心とほんとの会話屋さん

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”怒り”から何を生み出すか?

2014-05-26 19:46:34 | 本のネタ
 最近、本気で”怒り”の感情が芽生えた出来事は何ですか?

 その出来事から”怒り”の感情以外に、あなたが得たものはありますか?


 怒りの感情が芽生えるということは、自分が大切にしている価値観・考え方に反する出来事だったはずです。

 ということは、その出来事を通して、自分でも気づいていない、自分の価値観・考え方を知ることができるのです。



 過去、わたしは車で割り込み運転をされた際、思いっきりクラクションを鳴らし、怒りの感情をまき散らしていました。

 ここで気付いた価値観は、他人に危険と感じさせる運転はすべきではない(人に迷惑をかけるべきではない)ということ。

 この価値観に気付くとともに、どういう運転を危険と感じるのかは、人によって違うことにも気付くことができました。


 つまり、割り込み運転をされたと感じて、相手に対する”怒り”の感情をクラクションで表現していたことは、わたしが危険と感じる運転をした、相手が悪い!と決めつけた考え方で、その考え方で発生した感情をクラクションを鳴らして発散しただけだったのです。

 もしかすると、相手は危険な運転をしたつもりはなく、空いている車間に安全に車線変更しただけなのかも知れないのです。

 安全な運転をしたつもりなのに、クラクションを鳴らされれば、相手だって”怒り”の感情に似たものが芽生えても不思議ではありません。

 結局、怒りの感情からは、怒りの感情しか生まれないので、自分が怒りの感情を持ち続ければ、自分の周りには怒りの感情を持った人が集まってくることになることは自明の理です。

 先人たちは、”類は友を呼ぶ”という6文字で、この真理を語ったのですから、素晴らしいですね。


 さて、最初の問いかけに戻ってみて、怒った出来事を通して、何か気付いたことはありませんか?



 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。