土曜のランチは、まったりと

我が家では土曜のランチはたいてい外食
長年住んだ池上線から引っ越した
横浜住人のまったりとした土曜のランチをご紹介

並木藪蕎麦(蕎麦) 都営浅草線浅草駅

2015-12-30 00:09:16 | その他
さて、今日は年末恒例の少し早い年越し蕎麦。更新が遅くなって日付が変わってしまいましたがご容赦を。今回伺ったのは東京三大蕎麦の藪、砂場、更科の内の藪。藪の中でも御三家と呼ばれる神田、並木、池之端から浅草の並木藪蕎麦さんへ伺いました。
    
今日はちょっと迷って開店の11時頃にちょうど到着。店頭には既に30人ほどの行列です。流石は1913年創業の老舗です。1913年と言えば大正2年、第一次世界大戦の1年前ですね。行列の最後についてすぐに開店し、先頭から次々に入店します。我々は第一陣のしんがりで入店することができました。
   
店内はテーブル席と小上がりの座敷席で全部で30席ちょっとぐらいでしょうか。第一陣が入ってもまだ行列は続いていますので相席です。我々夫婦は6人掛けのテーブル席に隣り合って着席しました。相席した方々はいずれもお一人様でお銚子を傾けながら蕎麦を楽しんでいます。メニューを見ると蕎麦のみでうどんは無し。丼物なども無いようでした。七味もおいていません。
   
私がお願いしたのは鴨南ばん\1,900-。鴨肉と鴨のつくねに葱もたっぷり。薬味に葱とわさびも付いてきます。まずはつゆを一啜り。濃いめのつゆに鴨の脂が溶け出してまろやかになっていておいしいですね。蕎麦は細めの二八で喉越しの良いもの。鴨肉は新鮮で変な臭みは一切ありませんが、脂身の所がちょっと固めですね。
女房がお願いしたのは天ぷらそば\1,800-。天ぷらと言っても海老天ではなく海老のかき揚です。かき揚げの具は海老のみですがプリプリでたっぷり、揚げ上がりもサクサク。女房もおいしいと満足です。
   
そして、もりそば\750-も一枚。もりそばを食べるとつゆが良くわかります。ここのつゆは私がこれまで食べた蕎麦の中で一番辛いですね。とてもどっぷり浸けられません。醤油が勝っていて甘味もほんの少し。わさびも溶かずに蕎麦に乗せて食べた方がいいですね。つゆをちょっぴりつけて喉越しの良い蕎麦を一気にすする、まさに江戸前の一品です。
江戸前蕎麦を堪能したちょっぴり早めの浅草雷門の年越しそばでした。
             
せっかく浅草まで来たので雷門から仲見世、浅草寺辺りをお散歩。この日は本当にいい天気。青空が綺麗です。そう言えば朝、池上線の御嶽山辺りで車窓から富士山がくっきり見えました。工場などは26日から休みに入っている所も多いようです。空気も綺麗になっているんでしょうね。ちなみに上の写真の最後の一枚は雷門の提灯の底の龍の彫り物です。
   
最後は、今日浅草で買った食べ物をいくつか。かりんとう饅頭にスイートポテト、メロンパン、そしてアップルパイ。かりんとう饅頭とメロンパンはおいしかったけど、スイートポテトとアップルパイはいまいちだったかな。

さて、年内の更新はこれが最後です。それでは皆様よいお年を。

店舗情報:
並木藪蕎麦
東京都台東区雷門2-11-9
03-3841-1340
雷門を真正面に見る通り沿い。雷門を背にして通りを進んだ右側。雷門から歩いて1,2分。
2015年12月29日(火)
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美々卯新橋店(うどんすき・和食>残念ながら閉店) JR山手線新橋駅

2015-12-27 12:59:46 | その他
さて、今日はランチではなくディナー。従って更新も遅くなりました。伺ったのは美々卯さんの新橋店。このお店は支店も多いので色んな所でランチを頂いていますが、このお店の代名詞とも言ううどんすきはまだ未食。美々卯以外のお店でうどんすきを頂いたことはあるんですが、今日はいよいよ本家本元のうどんすきを頂きます。
       
