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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

対峙したが退治できなかった…

2015-06-18 | 小人閑居して憮然
 隣接クループのビオトープに手を入れさせてもらえる事になり、その手始めに大きな漏水トンネルの埋め戻しを試みたが結果は惨敗…。とは言えその面に湛水はさせないから現在の水辺は大丈夫だろう。
 今回掘り下げて潰そうと考えた漏水トンネルは地上開口径40㎝大、地下空間はより広くて下へ斜行した穴になっている。この穴以外に近くには小生が落ちた穴も含めいくつかあったのだが湛水面としなくなったから影響はない。でも離れてこの面を見ると地盤が下がっているのが判る。それほど漏水しやすい地下構造なのだ。
 今回の穴も二尺ほど掘り下げてから埋め戻し鎮圧しようと考えていたのだけれど、周囲を削り始めたら地下30㎝のところに四方へトンネルが延びている。何のことはない「ハブトンネル」だった。それでも畳一枚ほどを掘り広げて「切りがない」と実感して追及は止めた。
 周囲の掘り取れる土を運んでこの面は高くする事で地上部の水が避けてくれるようにする心算である。
             開口部     ギブアップ途中終了

今日のとんぼ「オオアオイトトンボ」

2015-06-18 | 小父のお隣さん
 
上の池下手にオオアオイトトンボがいた。体色が鮮やかな個体だったので仕上がりを考えデジカメを出したのだがピンポイントに焦点が合わず背景ばかりにピントが合ってしまい、結局はケータイのカメラでの撮影となった。ケータイのレンズ表面は傷だらけで曇ったようになってしまったから光の方向によりボケるし暗く写る。頼みのデジカメはピンポイントの焦点が苦手だとせっかくのチャンスも無いと同じ気分。
 写真で見るより実物を眺めているほうが美しさが解る。

落花、狼藉はしない。

2015-06-17 | 感じるままの回り道
 せっせと一輪車で泥運びをしていると上などは見ない。掘り取りしている土の部分に鮮やかな色彩が見えたから手に取るとネムの花だった。確かにネムノキは頭上にあるが下がっている枝には蕾しかなく、それもまだ固い。
 ネムノキの萌芽は遅く、いつも枯れ木と思うほどであるが花は頭上で上を向いて開花するから気づくのが遅れる。樹冠の上部を眺めると花が散見できた。ソメイヨシノ風に言えば「開花宣言」を出せる。
  
  いくつか落ちている      大半は固い蕾

最初の一歩

2015-06-17 | 水辺環境の保全
 隣接するグループ大御所M氏が長年汗水入れ込んできたビオトープ、安定した環境にしたいから「手伝います」と折に触れて伝えてきたのだが叶わなかった。今回「高い部分を下手の畦補強に運んでも良いか?」と尋ねてみたらOKをもらった。80代半ばのM氏の楽しみのビオトープでもあるから余計な手出しは出来ないけれど、ようやく安定化への一歩を得た。ここは下棚2枚の様に浸食溝が何本も走っていなくて、見た目平坦な棚田跡だ。湛水は容易と思われるけれど現実の基盤層は大きな漏水空洞がある。耕作していた当時、牛が落ちこみ引き上げるのに難渋したばかりでなく、その後の作業に牛自体が嫌がるようになったと元地主から聞いている。
 数年前、何とか空洞を埋めたいと雨後出水時に土嚢袋を持ち込んで水の流入孔にスコップを立てたところ足元から陥没し腰まで落ち込んだ事があった。そのまま引きずり込まれれば「行方不明」になりかねないところだった。
 今回、その数か所も含め地盤を上げて水を寄せないように細工をする。とりあえずは地形を蔽い隠している草本を刈り払い集積した。これで掘り取る部分と積む部分がはっきりした。
           M氏のビオトープ       作業面刈り払い

