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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

* 猛暑に妄女、妄想・暴走もう嫌や・・・

2025-08-06 | 温故痴新

           にがにがしいつまで虚仮を噴きのとう

          にがにがしいつまであらしふきのたう    宗鑑

 

           またかまたかよばかり先割れ二枚舌

          これはこれはとばかり花の吉野山      貞室

 

           腹立つや厚顔めでたき恥の華

          春立つやにほんめでたきかどの松      貞徳

 

           告発の果てもキャアロの面しょんべん

          凩の果はありけり海の音          言水 

 

           道理さえつくばはせけり君が腫る

          かぴたんもつくばはせけり君が春      芭蕉

 

           百条や信義無しには議もすがら

          名月や池をめぐりて夜もすがら       芭蕉

          

           首長は首があるうち無茶を振り    トロル孤爺

           溶け具合どこの選挙も露わなり     トロル孤爺


猛暑日はLAN,LAN,LAN

2025-08-05 | 感じるままの回り道

 猛暑日が続く。7時過ぎに出かけ10時には帰宅の算段をしつつ作業の消化を図りたいと思っていたも8時頃には30℃の気温になる日ではとてもとても熱中症のリスクを無視して作業には出かけられない。とは言えPC作業で資料の完成を試みようとしてもPCのある二階の寝室にはクーラーが無いのである。であるからして自宅軟禁中はリビングで過ごし就寝時は階下の一室で寝る事になる。二階と一階の室温差は2℃から3℃ほどあり特に寝室は西日が射す事もあり就寝時刻でも33℃程度と、とても使える部屋ではないのである。であるから早朝、日の出前の短時間にPC作業を済ますのだが、これだとまともな資料作成の時間は取れないのだった。

 そこで想ったのはリビングと2階のデスクの間に光ブロードバンド前の配線が残っていて、これを使えばリビングでPCを使えるのではないかと閃いて接続に必要なRANケーブル1.5メートル2本を購入して来た。ところが「使える」と思っていた配線の端子が全く異なり合わないのが判明する。このケーブルを通してメールにアクセスしていたのでRANと思っていたのだが全くの別物だったのである。結局は全てRANケーブルに置き換えなくてはならず再度出かけて15mのRANケーブルを準備した。壁面を伝い概算では12mで可能と思ったものの購入してから「足りない」では泣きを見るので15mにしたのである。

 壁面の隅を通す      ドアの一部を切り欠く

 まあ、結果的には12mで良かったのだが食卓でPCを使う以外にリビングで使う事もあろうかと納得を強いて長い部分は丸めて壁掛けしておく。ケーブルを壁に這わすのはニップルで止めれば良いだけの事なので容易ではあるが2カ所のドアを抜ける部分が加工が必要で結果的にはドアの一部を削らねばならなかった。ランケーブルではなくWi-Fiを使えば必要のない工作だけれどWi-Fiを導入する程の投資の必要もない孤爺の日々なのだ。かくして冷房のあるリビングの食卓でPCの作業が出来るようになった。資料作りにネットにつなぐ必要はないしブログ投稿にはスマホでも可能なものの涼しい場所で何時でも操作閲覧できるのは快適である。

 


エノキ林は高刈り

2025-08-04 | 今日は真面目に

 熱帯夜であってもこの頃は「涼しいもんだ…」と深夜から日の出までは窓を開放しておけば快適に感じる。しかし日の出とともに日射が届けば気温はうなぎ上り、と表現したいところなれどウナギはグングンと遡上するのであるかどうか疑問が残る。また「鯉の滝登り」は使えそうで立身出世にしか使わないし耄碌した身には判断に迷うのである。とは言え最低気温が27℃台でも出立したい7時過ぎには30℃に達してしまう猛暑日の連続ではいきおい蟄居謹慎せざるを得ないのである。

 それでも寸暇を惜しんで、まあ、寸暇と言うより寸価か寸稼を惜しんでフイールドに出向く。短時間でも作業を行えば少しでも片付くし自宅軟禁を続けるより意欲の減退は押さえられる。何より帰宅した後のシャワーと昼寝が「極楽極楽!」なのである。とは言え目先の欲求に惑わされずともおっつけ「極楽」は万人・全人・命あるもの形あるもの全てにやってくるのである。それはともかくとしてエノキ林林床の高刈りを終えた。時間的には大した事も無いし他人様から見れば「ここも草茫茫!」としか思われない処理なのだがヌスビトハギやキツネノボタンの花穂を狙っての刈り払いである。孤爺的にはこれでも「さっぱりした」感覚があるのだ。