場所は新橋駅の日比谷口を出てSL広場へ。SLを右手に見て、先の通りをまっすぐ。最初の信号を渡って右に折れた少し先。6階建てのビル全てがこちらのお店です。流石に大正14年創業の老舗ですね。母体の料亭は更にその前、200年続いていたそうです。
  
今日は念のため6時半から2名で予約をして伺いました。1階の受付の横には待合席があり、もう既に数名の方が座っています。満員で待っているのではなく、席の割振り待ちだと思われます。予約している旨を告げると、すぐに3階の1室へ案内されました。こちらの部屋はテーブル席のみで4席7卓。お店全体では座敷、堀炬燵席有りで400席近い席数だそうです。この部屋では我々が口開けでしたが、すぐに7,8分の席が埋まりました。
      
この時期には毎年クリスマスディナーとして出かけますが、今年はもうクリスマスが過ぎてしまったので忘年会でしょうか。予約時にうどんすきコース梅\5,700-(税込、以下同様)と決めていたので、後は飲み物を選びます。私はキリン・フリー\520-で、女房は黒ウーロン茶¥500-で乾杯です。
   
まずは前菜三種盛合せが登場。つぶ貝、炊合せ、和え物と言った所です。炊合せには数の子や黒豆が入っていてもう正月気分?和えものはほうれん草としめじでクコの実があしらってあります。まあいずれも普通です。
   
次はお刺身三種盛合せ。内容は鮪、鯛、イカ。花穂紫蘇や菊花もあしらってあります。でもちょっと花穂紫蘇は花が開き切ってるなあ。最近、生魚がNGな女房も白身なら刺身も食べるようになりました。鮪だけは私によこして他は食べています。これもまあ普通ですね。
   
さて、いよいようどんすきの登場です。鍋が準備され、具もお重で運ばれてきました。お重の中の具は蛤、鶏肉、焼穴子、雁擬、湯葉、白菜、生麩、椎茸、大根、人参、水菜、里芋、餅、隠元。別のお重には太めのうどんも入っています。
   
そして、海老は活海老か茹海老かを聞かれますので当然活海老をお願いしました。するとこれも小ぶりの蓋付お重で登場。お重の蓋を開けると活海老が2尾、トングで押さえ込まれています。活海老の場合は、このトングで海老を摘んだまま出汁の中で押さえ込むそうです。やってみると結構海老が赤くなっても動いているのが伝わってきます。薬味はレモン、葱、もみじおろし、生姜。卓上の七味は山椒入りで結構辛いものです。
    
まず最初はお店の方が具とうどんを綺麗に鍋に並べて下さり、ぐつぐつ。野菜などは全て下茹でしてあるので時間はさほどかかりません。鶏肉に火が通ればOK。思い思いに小鉢に具とうどんを取り、薬味も入れていただきます。出汁は関西風の薄味、具の下処理は完ぺき。ありふれた白菜さえ、食べやすくておいしいです。里芋はトロトロねっちり、大根はジューシー。でも湯葉などの淡白なものは別にポン酢でも用意してくれた方がもっとおいしくなりそう。
第一陣では具とうどんを半分ほど投入して、残りの具はお重一つにまとめてあります。今度はこれらを自分で再度投入して第二陣。海老も鶏もおいしいですが、特においしかったのは穴子。脂が乗って味が濃くてまるで鰻のような味わい。女房は穴子と雁擬を絶賛。うどんは決して伸びること無く、いつまでももっちり。餅もトロトロで長ーく伸びてくれます。最後はオレンジと焙じ茶で締めて、あーおいしかった。ごちそう様。
お腹も一杯で心まで暖まった我家の新橋の忘年会でした。
    
   
ディナーの後は駅の反対側の汐留まで少し散歩。色んなイベントをやっていましたので写真をいくつか。上段のは人工雪を作っていて、それを浴びながら遊べるイベント。子供たちが大喜び。有馬記念のゲートは蹄鉄を型どっているんでしょうかね。

店舗情報:
美々卯新橋店
東京都港区新橋2-5-6
03-3503-3350
JR山手線新橋駅日比谷口を出てSL広場へ。SLを右に見て駅からまっすぐ遠ざかり、そのまま通りへ。しばらく行った最初の信号を渡り、すぐに右折。少し先の左側のビル。駅から歩いて3,4分。
2015年12月26日(土)
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パティスリー ラ スプランドゥール(洋菓子) 池上線久が原駅

