口琴の伝統的制作方法は電動工具は使わない。すべて手作業で作り出す。
小生の手元に微細な加工を施す刃物があるわけではないが、暇つぶしに挑戦した。糸のこ盤で切り出すのとは異なり、加工を容易にするため竹材の厚みは薄くしたが、角の加工に細い平刀が欲しかった、
切り出しするのに彫刻刀とアクリルカッターを使い、ともかく写真の様に仕上げられるのは実証できた。音質は、まあ初回にしては上出来。もう50本ほど制作しているが、今もって振動が持続する口琴の理由は理解していない。
振動弁が薄くてヘラヘラするようでは用をなさないのは判ったが、良い振動には、幅と厚みの相関関係があるようだ。