心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

温故知新ではないが、アナログ回帰の効果

2014-05-06 17:59:25 | 本のネタ
 ブログ同様、日課の一つにしているのが、手帳を活用した日記記載。
 パソコン全盛時代で、文字を書く機会が激減したことを受け、あえて逆流しています。
 日記、読書ノート、資料作成の下書きなど、ペンと紙を利用する頻度をあげていっています。

 効率化を目的として、ディジタル化が進んでいますが、3,4年前にアナログ回帰してから、独立して発生する出来事が、細い糸でつながった出来事であることに気付き始めました。
 この感覚をうまく表現できずに悩んでいたところ、一冊の本を見つけ、腑に落ちました。

 その本は、中司祉岐さんの”書くだけで自分が9割変わる”です。

 やることはいたって簡単。
 毎日の振り返りメモを、手書きで書き出すもの。
 書き出す内容は、その日に実施したことを箇条書き。
 箇条書きにして感じること・気付いたことを書くのです。

 書き出す時間は、一般人の集中力が持続する限界である、7分間限定。
 それ以上、長時間にしてもだらけるだけなので無意味。


 手書きで出来事を書くことで、気付きの力が強くなり、的確な課題抽出ができるようになる。
 そして、抽出した課題を手書きで書き出すことで、課題を客観的に捉えることができるようになり、シンプルに課題に向かえるとのこと。
 一番の効果は、出来事や課題を手書きすることで、脳の深くに記憶することができ、就寝中やリラックスしている時間などに課題解決のヒラメキを引き出す準備が完了していることです。


 振り返ると、3,4年前から手書きで日記記載する際、仕事で発生した課題などの悩みを
  ”どのようにしたら、解決できるだろうか?”
 という記載をしていたことを思いだしました。
  ”どうして、こんな悩みに苦しむのか?”
  ”なんで、こんな問題に巻き込まれるのか?”
 という過去に焦点を当てた記載にしなかったところがポイントです!


 1,000日以上、継続することで体感できることなので、共感を得られる人は少なく、文字化することが困難なことなのに、中司さんは非常にうまくまとめておられます。
 今の自分から脱皮して、新たな自分に生まれ変わることを、心の底から切望している人は一読の価値がある書です。

 ※この本との出逢いも、セレンディピティ(意味ある偶然)としか言えないものです。
  どのようにしたら、この感覚を文字化して、多くの人に分かりやすく伝えることができるだろうか?という新たな問いかけをしてみます!



 本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。