2015-12-23 18:53:19 | 久が原
さて、今日は久々の豪華2本立て。クリスマスケーキの巻です。我家では特にクリスマスのお祝いはしませんが、クリスマスにかこつけてケーキを食べてディナーに出かけるのが定番です。で、今日はケーキを食べる日でディナーは今度の土曜の予定。まあケーキと言っても家族が少ないのでホールではなくショートケーキ。今日は蒲田に出かけたので蒲田で買ってもよかったのですが、引っ越して1年たった地元がいいだろうと言うことで伺ったのはラ・スプランドゥールさん。駅近のケーキ屋さんです。
   
場所はサミット横の線路沿いの道路を蒲田に向かって進んだビルの一階。横はヘアサロンで二階に空手道場が入っているあのビルです。久が原は何気に洋菓子屋さんが多くて駅を挟んでライラック通り側にここを含めて3軒、反対側の栄会商店街にも1軒あります。4軒の中で一番駅に近いのがラ・スプランドゥールさんですね。でも商店街の中ではないので知らない人は知らないかも。
       
クリスマスの季節とあって店内はすっかりクリスマス。ホールのクリスマスケーキもショーウィンドウに3種類ほど。ショコラフリュイルージュ\5,000-と言うのは苺たっぷりでおいしそう。フリュイルージュ\4,100-はとってもオシャレなデザイン。ガトーショコラ\3,800-はとても濃厚そう。あー全部少しずつ食べてみたい。
ショートケーキはまず、いちごノエル\650-(税込、以下同様)と言うのが2種類。陶器の器に入っていて赤いのと緑のもの。内容は同じで器が違うだけだそうです。他には3種類のみ。やっぱりこの季節はクリスマスケーキに注力するので普段より種類は少なくなるんですかね。焼菓子もサンタのパッケージなどでクリスマス気分。
   
ここで困ったのが女房のリクエスト。「苺ショートじゃなくてムース系がいい。」とのたまいます。店員の方に伺うと今日はムース系は作らないとのこと。そこで女房にはビスキュイ・デ・リス・キャラメル\453-を、私はいちごノエル\650-の赤い方を。キャラメルの方だけを食べてみましたが流石です。ここのケーキは前にも食べていますが、食べる度に思うのは手がこんでるなあと言うこと。費やした手間がそのまま味に反映されて複雑な味わいを生んでいます。おいしいなあ。夕食後に頂く予定のいちごノエルも楽しみです。

店舗情報:
パティスリー ラ スプランドゥール
東京都大田区南久が原2-1-20
03-3752-5119
久が原駅改札(2つの内どちらでも)を出て、蒲田に向かって左側の線路沿いのサミット横の通りを蒲田方面へ。しばらく行った左側のビルの1階。駅から歩いて1分。
2015年12月23日(水)
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蒲田食堂 壱番隊(食堂) 池上線蒲田駅

2015-12-23 15:57:07 | 蒲田
今日は天皇誕生日でお休み。先週の土曜に引き続き一人で蒲田へ来ています。用事の前にまずは腹ごしらえ。伺ったのは蒲田食堂さん。最近よくある地名+食堂を名乗るチェーン店ではなく正真正銘の個人店です。良くも悪くも昭和の香りたっぷりのお店です。
      
場所は蒲田駅西口のサンロードカマタ商店街。この商店街をどんどん奥に進み、アーケードが無くなった所に出現するのがこのお店。先週の土曜に紹介したうなぎの寿々喜さんへ行く途中にあります。駅前ではクリスマスケーキを売っていたり広場ではライブでクリスマスソングを歌っていたりしてクリスマス気分が盛り上がっています。それに比べてこの場末感がたまりません。先週、このお店を見つけた時、次は絶対ここだなと決めていました。
      
