トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

浮き上げ水槽の稚魚

2018-07-24 | 何よりの楽しみ
 タナゴの浮き上げ水槽に稚魚がいた。5匹しか数えきれなかったのだが気温も暑いし心も熱くなって天にも昇る、一つ間違えればダブル熱中症で危ない場面だった。
 タナゴとの付き合いは少年期のガサガサ以来なのだが稚魚は見た事が無かった。故に「タナゴの稚魚」と断言するには迷いもあって、それが今回的中した。

 こんな事にならぬよう、メダカに稚魚を食べられぬようにと母池からメダカを撤去したのだが1匹だけ捕獲できずにいた事は前回に触れている。この個体の卵かどうか不明だけれど、浮き上げ水槽に貝を移す際、一緒に移した金魚藻に付着していたと推定した。

 観察容器で稚魚を眺めても小さくて判然としない。知人は「メダカとは明らかに異なる体形」というから、撮影しプリントしてみた。間違いなくタナゴの稚魚、でなくメダカそのものだった。これで熱気は猛暑に酷暑にと変わり「こなくそ!」と罵声を上げたい気分。

 タナゴの群れに産卵管は認められないけれど、水底の貝には集まっているから「まだ期待できるかも…」と、根気3回目の貝の交換をした。熱帯夜が続き真夏日が続く気温が高いままの日々では水温を下げる算段など日よけをするくらいなものの、また3週間ほど池と水槽の貝を交代させ産卵を待つ。

 池の底層環境を貝やドジョウに合わせたいと荒木田土を初夏に加えたけれど、この結果、荒木田土の微粒子で水が澄まない。ウオータークリーナーのフイルターにも微粒子の泥で目詰りさせてくる。
 結果として適切だったかどうかの判断は出来ないままであるけれど、この暑い夏越しを切り抜けられれば良かったと言えるだろう。

       池に戻す貝         浮き上げ水槽に入れる貝

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