 一般的には行わない高刈りであるけれど林床内の草本を棲み処とし食事処としている生物にはほとんで影響を及ぼさないはずである。この高さでなく坊主刈りを行ってしまえば林床の生物の生活拠点を奪う環境テロを行ってしまう事になる。生物多様性は絵に描いた餅や演説、文章だけでは達成できないのである。生活とは縁が無くなった里山を保全していくのにも考え方や手法の多様性があってしかるべきなのだがそこが漠然としているまま「保全もどき」で里山が荒れていくのは寂しい限りだ。

     

 


転回地は頭刈り

2025-08-03 | 今日は真面目に

 猛暑日が続く中、とは言え自宅軟禁ばかりで済むはずもなく気温が30℃に達する前の一時を選び刈り払いに出かける事になる。そのためには7時過ぎには自宅を出て10時頃には帰宅するしかないのだった。当然、作業時間も短いものの一所懸命に行う事でも無くリスクを避けた一所賢明な作業が望まれるのである。

 日照の十分なところは当然草丈も伸びているものの、まずは日陰の部分からの作業である。今回の作業部はフイールドの最奥で先般、車両の進入・転回が可能なように路面を補修した先の平地だ。上の池の水位を上げるためにオーバーフロー部の改修が必要で用材も周囲から調達したいから、その作業場所としても資材搬入のためにも使いたい場所なのである。公園や農地でも無い場所であるし生物生産緑地の一画でもあるから坊主刈りは行わない。刈り高はオオバコやクローバー、はてまたフユイチゴを刈らない高さで実施した。刈り払った大半はキツネノボタンやヌスビトハギの花柄や果柄で種子の充実する前に刈り払って抑制するためである。

 低草類は温存しているからニホンアカガエルやアマガエルの幼体の棲み処と食料は温存される。コオロギやバッタ等の小昆虫類も坊主刈りによる環境テロに遭わずに生きてていけるはずである。

     

 


ネザサの範囲は芝生刈り

2025-08-02 | 今日は真面目に

 8月初日は猛暑日から始まった。最高気温37℃を記録したし予報も猛暑日でもあったので7時過ぎに家を出て10時頃には帰宅する段取りである。この方法だと作業時間は十分とはならないまでも出立時刻の気温は28℃前後で帰宅時間の10時頃は32℃前後となり、この範囲だと何とか作業続行は可能だ。昨季の被害積み残しの影響で今期作業に影響はあるのは致し方なし、痛し肩あり、てなもんや三度笠・・・。

 泥浚いは先送りして今期に植栽した幼樹の世話を優先して刈り払いから開始する。写真の場所はマテバシイを植えた場所なのだがネザサの繁茂が著しい。年間2回の刈り払いを行って抑制しているものの根絶は不可能である。3本のマテバシイを定植したのだが日当たり良好では無くて活着はした様子だが生育は悪い。とは言え陰樹であるから数年して根茎部がしっかり育てば生育良好になるはずだ。冬季に作業が一段落した段階で周囲の立ち木を何本か除伐する予定なので、今期よりは来季の日照は良くなるはずである。

 さて、2尺ほどに延びたネザサを刈り払ったのだが以前のように密集して生えている感じでもなくなったからネザサの株元に刈り刃を突っ込み切断し他の植生は概ね温存する刈りかたをする。とは言えネザサの繁茂した領域でかつ日陰ともなれば草本の生育は思わしくはない。「ネザサは憎し」と坊主刈りしてしまえばネザサにダメージを与えられるものの他の草本はそれ以上のダメージを受けてしまうから、どうしても選択的刈り払いと刈り高の維持は必須なのである。

     


猛暑の日々

2025-08-01 | 小人閑居して憮然

 猛暑日が続く。さすがに日中は軽く冷房を使わないと身体が持たない。冷房室温28℃だと少々寒く感じるし29℃あたりが快適温度だ。しかし就寝する頃には外気温30℃を下回るので窓開放で階下ではしのげるものの二階の寝室は34℃もあるし冷房も無いから階下で就寝する事になるが窓開放のままだと未明には寒さを感じ夏掛けを用いて丁度良い。

