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親しき仲にも”離別感”〜家族にこそ、他人と同様の対応で!〜

2014-05-25 22:12:37 | 本のネタ
 離別感。

 この言葉の意味をご存じでしょうか?

 自分と他人は、別の存在であることを認識していること。


 言葉で書くと、当たり前に感じるでしょうが、意外なほどに離別感を持てない人が多いのが現実です。

 たとえば、熟年夫婦の場合、旦那さんは、帰宅したらお風呂に入り、冷えたビールで喉を潤しおつまみをいただく。

 こういう一連の流れを、毎日繰り返すことで、奥さまがすべてのことを理解してくれていると期待してしまうことがあります。

  『そんなこと、言わなくても分かるだろ!』と旦那さん。

  『そうですね、ごめんなさいね』と奥さま。


 しかし、この会話は、明らかにおかしいです。

 旦那さんが考えていることを、一から十まで奥さまが分かるはずがないし、そんなことが分かったら、メンタリストのDaigoさんが話題になるはずもありません。



 離別感の反対の言葉は、母子一体感といいます。

 これは、生まれたばかりの赤ちゃんが、お腹が空けば泣く。おむつが汚れたら泣く。というように、不満があれば泣いてアピールすることからきています。

 赤ちゃんだけでなく、成熟していない子どもたちは、両親(特に母親)をコントロールしようとするのが、母子一体感です。


 最近は、会社のお偉い方々も、母子一体感丸出しで、部下や関連会社の方々にいろんな要求をすることがあります。

 自社の経営が厳しいから、納期や価格を配慮して欲しい。

 これは成熟した大人の行動ではないことは明らかなのですが、世の中には横行していますね。


 池井戸潤さんが関連するドラマの視聴率が高いことを通して、この状況に対する苛立ちを感じている人が多いことを証明しています。

 ルーズベルトゲームは、どんな逆転があるのか楽しみですね。


 ドラマの世界でなく、あなたの近辺でルーズベルトゲームのような逆転劇は起こせそうですか?

 わたしは、、、




 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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