今日のトンボ「アオミドロに産卵」

2015-06-17 | 小父のお隣さん
 見回り中に足元から飛び立った。飛び去る訳でもなく、そのまま集水路に降りた。鈍い小生でも「産卵中」だった事は直ぐに理解できたから静かに寄ってみたら案の定、水面の藻に降りて産卵している。シャジクモ等の茎のある水中の植物に産卵するのは毎度の事なのだけれど今日の相手は違った。
 名前の自信はないが記憶の中では「アオミドロ」と言っていた藻の様で、綿の様に水面に浮いていた。その一つに降りて腹部を水中に没して産卵している。水中の「茎の組織内」に産卵しているものとばかり思っていたけれど小生の早とちりのようだ。
 トンボの産卵形態で「空中で」や「水面で」などは少年期から知っていたけれど、水際の「樹皮」「苔」「泥土」などに産卵するのを見たのは水辺を造成してからである。今回は水面から水中植物体への産卵だが産卵対象がアオミドロなのは初見だ。

**西方焦土

2015-06-16 | 性向有毒の翁なれば
   深い闇無くて浅い思慮も無し

   首落とす輩は既に頭なき

   人として根源思考出来ぬなり凡庸思考の思考も停止

   既にもう人を廃してキャラとなりリアルゲームのリセット要員

   伐採着オレンジの服囚われてオレンジの服我服を脱ぐ

今日のトンボ「ヤゴの日向ぼこ」

2015-06-16 | 小父のお隣さん
 なかなか見る事もない水底のヤゴの様子。どういうわけか今日は良く見つかる。それもイトトンボの種類だ。たまたま直射光との位置関係が良かったのか撮影しても理解できる品質になってくれた。靴がズルッと動いたら目にもとまらぬ速さで消えて後は濁りだけ残した。
 雨上がり曇りの別の日の事、イトトンボの遅い羽化を覗いていたら水面にヤゴがいて逃げようともしない。「羽化のために浮いてきた」と推定したのだが、さて羽化開始の引き金は個体自身が引くのだろうか。全て自動的に進行するようでは危険すぎるし…。これでは昼寝もできん。
                  

畦作りの脆弱性

2015-06-15 | 小人閑居して憮然
 フイールド内で棚田に作付けしているグループに共通して「?」なのは「畦塗り」と言うより「畦の形成」に心乱される事だ。
 少年期だけとは言え田作業の経験や、中高年になるまでの知見で「出来るはず」と思える事が成り立たない。小生としては「自明の理」に思えるのだけれど一般論としてはそうではないらしい。理屈や道理は難しい内容でもないと思うのだが、これが常識的対応なのかもしれない。
 水辺の維持管理や補修に畦や堤の手入れは必須なのだけれど、結果は「理に反する」仕上がりなのである。写真の畦の成形はこれからなのであるが、右が小生が池にする田の底を掘り下げ畦を太らせた部分、左が隣グループが土盛りした側だ。小生は法面を作る様に土を寄せるのだが、他の大方は畦の肩から掘り下げて土を採るから畦は痩せるし崩れやすくしている。堤法面基部もこのやり方で掘り取られるので、そこから崩れていく事になる。
 畦の場合は台形を想定して土を盛れないのかと思うし、それは法面も同じで田圃に入ってしまう想定線をイメージ出来ないのかと思うけれど、構造に対しての「脆弱回避」や「安低構造」などは記憶に留まらず「盛る」の一点に集中する傾向があり、ここが歯がゆい。

ナメクジの横恋慕

2015-06-15 | 感じるままの回り道
 「ナメクジ許せない!」朝、出掛けから血圧が上がった。庭にいたジャコウアゲハの飛び方が重い。産卵する気配も無く逃げないから覗いて見たら翅の裏に何か付着しているではないか。トンボやマイマイカブリにダニの寄生は見ているがナメクジの寄生?は初めてだ。ナメクジなんてダニに比べれば大きいし、そのうえ動きも鈍い。そのナメクジに乗り移られるとは何とも頓馬なジャコウアゲハである。
 鈍いナメクジにくっつかれるとはこのジャコウアゲハは呪われたのか…、そう考え無理やり仲は裂かなかった。「触らぬナメに祟りなし…」。
 それはともかく、ジャコウアゲハの背に乗ってナメクジが冒険旅行をする童話なんてどうだろうか?。きっとベストセラーになる事・・・ありえんなあ。
   ナメクジ25mm      外した方が親切だったか?

