トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ニホンアカガエル産卵した!

2021-02-09 | 小父のお隣さん
 9日、トンボ池で氷盤の下にニホンアカガエルの卵塊8個を確認した。地拵えの道具運搬に先立ち、脚立を先に運ぼうと通り過ぎる時に目に入ったのだ。痛くはなかったが意外だったのだ。と言うのも産卵は下旬ごろと思っていたし、トンボ池より二つ池の方が可能性が高いと思い整備をしてきた。トンボ池も年明けに産卵予定区域の除草を済ませたが、それはヒキガエルのためだった。アカガエルは想定もしていなかった。

 とは言え大きな卵塊8個では祝着至極に尽きるという物で、脚立は放り投げ踵を返して杭、ロープ、掛け矢を運んでロープを張ったのだった。産卵区域至近の水際は例年、踏み潰されて裸地にされてしまう。その度に注意をしていても新たな年の産卵となると同じ事の繰り返しなのだった。
 改善させるわけでも無く「気を付けます」の一言さえも言ったことが無く、あろうことかある寄り合いで「あのグループは煩い事ばかり言ってくる云々」という発言を聞いてプッツンしてしまった小生なのであった。「これは実力行使しかない」と腹を決めて排除の選択を伝えてある。そうはいっても聞き耳も持たない輩なのでロープも張っておく、と言うことにするのだ。
 少なくとも「環境教育」を標榜しているNPOなのに「環境負荷」さえ考慮も出来ない活動現実は理解し難い。まあ、名前の通り「非営利組織」なので環境に利ある営みをなどはせず痛める事は当たり前なのであろう。そう思って納得している。

 それはともかく、今期の卵塊は幾つまでカウントできるかが関心事になってきた。昨季は30までいかなかったと思うが、今期は30の大台になると嬉しい。
 ネット情報の中に自宅から尾根一つ越えた西側の水田地帯にニホンアカガエルの生息地があったことが記載されている論文を見つけた。ただ既に造成されて産卵場所は消失して生息地とは言えなくなったとも記載がある。自宅近くにそんな場所があったことなど知らなかったのだが、まあ、転入してきたよそ者だからしょうがないと言えばしょうがない。それでも一カ所を増やしたのだからよそ者と言えども地域貢献はしているだろうて・・・。

              

植え床の準備

2021-02-09 | 今日は真面目に
 年が明けたのはつい先だってと思いきや、既に立春も過ぎてしまった。そろそろ苗の準備もしなくてはならない。突端台地に昨年はフジバカマのポット苗を50ポットほど定植したが開花には至らなかった。自宅庭のフジバカマは繁殖しすぎて株分し客土しないと衰退に向かってしまう。

 そこで早春早々に掘り上げ株分しフイールド突端台地に定植する事で庭の過密は解消し、フイールドには新たなフジバカマの群落がお目見えする。昨春、拠点登り口の窪地に竹チップの堆肥を一輪車で投入し開花株のフジバカマとオミナエシ、ホトトギスを植え付けた。風当たりの弱い環境だからチョウ類の吸蜜や鑑賞には良好な場所だと思ったからだけれど、やはり威之志士様の跋扈蹂躙は避けられず、花が咲き始めるころには大方が掘り返され、今では一株さえ片鱗も無い。
 竹チップの堆肥で埋め戻しを兼ね植え床を用意したのが誤りの初めなのだが、近くには採土出来る環境は無いのだった。まあ、しかるべくして斯様な結果、当たり前田のクラッカーであった。

 今回の植え床の準備は耕運機で耕転しネザサの地下茎を断ち切り排除しておくことにあった。突端台地はアズマネザサの藪だった場所で全面刈り払いを行い、その後、数年間にわたり再萌芽して来るのを刈り払いつつ元の稈が腐るのを待った。そしてようやく果樹を何本か植え、四つ溝柿などは収穫できるまでにはなったものの根茎は健在でネザサ刈りはかかせないし「果樹園」風では「環境保全」とは言えずボタンを掛け違えてしまいそうだ。

 そこで食草園とは別にチョウ様ご一行の「Go to eat」の場所を環境を変えて用意してみる気になったのだ。日当たり良好だが突端台地という地理的要因で風当たりは避けられないけれど、水辺周辺のそれらより威之志士様の跋扈蹂躙に遭う機会は減るはずだ。昨春に定植したポット苗は何とか悪戯されずに一夏を過ごせたから、ネザサの根茎をあらかじめ取り除いておくことで植え付ける草本も健全に育つ、はずである。

 今回は昨春に定植したフジバカマの外側も一周耕転しネザサの根茎を取り除いた。これでフジバカマが外側に進出する一助になるよりも、ネザサの地下茎が侵入する出鼻をくじく緩衝地帯にするつもりだ。今回、耕転した範囲の外周部は豆トラの耕転幅だけ植え付けをせず残し、時折は耕転する事でそれを達成できるだろう。