ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

5月18日編(6日目)

2009-05-25 08:26:00 | ノンジャンル
おはよ。

田んぼの水は落ち着いているようです。

隊長、田んぼ同好会はゆるいのが持ち味です。

できる時はよろしくね。

・・・以上、業務連絡。


さて、旅はいよいよ終盤です。

本日は福岡から阿蘇へと向かいます。

およそ200kmの行程ですが、高速ばかりですので、さほどの時間はかからないものと読んでおりました。

福岡市内の首都高速から九州自動車道を南下して、熊本を目指します。

朝も早いせいか空いた道路を、100キロ超の巡航で気持ちよく進んでおりました。

回りには、水の張られたお米の田んぼと並んで、見事に金色に光る麦畑が広がっております。

さすが麦焼酎の本場ですね。

と・・・高速の掲示板に、「南関~菊水間 通行止め」と表示されておりますよ。

なぬ?高速が通行止め?

やがて、渋滞の車の最後尾に追いつきました。

列の先を見ても、延々とつながっております。

再び電光掲示板に、「渋滞10km」とでてきました。

南関インターで一度降りても、一般道に車が溢れて、そこもまた渋滞しているのでありましょうね。

まして、日曜日の本日は、阿蘇地方の観光に行く人も多いのかもしれません。

つながる車は、ほとんど動かないままでありました。

それにしても10km・・・

途中で便意でももよおしたらどうするのよ?

そんな事を考えたあたしは、ホントはいけないんだけど、路側帯を走ることにいたします。

バイクならではの芸当です。

右側に並ぶ自動車の皆様に、「すみませんね」と心でお詫びしながら、スルスルと通り抜けたのでございました。

やがて南関の料金所を通過し、一般道に入りますが、予想通りここも大渋滞。

が、あるときは路側帯を、あるときは歩道をすり抜けて、つるちゃんはヒラリヒラリと進み続けるのでありました。

バイク、最高ッ!

やがて菊水インターに到着し、再び高速に乗り換えて、今度はスムーズに熊本インターへ。

ここからは一般道を東に走ります。

やがて・・・外輪山に囲まれた、阿蘇の風景が迫ってきました。

道は平らなのですが、遠くのグルリを外輪山が囲っています。

阿蘇ですね。

いよいよ大本命、高天原です。

走りながら、胸いっぱいにコロンをめぐらせてみましたよ。

そのうち阿蘇の山が眼前に広がってきました。

まずは、阿蘇神社です。



ここは農耕の神様が祀られております。

田んぼ同好会の初代会長としては、ここはしっかりとお参りしなければなりませぬネ。

どっしりとした神社でありました。

続きまして、そこから農道のような細い道を通って、国造神社



立派な神社で、天皇陛下の行幸もあったと記された看板をみましたが、いかんせん山の中で、大変静かでありました。

偶然なのか、社務所に宮司さんもおられずに、残念ながらお札とご朱印はいただけませんでした。

それでもしっかりとお参り。

さて、その後は阿蘇山の東側を抜けて、高千穂へと参ります。

かつてこのブログのコメントで、ちた屋さんが「やまなみハイウェイが素晴らしいですよ」と教えてくださいましたが、今回のルートではそこは通りません。

でも、たぶん阿蘇山に沿った周りの道は、どこも素晴らしい景色と気持ちの良い風を感じることが出来たのではないかな?

例えば、こちら ↓



天気にも恵まれたことが何よりですが、こんな景色がずっと続いて、本当に気持ちが良かったです。

つるちゃんと快適に走り、阿蘇山の東側を南に下る途中でお昼となりました。

まだまだ山の中の道は続いておりましたが、なぜかポツンと食堂が・・・

ほとんど回りに家はないのですが、不思議です。

好奇心を抑えがたく、突入。

それでも店内には、8人ほどがおりました。

カウンターに座り、人の良さそうな大将に注文。

チャンポンメンね

一人でやっているお店のようで、先の人から順番に作っていますから、「ちょっと待ってくださいね」と言われ、しばらく人の会話を聞いておりました。

会社の人同士の人の会話や、カウンターに座る別の人と大将との会話が聞こえてきます。

が・・・・

・・・

・・・

さっぱり、わからん・・・

何を言っているのか、訛りがすごくて理解不能ですた。

やがて、チャンポンメン登場。

ジャン! ↓


(どうもあたしは、食べ始めてから写真を撮ることを思い出すので、画像が美しくないですね。すみません)

でも、本場九州のチャンポンは、うまかったです。(長崎ではないけれど・・・)

それにしてもと思う・・・

周り5キロほどに、人家があるわけでもないのに、何でここに食堂が?

