通例の水見回りと言えど夏季はトンボの確認に関心がいく。先日、複数の識別できない抜け殻のあったバッド水槽に羽化体がいたのだが翅の展開は不十分の上、濁ってカビに侵されているかのように見える。腹部の模様が見慣れないし同定の知識も持たないし撮影だけ行って後々S先生に同定してもらうつもりでいたら折よくSさんが見えたので同定をお願いしておいた。
翌朝、メールに「二度目の記録でルリボシヤンマでした」とあるではないか。貴重ともいえる二度目の記録が発生個体だったとは環境作りに精をだした甲斐があるというものだ。せっかくの発生個体なのだが既に飛翔できない翅であればいくばくも無く命の循環に組み込まれるはずである。
とは言え、先日に同じバッド水槽で見た複数のヤゴの抜け殻が今日の個体と同様に見えたからあわよくば複数個体が発生した可能性もある。この抜け殻の同定結果で確認できるはずだ。
この出会いに先立って三日月池で産卵個体を撮影したのだがヤブヤンマと思って観たものの体色からマルタンではないかと一旦は判断変更したがメスにしては茶系が少ないし翅の染め色も無い。腹部の茶色に注意が行くとギンヤンマに思えたのだがギンヤンマは連結産卵とある。
そこで気が付いた「あれはルリボシヤンマではなかろうか⁉」と。まあ、撮影した写真は暗い場所でもあった事とウシノヒタイの隙間からの撮影でピントが合ってくれず結局はボケた写真になったのだが色合いは確認できる。この品質でもS先生なら同定してくれよう。
更にその後、二つ池の沈泥分水部の壺の暗がりに産卵しようとしている個体がいて草付きの崖周辺を飛翔しているのでヤブヤンマかどうか分からなかった。しかしこの日、ルリボシヤンマの発生を確認できた事でルリボシの可能性も出て来た。姥捨て山は謎と夏草で満ちていたのだった。
羽化したものの飛翔は叶わない
翌朝、メールに「二度目の記録でルリボシヤンマでした」とあるではないか。貴重ともいえる二度目の記録が発生個体だったとは環境作りに精をだした甲斐があるというものだ。せっかくの発生個体なのだが既に飛翔できない翅であればいくばくも無く命の循環に組み込まれるはずである。
とは言え、先日に同じバッド水槽で見た複数のヤゴの抜け殻が今日の個体と同様に見えたからあわよくば複数個体が発生した可能性もある。この抜け殻の同定結果で確認できるはずだ。
この出会いに先立って三日月池で産卵個体を撮影したのだがヤブヤンマと思って観たものの体色からマルタンではないかと一旦は判断変更したがメスにしては茶系が少ないし翅の染め色も無い。腹部の茶色に注意が行くとギンヤンマに思えたのだがギンヤンマは連結産卵とある。
そこで気が付いた「あれはルリボシヤンマではなかろうか⁉」と。まあ、撮影した写真は暗い場所でもあった事とウシノヒタイの隙間からの撮影でピントが合ってくれず結局はボケた写真になったのだが色合いは確認できる。この品質でもS先生なら同定してくれよう。
更にその後、二つ池の沈泥分水部の壺の暗がりに産卵しようとしている個体がいて草付きの崖周辺を飛翔しているのでヤブヤンマかどうか分からなかった。しかしこの日、ルリボシヤンマの発生を確認できた事でルリボシの可能性も出て来た。姥捨て山は謎と夏草で満ちていたのだった。
羽化したものの飛翔は叶わない