 さてグリーンカーテン用に蔓を伸ばした3本のキュウリ、7月半ばまでは食べきれないほどのキュウリを実らせたものの後半には樹勢も衰え瀕死状態になった。早朝に水やりしても日中には萎れてしまう。この繰り返しをしつつ遂に1本は枯れ死状態になった。おっつけ残りも同様な道筋だろうけれど日差しを遮る用を成さなくなればリビングは焙られるのである。そうなればよしずをぶら下げねばならないだろう。夏作用の野菜と言えどもこの猛暑下では青息吐息の果てお陀仏となるのである。

 郷里も高温に見舞われその上、降雨が無く水田の酷い水不足が続き出穂期で水は必須の頃合いなのだが地割れ乾田と化した水田では米の収穫は望めないだろう。近県の山形県や福島県、宮城県などの米どころも多かれ少なかれ水田の水不足が酷いとも聞くと今秋のコメの収量は大幅に低下し価格は更に高騰するだろう

 主食用を増やしたとはいえ昨季の収穫量を望める希望は無く米価沸騰は目前となったと言って良いだろうが、まだこのことに触れた記事は出ていないようだし近年、水田ではなく乾田でも無く腐田と化した永田では相変わらずウンカにまみれメタンガスを放出しているだけのあり様では言うべき言葉もない劣化の象徴でもあるが、このアシカキやヨバイグサに席巻された永田の環境かつ段階は地球温暖化と同じく自らメタンを発生し水田雑草を育成増殖させているだけの田であるがゆえに解決の知恵も意志も持ってはいない。

     


今度は猛暑の日々

2025-07-31 | 感じるままの回り道

 今日は7月末日、既に本年も残りは4割程度であるが既に過ぎ去った前半部分は今までにないフイールド保全への支障が続いたのだった。昨秋の豪雨災害で水源地は大きく損なわれ独力復旧は無理な状態でなんとか行政の支援で復旧させたいと考えたものの「農業用水としては廃止の設備」との理由で脚下。とは言え農業用水では用無しと言えど「環境保全の用水」として、お少水程度であっても県下の両横綱を凌駕する生物生息密度が実現したフイールドの水域に必須の水なのであって「老骨に鍼打って復旧せねば・・・」と正月4日から復旧の掘削を行う事三ヵ月、ともかく取水升の手入れを行なえる状態にまで設えたのだった。しかしこれで孤爺の泣き所「腰痛再発」で半月のブラブラ病、活動再開するも積み残しや先送りせざるを得なかった作業に今期定例作業が加わった結果は、更に「老骨に鍼打って、湿布貼って、灸据えて」の手太楽となった。

 この、てなもんや三度笠となれば腰の弱みに負けてはいられないけれど、やっぱり負けて、その上奥歯の歯根部が折れて抜歯、こんなことで更なるブラブラ・グタグタ状態、それに加えて熱中症警戒アラート継続中ではおちおちフイールドに居残る訳にも行かず、結局は例年に増して作業が遅れているのである。朝の涼しい時間帯に1時間でも作業を行ないたいと思うけれど9時頃には30℃に達しなんとする上昇ぶりでは朝日が当たるだけでも焙られている感覚がする。で、自宅軟禁状態になるのであった。自宅にいるから庭の草取りでも行えば「お化け屋敷」を返上できそうだけれど日射と気温を考慮すると心が鈍る。


少しだけ安心材料

2025-07-30 | 水辺環境の保全

 連日33℃前後の最高気温が続いている。寝室にしている二階の部屋は壁や天井まで温まっているからとても生活できない温度になってしまった。結局は階下で寝る事になるのだが未明は25℃程度を記録するとバスタオル1枚では涼しすぎて夏掛けを持ち出して来た。それはともかく熱中症警戒アラート発表が続いている気温ではフイールドでの活動は遠慮しているものの気になるのは水域の状態である。断水が無くても漏水が発生すれば1日で干上がる危険な気温と日射では折りにふれ水見回りを行わねば取り返しのつかない事態も発生してしまう。

 そんな思いで吐水口での流量測定と水見回りに出かけた。22日に排砂バルブを開放し吐水量の復活を試みたものの良い結果は出ず、エンジンポンプでの強制排砂を行わねばと判断したものの腰痛発生中であればエンジンポンプを抱え河原を往復するなどはとんでもない行為でもあるし腰の安全ために先送りにしたのだった。それから気にしつつも一週間のご無沙汰を返上し出かけた。