その後その店を出て、しばらく走って気がついた。

この周り5キロには、通る道がここしかありません。

そして、その店からほどないところに、農協みたいな所がありました。

あちらこちらで農業や畜産をしておられる人たちにとって、また、唯一の人が集まるであろう農協の皆様にとって、この食堂だけがかけがえのない食べ物屋さんなのね。

ある意味、独占企業

商売はおもしろいなぁと思いましたね。

さて、お腹も膨れて、いよいよ幣立(へいたて)神社へと参ります。

実はこの神社、あたしの地図に載っておりません。

それなのにどうしてここへというと、旅に出て二日目あたりに、敵Fからメールがありました。

エバさんが、(九州へいくなら、幣立神社に行きなさい)、と言っています

聞いたあたしは地図を調べてみますが、いくら探しても見つからず、わからぬものはしょうがないと半ば諦めておりましたのよ。

ところが、前日息子に会えたのが幸いで、息子のパソで調べてみたら、この阿蘇のそばにあることを突き止めました。

これは行くしかないでしょう!

ということで、ついにご縁だけで幣立神社へやってきたのでありました。

回りに何もない、駐車場さえない、山の中にポツンとあるお社でした。

先入観も何もなく、行ったら良いよとのエバさんの一言で来ましたよ。



鳥居をくぐり、参道の階段を登っていくと、やがて本殿正面に到着。

それまでは、何も感じなかったのですが、ここへ来るとなにやらゾワゾワと感じてきました。

あまり感じないあたしが感じております。

ムムム・・・なんじゃこれ?

形どおりお参りをして、ちょうどお祓いをしている方たちがいるお社の中をのぞいて、またまたビックリ!

写真正面の、鴨居にかけられた板に、

「高天原」

と書いてあるではありませんか!!!

調べてみるとわかりますが、高天原と検索しても、ある一点を指して、ここが高天原ですという文言は見当たらないのよ。

多くは、もっと広い地域、例えば高千穂という地域を指して、このあたりを高天原と呼びます・・・程度の記述になっています。

それがあなた!目の前にその文字がドーーーンと掲げられているではありませんか!?

先ほどのゾワゾワといい、この文字といい、あたしはわけもなく感激したのでありますよ。

そして、ただただ感覚として、「こここそが高天原である」と信じたのでありました。

ものすごいご縁でしたね。(他の人がどう思うかは知りませんが・・・)

それからしばらく、回りにもイワレのあるところがあるそうで、山の中を歩いてみました。



↑ これは、水を祀った小さなお社。

ここを発源として、日本海と太平洋の海ができているらしい・・・それもスゴイネェ。

残念ながらペットボトルを持っていませんでしたので、汲んでくることができませんでした。

今度機会がありましたら、この水を汲んで、あの人やこの人に渡してあげたいと思いました。(ちなみにあたしは、頭から水をかけてまいりましたよ)

充分に時間をかけて堪能しましたので、お札とご朱印をいただこうとしましたら、ここにはそういうものを扱っている場所がない。

偶然先ほどお払いをしていた宮司さんが、お社の中におられましたのでたずねてみますと、お札はお社を上がった所においてありまして、お金も勝手に置いていく様になっていました。

で、ご朱印は?と尋ねると、それはやっておりませんと言われます。

こういうところも、なかなかの神社であるなぁと感心したのでありました。
(何かわかりませんが、わざわざ人を避けているような雰囲気を感じたのであります)

エバさんの一言で、大変素晴らしい体験となりまして、そこを後にし、次は高千穂神社へ参りました。



立派なお社で、たいがいの人はここへ行くのでしょうね。

観光用の夜神楽も有名ですが、結局この日、あたしは見に行きませんでした。

観光用って、・・・ネェ・・・

それでも、良い神社でありましたよ。

巫女さんがあまりに可愛かったので、ツーショット。(ものすごく、バチアタリ)



それから、天岩戸神社へ。



そこから歩いて、天安河原神社へと行ってみました。



川に沿って、石が積み上げられています。

なんでも、石を積んで願い事をするのだそうな。

あたしは、お社でお祈りだけしてきました。

さて、こうして本日の予定は、無事終了です。

夕方になりましたので、本日の宿「高千穂ユースホステル」へと参りました。

体育館のようなつくりの宿でした。

ここも本日は、宿泊はあたし一人。

畳の部屋で、嬉しかったです。

そばにジョイフルがありましたが、それ以外に食べ物屋さんはなく、かと言って何か名物らしいものもなさそうで、結局コンビニで焼酎とツマミだけ買って、本日の夕食といたしました。
(お腹もすいていなかったので、食べなくても平気だったのね)

ここは若いご夫婦がやっていまして、広いロビーでチビ二人がドタドタと走り回っております。



ヒマなので、一緒に遊んでみました。

やがて夜も更け、山の音を聞きながら、眠りについたのでありました・・・


もうすぐ旅も終わります・・・続く


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする