

この後どこで買えるかわからんし、送るのにもお金がかかるので、まとめて買う方が良いのです。

ただ、あたしの地元も海が近いから、あたしのところにはなくてここにあるものを探してみました。

ホタルイカの沖付け、赤てんと呼ばれるハンペンなどが良さそうで、そんなものをゴッソリと姉宛に送ってみました。

そこからまた西へと進みます。

ちょうどお昼となりましたので、萩の手前で昼食。

どうせ食べるなら、所のものをと毎度食事には気を使います。

さて、ここには何があるのでせう?

つるちゃんの速度を落とし、道の両側に目を凝らして物色。

すると、青いのぼり旗に「男命イカ」と書いたものが目に入りました。

オトコイノチイカ?

なんとなく興味をそそられまして、その「梅の葉」というお店に入ってみました。

メニューには、その「オトコイノチイカ」の定食が載っていますが、なんと2100円!

昼飯には高いなぁと思わないではなかったのですが、ここでもあたしの鼻が利いて、ここを逃すと後悔しそうな気がしたのよ。

で、他の海鮮丼とかは1200円だったのに、奮発して頼んでみました。

で、でてきたのが、こちら ↓



このほかに、エンペラとゲソのテンプラが出てきます。

とりあえず、イカの刺身を一口・・・ウッンマイッ!

これは絶品でありました。

こんなイカ刺し、食べたことがないですよ。

そのあとでてきたテンプラも、今まで食べたことがないほどうまかったです。

ちょっと高いですが、これは価値がありました。

良い出会いでした。

さて、そこから萩は目と鼻の先。

間もなく萩に入り、ここには吉田松陰を祭る松陰神社というのがありますので、そこを参拝。



萩という町は、幕末辺りの歴史に興味がある人にはおもしろい所かもしれませんが、あたしは日本史に弱いのだ。

だから、格別な思いもなく、町をぶらついてみます。

ほかにめぼしいところといえば、萩城の跡地があります。

そこも、ただ歩いて見て回りますが、広い敷地に石垣がかつての面影を残しているものの、何という感慨のない景色でした。

もう見るものがなくなりまして、午後3時。

ユースホステルのチェックインにはちょっと早いです。

仕方がないので、コンビニで焼酎とツマミを買って、宿の隣を流れる川のほとりで飲み始めてやりました。

1時間後・・・チェックイン。

本日の宿、萩ユースホステルでは、昨日から泊まっている方と相部屋となります。

部屋で荷をほどきながら、しばらくすると、相方登場。

ヒゲ面の男です。(男しか相部屋にはならないから、当たり前)

パッと見、あたしと同じくらいかと思いまして、自己紹介をして驚いた!

御年、62歳ッ!

若いッすネェ~と、思わず声をあげましたよ。

その方は、北海道から1480ccのハーレーで一ヶ月かけて九州まで走っているのだそうですよ。

なかなかやりますね。(そこに、将来のあたしをダブらせていましたが・・・)

一晩ご一緒しましたが、お話好きな方で、楽しく時間が過ごせました。


(左側が相部屋となった62歳の毛利さん。なかなかの雰囲気がありますね)

食べる所が見当たらず、今夜はここで食事をしまして、毛利さんと部屋で飲みながらオシャベリしてやがて就寝。

二人とも、寝るのが早くて、それも助かりました。

そんなこんなの一日ですた。

ちなみに、「男命イカ」は、「ミコトイカ」というのだそうです。

・・・まだまだ続く・・・
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5月15日編(3日目)

2009-05-22 11:42:00 | ノンジャンル
2発目です。

倉敷ユースホステルも、早朝目覚め、写経をして黙って出発。
(たぶん誰も起きていない時間にあたしは動いているのだよ)

さて、本日は、中国地方を縦断して出雲へと向かいます。

岡山総社から岡山自動車道を通り、中国自動車道へ入ります。

北房JCTから中国自動車道に入り、落合jctから米子自動車道を経て、9号線の安来道路へと入って行きました。

本日初めの目当ては「八重垣神社

出雲という地域には、いくつか行きたい神社がありまして、その一つです。

東出雲という所を降りまして、その八重垣神社着。



ひなびた所にある神社でありました。

神社というのは、まさしくそこであるから建てられる何かを秘めているのだと聞いておりますが、それでも、それを感じる感じないはこちらの都合でありまして、ここ八重垣神社もその筋の人たちにとってはパワースポットとして有名な所のようですが、あたしは実は、ここではなにごとかを感じることがないのでありました。(=不感症?)