それにしてもこのお店、「めし処 壱番隊」とか「昔懐かし定食や 壱番隊」とか「おふくろの味 蒲田食堂」とか色々書いてあります。どれが正式名称なのかよくわかりませんが、そんなことはどうでもいいですね。サンロードカマタ奥の定食屋で充分でしょう。入口は何箇所かありますが、どこを入ってもカウンター席の後ろに出ます。コの字型と言うか台形のカウンター席のみで全部で10席ほどでしょうか。
カウンターの上には大皿のおかず類が並んでいます。とりあえずその中から鯖味噌と肉じゃがを選んで定食にしてもらいます。ご飯とみそ汁に切干大根、お新香が付いた定食がすぐに供されました。鯖味噌と肉じゃがは大皿から取ってそのまま。冷たいままです。でも冷蔵庫で冷やされている訳じゃないので抵抗なく食べれます。鯖味噌は小骨も少なくて普通においしいですね。私が肉じゃがと思ったのは鶏じゃがでゴロンとした鶏肉が2切れ3切れ。ちょっと濃いめの味でこれも普通においしいです。味噌汁の具は揚げと三つ葉でこれがいい感じ。味噌が濃過ぎないので三つ葉の風味が生かされています。ご飯も結構大盛りです。あ、ご飯とみそ汁は温かいですよ。これで合計\1,250-。レシートも無いのでお値段の詳細は分かりませんが、鯖味噌定食\900-に鶏じゃが\350-と言った所でしょうかね。
カウンターに座りこんだ60代後半のご主人と同年代の常連客の方の馬鹿話に耳を傾けてにやつく事もしばしば。カウンターの中ではおかみさんが相の手を入れながら仕事をしています。マニュアル対応のチェーン店では味わえない雰囲気を味わうことができます。これがいいかどうかは受け手次第。私は嫌いじゃないですよ、この雰囲気。
昭和の香りたっぷりの蒲田の食堂のランチでした。

店舗情報:
蒲田食堂 壱番隊
東京都大田区西蒲田7-63-4
03-3734-5060
蒲田駅西口ロータリー側へ出てアーケードのサンロードカマタ商店街へ。ずっと奥へ進み、アーケードが無くなった所の左角。駅から歩いて4,5分。
2015年12月23日(水)
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寿々喜(うなぎ・どじょう・川魚料理) 池上線蒲田駅

2015-12-19 15:54:19 | 蒲田
今日は久が原、蓮沼で用事を済ませた後、一人で蒲田でお買い物。その前にやっぱり腹ごしらえ。伺ったのは鰻の老舗、寿々喜さん。店名は旧漢字や記号を使っていて、ネット上では正しく表記できません。画像の店名をご覧ください。
        
場所は蒲田駅西口のサンロードカマタ商店街。池上線に近い狭い方の商店街ですね。この商店街をどんどん奥へ進むとアーケードも無くなって、昭和の香りプンプンの場末感(失礼!)満載の場所へと至ります。その一角左側にあるのがこのお店。昭和10年創業だそうですから今年で80周年ですね。
   
今日は11時40分頃入店。一階の店内はもう6,7割の入り。さほど広い店内ではありませんが座敷席もあり、席数は30席以上。その分、テーブルの大きさは小さく席間にも余り余裕はありません。二階にも客席があるようで、二階へ案内されているお客様も結構いらっしゃいました。
   
メニューは鰻にどじょうに焼鳥等々。鰻関係はうな丼\1,980-(税込、以下同様)にお重\2,290-、赤重\2,590-となっています。お重が並の鰻重で、赤重が鰻重上と言った所でしょうか。うなぎたたき御飯\3,200-て何でしょうかね?どぜう汁\280-なんてのもあります。
     
私がお願いしたのは赤重\2,590-。お吸い物、小鉢、お新香付です。さほど待つことも無く赤重が登場。鰻は小さめのが1尾分。写真で見てもツヤツヤですね。山椒をタップリかけていただきます。鰻はフワフワでタレは辛過ぎず甘過ぎずいい塩梅で見た目よりも上品なお味。おいしいですね。お吸い物は残念ながら肝吸いではなく、具は椎茸、鶉の卵に三つ葉。きっちり取られた出汁でこれがまたおいしい。椎茸はすごく身厚で生椎茸かと思ったら干し椎茸の高級どんこ。これはいいなあ。
冬の鰻を堪能した蒲田のランチでした。

店舗情報:
寿々喜
東京都大田区西蒲田7-63-2
03-3731-5239
蒲田駅西口ロータリー側へ出てアーケードのサンロードカマタ商店街へ。ずっと奥へ進み、アーケードが無くなって更に進んだ左側。駅から歩いて4,5分。
2015年12月19日(土)
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