トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

我が家にアカボシゴマダラが飛翔した理由

2018-07-25 | 小父のお隣さん
 フイールドから帰り窓を開け板の間の敷きゴザの上で暑さに喘いでいたら庭に蝶が飛んでいる。一瞬は「アサギマダラ?」と思ったのだが色合いが濃すぎる。リンゴの葉に止まってようやく「アカボシゴマダラ」だと判明した。

 しかしながら飛来した理由が分からない。蝶が吸蜜出来る花はオイランソウ、フェンネル、ブッドレア、ヤマユリと開花しているが花には寄り付きもしない。故に吸蜜に来たのではないのは明白だったのだけれど理由も知りたいし撮影もしたいから暑い盛りに外に出た。

 ドウタンツツジの生垣に留まっているのを見つけて撮影したのだが、動きが産卵行動なのだ。「アカボシゴマダラはドウタンツツジに産卵する」事を発見した人物として名を残せる機会が来たのであった。
 ところがギッチョン、産卵したのはエノキの葉で、極めて当たり前の顛末だった。では何故ドウタンツツジの中にエノキがあったのかと言うと、鳥の糞の中にあった種子からの発芽に違いない。家の周りにはナワシログミ、アカメガシワ、センリョウ、マンリョウなど糞からと思われる発芽が見られるからだ。

 フイールドでもアカボシゴマダラの産卵も卵も見ているが、今回の卵は薄い青色だった。産卵直後だったからそうなのかどうか知る由もないけれど美しい色の卵であった。
 まあ、どちらにしても葉の量は不足するだろうから二齢程度になったらフイールドのエノキに引っ越しさせねばならないだろう。

             

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