心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

”怒り”から何を生み出すか?

2014-05-26 19:46:34 | 本のネタ
 最近、本気で”怒り”の感情が芽生えた出来事は何ですか?

 その出来事から”怒り”の感情以外に、あなたが得たものはありますか?


 怒りの感情が芽生えるということは、自分が大切にしている価値観・考え方に反する出来事だったはずです。

 ということは、その出来事を通して、自分でも気づいていない、自分の価値観・考え方を知ることができるのです。



 過去、わたしは車で割り込み運転をされた際、思いっきりクラクションを鳴らし、怒りの感情をまき散らしていました。

 ここで気付いた価値観は、他人に危険と感じさせる運転はすべきではない(人に迷惑をかけるべきではない)ということ。

 この価値観に気付くとともに、どういう運転を危険と感じるのかは、人によって違うことにも気付くことができました。


 つまり、割り込み運転をされたと感じて、相手に対する”怒り”の感情をクラクションで表現していたことは、わたしが危険と感じる運転をした、相手が悪い!と決めつけた考え方で、その考え方で発生した感情をクラクションを鳴らして発散しただけだったのです。

 もしかすると、相手は危険な運転をしたつもりはなく、空いている車間に安全に車線変更しただけなのかも知れないのです。

 安全な運転をしたつもりなのに、クラクションを鳴らされれば、相手だって”怒り”の感情に似たものが芽生えても不思議ではありません。

 結局、怒りの感情からは、怒りの感情しか生まれないので、自分が怒りの感情を持ち続ければ、自分の周りには怒りの感情を持った人が集まってくることになることは自明の理です。

 先人たちは、”類は友を呼ぶ”という6文字で、この真理を語ったのですから、素晴らしいですね。


 さて、最初の問いかけに戻ってみて、怒った出来事を通して、何か気付いたことはありませんか?



 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

親しき仲にも”離別感”〜家族にこそ、他人と同様の対応で!〜

2014-05-25 22:12:37 | 本のネタ
 離別感。

 この言葉の意味をご存じでしょうか?

 自分と他人は、別の存在であることを認識していること。


 言葉で書くと、当たり前に感じるでしょうが、意外なほどに離別感を持てない人が多いのが現実です。

 たとえば、熟年夫婦の場合、旦那さんは、帰宅したらお風呂に入り、冷えたビールで喉を潤しおつまみをいただく。

 こういう一連の流れを、毎日繰り返すことで、奥さまがすべてのことを理解してくれていると期待してしまうことがあります。

  『そんなこと、言わなくても分かるだろ!』と旦那さん。

  『そうですね、ごめんなさいね』と奥さま。


 しかし、この会話は、明らかにおかしいです。

 旦那さんが考えていることを、一から十まで奥さまが分かるはずがないし、そんなことが分かったら、メンタリストのDaigoさんが話題になるはずもありません。



 離別感の反対の言葉は、母子一体感といいます。

 これは、生まれたばかりの赤ちゃんが、お腹が空けば泣く。おむつが汚れたら泣く。というように、不満があれば泣いてアピールすることからきています。

 赤ちゃんだけでなく、成熟していない子どもたちは、両親(特に母親)をコントロールしようとするのが、母子一体感です。


 最近は、会社のお偉い方々も、母子一体感丸出しで、部下や関連会社の方々にいろんな要求をすることがあります。

 自社の経営が厳しいから、納期や価格を配慮して欲しい。

 これは成熟した大人の行動ではないことは明らかなのですが、世の中には横行していますね。


 池井戸潤さんが関連するドラマの視聴率が高いことを通して、この状況に対する苛立ちを感じている人が多いことを証明しています。

 ルーズベルトゲームは、どんな逆転があるのか楽しみですね。


 ドラマの世界でなく、あなたの近辺でルーズベルトゲームのような逆転劇は起こせそうですか?

