心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

閉ざされた世界が引き起こすことを知りたい方におススメの映画です。

2016-10-31 21:20:51 | おススメの映画
 カトリック教会の神父たちが、子どもたちへの性的虐待を起こした実話をベースにした”スポットライト”をおススメします。

 神父一人が性的虐待を起こしたことに注目して、取材を続けた新聞記者がいたのです。

 彼は、事の真相に近づくにつれ、一人の神父が起こした偶発的な犯罪でなく、組織的な犯罪であることに気づくのです。

 それも、組織ぐるみで犯罪に手を染めるのでなく、システム上の問題で必然的に犯罪が生まれるという構図を紐解くのです。

 一部のカルト集団や、他国からの情報を遮断する国が暴走するのと同じく、外部からの情報を遮断し、自分たち独自の常識・ルールを作り上げた結果、悲惨な歴史を積み重ねてしまったのです。

 途中で違和感を覚えた人もいたでしょうが、声をあげることができなくなったのでしょうね。

 集団に迎合してしまう人間の弱さ、集団になると暴走してしまう人間の恐ろしさを知ることができるおススメの一作です。

 悲惨な歴史を反面教師にして、同じ過ちを繰り返さない知性を持ちたいものですね。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。

無償の愛を送り続けた人が、どういう見送られ方を知りたい方におススメの映画です。

2016-10-30 17:36:29 | おススメの映画
 宮沢りえさん主演の”湯を沸かすほどの熱い愛”をおススメします。

 主人公の女性は、自分の娘たち(といっても、自分が産んだわけではない)に対し、無償の愛と厳しさを送り続けます。

 その愛情は、自分自身が末期ガンで余命2,3ヶ月と知ってから、とどまることを知らないくらいに溢れ出すのです。

 1年前に蒸発した旦那を探すために依頼した探偵のお嬢さん(3歳くらい)が、自分の出生と同時に母親を亡くしたことを知ると心からの抱擁で、安心感を与えます。

 自分の死後のことを気にかけ、娘の産みの母親に娘を会わせるために出かけた旅の途中で出会った青年の悩みに耳を傾け、彼にも心からの抱擁で生きる活力を与えます。

 このようにして、自分の幸せのことに注目するのでなく、周囲の人々の感情に耳を傾け、周囲の方々の幸せを願った行動を続けるのです。


 緩和ケアに入院した主人公に対し、主人公から無償の愛を受け取った人々は、自分たちに出来うる限りのお返しを試みるのです。

 最後のお見送り方法は、主人公の意志を尊重した素晴らしいものでした。

 自分が死ぬときのイメージをするのは、不吉なことだから避けたがる傾向にありますが、自分が死ぬことよりも、残される方々にどうなってもらいたいかに注目して生きれると意味ある人生になるのでしょうね。

 無償の愛を送り続けることが、何を生み出すのかを感じ取れるステキな一作でした。

 涙を流したいという方には、おススメの作品です。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。

本質を見失った組織の末路を感じ取りたい方におススメの映画です。

2016-10-29 18:15:31 | おススメの映画
 佐藤浩市さんが主演された”ロクヨン(前後編)”をおススメします。

 昭和天皇が崩御した昭和64年に少女誘拐殺人事件が発生したとの設定で映画は始まります。

 犯人からの脅迫電話の一回を警察が録音ミスしてしまい、そのミスの後、少女が死体として発見されるのです。

 この録音ミスを隠蔽する警察に対して、少女の父親は、自分が耳にした犯人の声を頼りにして、自分の力で犯人に行き着くのです。

 自分が父親だったら同じ行動がとれるだろうか、と考えさせられるとともに、自分が警察関係者だったら、こんな隠蔽を許せるだろうかと考えさせられました。

 何が大切で、何をすることが社会の役に立つのかを見失わないようにしたいものです。

 得てして、何をすると組織で評価されるのかということが主眼になることが多いので!


 佐藤浩市さんが演じる警察感のように、信念を強く生きようと誓った一作です。

 自分の挙動が、社会のためになることをしているのか、組織で評価されるためにしていることなのかを振り返る癖を持ちたいものです。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。

夢を実現するために必要なことを知りたい方におススメの映画です。

2016-10-28 20:26:47 | おススメの映画
 1974年にNYのワールドトレードセンタービル間にワイヤーを張って、綱渡りしたという実話をベースにした”ザ・ウォーク”をおススメします。

 人がやったことがないことをやりたい。

 それも自分が得意な綱渡りで!

 こんな夢を抱いたのは、フランス人青年。

 彼は、NYに建設中のワールドトレードセンタービルの新聞記事を見て、ビル間にワイヤーを張り、綱渡りするという『具体的な夢』を抱くのです。

 夢が具体的になった彼は、友人たちに夢を語って、協力してくれる『仲間を集める』のです。

 仲間が集まれば、次にするのは、『夢を実現する日』を決めます。

 実現するまでの間に数々の試練が降りかかっても、彼は『絶対に諦めないで、できる方法を模索する』のです。


 夢を叶えるために必要なことが書かれた本は、たくさんありますが、これほどまでに要素が凝縮された実話があるのかとビックリされました。

 『』で括ったことをやると、夢は叶うのでしょうね。

 自分ごとに置き換えたとき、『』で括る言葉を書き上げることができるだろうか?!

 この言葉を書き上げることができれば、人生は激変することでしょう。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。

真の友情に触れたい方におススメの映画です。

2016-10-27 20:38:05 | おススメの映画
 中井貴一さんが主演した”アゲイン”をおススメします。

 甲子園を目指し、県大会の決勝戦の前日、部員の暴力事件で試合を欠場した高校球児が、40代後半になり、マスターズ甲子園に出場するための試合に出ることで物語は始まります。

 暴力事件で決勝戦を辞退した学年は、マスターズ甲子園に向けた試合に参加することを拒みます。

 そこに表れた若い女性は、出場辞退を引き起こした選手の娘だったのです。

 いろいろなやり取りを通して、どうして暴力事件が起きたのかの真相が明らかになっていき、事件を引き起こした部員の真の優しさが浮かび上がってくるのです。

 しかし、その男性は、震災の津波で亡くなっており、同級生たちが直接声をかけることは出来ずじまい。

 自分が死んだとしても、守り通したいものがあるって、本当に凄いことですね。

 守ってあげたい人がいることの幸せに触れることができる素晴らしい映画です。

 ぜひ、ご鑑賞あれ!


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。