ヤブヤンマの産卵

2015-06-14 | 小父のお隣さん
   産卵中       位置も変える
 普段はなかなかお目にかかれないヤブヤンマ。小生と出没時間と好みの場所が違い過ぎるからでもある。ヤブヤンマ御用達の池で産卵しているという情報をS先生から得て帰宅前に立ち寄ってみた。飛翔している姿もなく「居ない」と通り過ぎようとしたら水面上に現れた。どうも産卵していたようで立ち去る気配もない。
 そこで小生も動かず待ちの一手で見ていたら産卵を開始した。ケータイのアップでは小さく注意を払って接近撮影したのだがシャープな映像は一枚もなかった。デジカメは朝、自宅の池に来たオオカワトンボを撮ろうと電源を入れた途端にフリーズしてしまい玄関に置きっぱなし…。そろそろ自前のデジカメを購入せねば悔いの残る写真ばかりになってしまいそう・・・。
 ところでヤブヤンマの産卵場所だが、水辺よりいつも離れた場所で産卵する。孵化したヤゴは1mmにも満たないサイズと思うけれど、ずいぶん長い距離を冒険する事になる。今回、水際より50㎝はあったから、体長の500倍の距離のジャングルを走破するのか。驚嘆に値する。
 

*昼夜を問わず

2015-06-14 | 小父のお隣さん
      恋狂いホトトギス鳴く丑三つ

      ホトトギスまどろみ聞きつ朝は明け

      キョンキョンと鳴いて囲むやホトトギス

      逃げ隠れ出来ぬ音満つ棚田かな

      コジュケイは下から上はホトトギス

アマガエル?アオガエル?

2015-06-14 | 小父のお隣さん
   尻尾がある       隈取りは無い
 この時期、草むらの葉の上で目に付くカエル、個体によっては尻尾が長いものもいるし出っ張りだけになっている個体もいる。どの個体も黄色みの強い色で、体色はカエル、いえいえ変える能力があるだろうから騙されたくはないけれど同定が出来ない。眼の周りは黒くないからニホンアマガエルではないだろうと思うけれど、シュレーゲルは葉の上に鎮座おわしますなんて考えられず、モリアオガエルかと思ったり…。早い産卵からの幼体なら時期的には符合する。まあ、快適環境と思われているならどうでもいい事か。

堤の突き固め

2015-06-13 | 感じるままの回り道
 大中小の3枚の棚田を改修して田圃は大きい1枚だけにしたのだが、合わせて補修した田圃の堤の突き固めがようやく終わった。これで実質的な改修完成と言えるだろう。
 法面の叩きや畦上面の胴突きでの突き固めは年々しんどくなる作業だ。現役の頃は1日で済ました作業量も今では2日、場合によっては3日かけて行う。頑張ってみたところで「蔵が建つ」訳もないのである。所属グループの勢力圏ではないけれど個人的なつながりで侵入させてもらっている。まあ、お互い様、共存共栄みたいなものである。国際関係もこうでありたいものだ。
  突き固めた       今回作業地完成状態

脱皮殻のようだけれど

2015-06-13 | 小父のお隣さん
 拠点上り口で目に付いたフワーとした物体。毛虫の抜け殻に間違いないと思っているが初めての代物で微風でも転がってしまう軽さだ。毒はないだろうと思いつつも手で触れることは出来ず小枝で転がして観察する。
 幼虫図鑑で写真対照してみたが抜け殻と幼虫の写真では正確さがあるはずもなく「シロケンモン」か「リンゴドクガ」のような幼虫だろうと推測できたにとどまった。まあ、いつも通りだ。

棚田を池にしよう 4

2015-06-12 | 水辺環境の保全
 満水位になり一昼夜置いても支障の出るほどの漏水は確認されなかったし、畦高と水位の按配も出水時でも大丈夫そうだから水位は最初のオーバーフローの高さで決めた。次は堤の成形と突き固めだが、成形は造成時に多少とも靴で行っていたから残りは叩き板と胴突きで締める。
 歩いてぬからなくても胴突きだと少々緩い土の状態だった。もう少し土壌水分が抜けないと締まらないけれど、胴突きも叩き板での締めも1回で終わる訳でなく、乾燥具合を見ながら数回は行わないと…。一回分は1日作業で終了する量だが体力根気が伴わない。今日は半分でギブアップした。
    流入部の堤        池の周囲の叩き締め