 わたしは、、、




 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ほめて育てる?! それじゃ、ほめないと行動しない人間になる。。。

2014-05-24 20:20:27 | 本のネタ
 最近、本屋で”アドラー心理学”が話題になっている。

 アドラー心理学の一つに、叱られたり、ほめられて育てられた人間は、叱られたり、ほめられないと行動しない人間になる!というのがあります。

 これは、育児だけでなく、部下育成にも当てはまることです。


 現代日本の場合、このアドラー心理学に行き着く前段階の傾向が出てきました。

 叱る・ほめるためには、何らかの言動を起こすことが前提にあります。

 現代日本の教育が受験戦争により、たった一つの正解を求める傾向が強くなったことと、

 不正解することは恥ずかしいことという風潮から、正解が見つけられないことに対して、自分の意見を持つことができなくなっているのです。


 自分の意見に基づいた言動をしなければ、叱られることも、ほめられることもないのです。

 現代日本で起きているのは、他人と違ってもいいので、自分の意見を言い切る力が劇的に低下しているのです。

 これは、現代の若者だけに問題があるのでなく、学校教育制度や欧米の成果主義を真似ることで、社員教育を怠ったことにも、大きな問題があるはずです。


 一問一答のやり方に慣れ切ってしまった人間に対して、自分なりの意見を求めることには時間が必要でしょうね。

 これを待てるかどうかは、一年後を見るのか、十年後・二十年後を見るのかの視点の問題(=人間の器)に依存するでしょう。

 継続することが求められる会社・経営者が、短期的成果を求める気持ちも理解できます。

 昨日の林業の話ではありませんが、百年後を見て、今の行動を判断できる世の中に戻ることを切に願います!



 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

映画 Wood Jobを鑑賞し、未来に残す大切さを痛感

2014-05-23 22:16:28 | 本のネタ
 林業をテーマにした映画”Wood Job”を仕事帰りに鑑賞してきました。

 樹齢105年のたった一本の木が、80万円の高値をつけたことを知った、都心から研修生として赴任した若者が

  『この山の木を全て伐採して、売り払ったら、億万長者じゃないですか!』

 と発言したことを受け、林業を本職にしている人は

  『俺たちが伐採した木は、じいさんたち世代が植樹して、間伐を繰り返した結果、立派な木として売れた』

  『俺たちも孫の世代に残すための仕事をする』

  『自分たちが手掛けた木が売られるのを見ることができない職業なんだ』

 と発言したことを受け、ジーンときちゃいました。



 今さえよければ、自分さえよければという風潮に警鐘を鳴らすメッセージです。

 大きな映画館で、鑑賞者が9名ということで、大事なメッセージがどこまで浸透するか、、、

 わたしは、しっかり受け止めましたよ!



 あなたは、孫世代につながる仕事をしている実感はありますか?

 わたしは、、、 残念ですが、自信が持てません。むしろ逆のことをしているかも?!



 本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

『ありがとう』を何回口にしましたか?

2014-05-22 23:00:50 | 本のネタ
 『ありがとう』と言われて、気分を害する人はいますか?

 わたしは、『ありがとう』と言われたら、嬉しいです。

 きっと、多くの人もわたし同様、嬉しい気分になるはずです。



 では、本日を振り返り、ご自身で『ありがとう』と何回、口にしましたか?(もしくは書きましたか?)

 わたしは、最近、回数が減ったので、30~50回程度が続いています。

 日々、成長することを目指す立場としては、今日よりも明日、『ありがとう』を口にする回数を1回でも増やすことを目標にします。

 毎日、1%成長するだけで、1年後には別人に成長できるくらいに変化できるので、『ありがとう』の回数を一つのKPIにしてみます。



 あなたの周りで、『ありがとう』を多発する人に注目してください。

 その方は不幸に見えますか?それとも幸せに見えますか?

 『ありがとう』を多発する人が不幸に見えることはないので、万一、不幸に見える人がいたら、教えてくださいませ。原因を探るので。




 本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。