フイールド、沢のどん詰まりにあるショウジョウバカマの群落で開花が始っていた。まだ数輪だけだったが開いた状態から数日前に開花が始ったとみてよいだろう。拠点の一画にも10株ほどが細々と生きながらえているのだがシイタケのホダ場にされ拡幅の影響と踏圧被害で減少傾向にある。野草を保護育成するよりは「花より椎茸」の感覚が勝ってきては保全も何もあったものではない。
群落については以前より半割丸太で木道を備えそこを歩かせるようにしないと潰される一方になるからと話はしているけれど、小生らの勢力範囲でも無し、それ以上の手出しは出来ないまま経過している。花を見物に来る人たちは開化株など目立つ株は踏みつけない様に注意しているだろうが発芽仕立ての小さな幼株に気が付く人は居るはずもなく、次世代の株は育ちにくくなり老化株だけが目立つようになった。まあ、それは里山保全活動を行う団体にも等しく言える事態であってどっちも風前の灯火に近いか・・・。