これはこれまでも含め、これからのこともあるのですが、例えば神様がいるとして(あたしはそれすらも良くわからないものとしております)それを祀る神社の気は、そこを祀る人の気が堆積するのであろうと思うのでありますよ。

だから、かつてその地に霊気が溢れて、当時の人々がそれに呼応してその場所に神社を建てたとしても、敬い祀る人の気配が積もらないのであれば、やがてその地は人間にとってはタダの記念碑と成り果てるのではなかろうかと思っております。

パワースポットといって紹介している人たちは、きっと何かを感じているのでありましょう。

それはそれで良いのです。

あたしは、あたしの心と体に聞いてみるだけですから・・・
(あと、魂に聞くという部分もありますが、それは話が長くなりそうなので、割愛)

勝手な解釈だから、あまり気にせず、それでもご朱印をいただいて次へ・・・

そのあと、9号線を通っていきますと、右手には宍道湖がバーーーンと現れて参ります。

シジミで有名ですね。

そしてマナカナ、いや、メグミとノゾミ(どっちがどっちだ?)が思いおこされる土地でありますね。

ちょうどお昼となりましたが、産業道路のようで、トラックなどが行きかっております。

そんな中、営業車とおぼしき車が集っている食事どころを発見!

こういうところはあたしは鼻が利くのでつ。

ロードサイドの定食屋みたいなところに入ってみました。

窓の向こうは宍道湖が一望です。

そして、メニューを見れば、「ラーメン定食」「しょうが焼き定食」など、やはりそのまんま定食屋。

でもね、メニューの端っこに、「ラーメンに蜆を入れると100円増し」とか「シジミ汁100円」とか、ちゃんと載っているのでありました。

お腹もしっかりすいていましたので、シジミ入りラーメン定食に、そして、ノゾミかメグミか知りませんが、そのバンド名をシジミ汁とネーミングしたほどのシジミ汁を注文。

それがこれ ↓



オォ!島根県だがね!(名古屋弁)

大変おいしゅうございますた。(大当たり!大変満足して、いよいよ出雲大社へと出向きます。

お金を払うと、厨房の奥から大将が、「だんだん!」と言ってくれました。

初生だんだんっ!に感激したのでありました。

さて、出雲大社到着。

念願の土地でありますよ。

大鳥居から参道へと向かい、つるちゃんを止めて、敷地の中へと入ってまいりました。



偶然ですが、大祭の最中にぶち当たったようで、中では氏子たちが練っておりました。



これもまた、ご縁でありましたネェ・・・

ユルユルと歩を進め、本殿到着。

さすがに広い境内と、立派なお社でありますね。

縁結びとして有名ですので、あの人もこの人も、命のご縁がありますようにと心から念じてお参りをしました。


(つい、顔を入れたがるあたしです・・・すみません)
(言い訳・・・でもさぁ、ただ景色だけとか風景だけの写真って、おもしろくないことないですか?・・・あたしはいつもそう思う・・・それが見たいんじゃないよ、その時のアンタが見たいんだよってね・・・独り言です)

お参りをして、ご朱印をいただいて、まだまだ日は高いです。

都合によっては明日にしようかと思っていた次のターゲットは須佐神社

ここからは少し遠いのですが、時間は充分。

早速に、南下をしてみます。

随分と走りまして、須佐神社到着。

辺鄙な山の中に建つ、小さなお社でありました。



でもね、やはりというかなんと言うか、お社の大小とは別に、ここはあたしは感じるところでありました。

ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトを祀った神社です。

小ぶりながら、良い神社でした。

その帰り道、偶然に露天風呂発見!



温泉ではなかったのかもしれないけれど、何とか(忘れた)という風光明媚な景色を見ながらのお風呂は、気持ちの良いものでありますね。

それから出雲に戻りまして、まだ時間がありましたので、近くの日御碕神社へお参り。

朱色のお社がキレイな神社でした。



ちょうど夕暮れ、この近辺にはユースホステルがありませんでしたので、大鳥居近くの一番安い宿を調べて予約しておきました。

その名は「たけしや旅館

ユースホステルとは一線を画す、日観連所属のちゃんとした?宿ですよ。
(ちなみに、ユースより2割り増しの素泊まり4200円・・・基本的に、今回の旅行であたしは宿でご飯を食べません)

久しぶりの畳の上の布団が嬉しい宿でありました。
(あたしは畳に布団が基本なのだ!正しい日本人!)

さて、食事を予約しておりませんので、外へ出て、有名な出雲そばを探してみました。

・・・でもね、なんというか、いかにも観光客相手の「出雲そばだぞッ!」というところには入りたくないのよね~

で、やはりあちらこちらと歩き回って、偶然ブルーカラーのお兄さんがヒョイと入るお店を発見。(ここでもあたしの鼻は役に立つのだ)

あとに続いて、そのお店に突入してみます。

宍道湖に続きまして、地元の人しか来ないような定食屋。

マンガ雑誌が棚に並んでおります。

メニューを見てみると、「お酒のお供に、そば炒め」と言う文字が目に入ります。

そば炒め?・・・なんぞ?

興味津々で焼酎のロックとともに注文。

やがてやってきたのは、まさに蕎麦ととキノコの炒め物。

そして、これがなかなかうまい!(当たり)

焼酎のロックがコップに並々と入って400円。

・・・出雲は良い所でつ。

〆には、普通のかけそばも食べて、今日はお開き。

宿に戻って、眠くなるまで正法眼蔵を読んで、床についたのでありました。

気持ちの良い出雲ですた。

・・・続く


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