 まずは吐水量測定を行うと26リットル/分と出た。これはほぼ最大吐水量に等しく、まずはホッとしたと言う処である。水域周囲は夏草の繁茂が最盛期で頭刈りをしなければならないし、今期に植えつけた幼樹周りも坪刈りの必要がある。今日は予定があってフイールドには出かけないものの、明日からは午前の早い時間帯で作業を進めないと後々が大変になる。まあ、草丈が伸びている事もありキリギリスの鳴き声があちらこちらから届いてくる。昨季には無かった広がりなので「草叢」を作ってきた成果でもあろう。


随分小さい・・・

2025-07-29 | 小父のお隣さん

 「誰もいない海…云々」の歌い出しは誰だったか名前が出て来ない。まあ、それはともかく誰も来ない山に行っても蝉の声だけが満ち溢れている。取水地の再三再四の埋没にこの暑さだからと復旧を急いだあまり腰痛再発となった。取水地も孤爺の腰も通年警戒情報出っ放しであるから致し方ないのだが猛暑下に送水量の減少は頭が痛い。とは言え必要な作業は「お控えなすって!」状態であるからして熱中症警戒アラート発表中であることから「やむを得ず」で誤魔化しておくが、見回りしたって身体を使えない現状では見回りも無駄だけれど、やはり折々には気配りは欠かせない。

 この日も暑くて、濡らして気化熱で冷やす帽子に水を含ませるためにフイールドの蛇口に行った。水道風ではあるが沢の水なので飲用には出来ないのだが手洗いや身体を冷やすには使えるのだ。「さて」と見回りを始めようとしたときにままごとセットのお椀の中に黒い虫が浮いている。「もう死んでいるだろう…」と掬い上げたら脚を動かすではないか。指に載せればしっかりとつかまって来る。よく見ればどうもコクワガタのメスのようだった。フイールドにはカブトムシ類も何種類か生息してはいるが捕獲して種類を数えるなんて事も行わないから正確な種の数は判らない。

 この少し前に、夏休み行事の一環で小学生のグループが通っていて後姿は見えていたものの追いかけて見世物にするのもおっくうだし、そのままクヌギの幹に移して終わった。「カブトムシはいない」なんて認識はしてはいないだろうけれど実物を見せればおっつけ捕獲に訪れる輩も出るはずで、そういう点からも露わにはしたくない気持ちもあるのだ。


取水部の復旧

2025-07-28 | 水辺環境の保全

 暑さ厳しき折り、水切れはご法度である。であるから何をさておいても取水機能の維持を図らねばならなく、熱中症警戒アラート発令中であろうと作業には出向かねばならん。てなもんでこの日も掘削一路、放水路から掘り下げる事にした。放水路の底を掘り下げないと取水升の在る箇所の水位が下がらない。升を覆う笠型フイルターは掘り出せるものの升内の泥土を浚渫するに腕が底まで届かないのである。泥浚い用の笊を掴んで肩口まで水に突っ込んでも取水管口程度までしか届かず、その下に沈殿している砂泥の浚渫はかなわない。

 暑さが暑さだけにのらりくらりと行いたい作業なれど水域のリスクを考慮するとそうもいかず、結局は孤爺自身にリスクが及ぶ作業になってしまう。たまたま娘が孫たちを連れて帰省中なのだが「たまには骨休めに温泉に…」と誘われたものの現実的な選択肢ではなく丁寧にお断りしたものの「どうせまた同じことの繰り返しでしょっ!」と呆れられてしまった。確かにそうであって自転車操業・水商売はそれに尽きるのであるけれど「余人をもって代えがたし」なら良い方で「余人」すらいない現状では孤爺たるもの毎週、鍼治療に通い、毎日湿布とお灸を欠かさず熱中症のリスクには配慮しつつ作業を続けねばならないのである。

 さて、排水路の掘り下げも基盤層なのでスコップではほんの少しづつだ。一通りスコップを入れてからジョレンで均しつつ、くし削る事を繰り返し、取水堰上端面より水面を10cmほど下げる事に成功した。これで取水升内の泥土を浚い採る事が可能になるのだが姿勢が窮屈なので息が上がる。まあ、ここまでに至る間にスコップで砂礫を取り除きフイルター部を露わにするまでで既に息も上がり腰の黄色信号が出ているのだった。狭い防砂枠囲いの中にしゃがみ、長靴の中に水が入らないように、尻が水に浸からないようにと気を配りつつ取水升内の砂泥を掬い採るのは窮屈できつい。

 例えれば水棺桶に頭部を下げて屈葬された姿勢だけれど、それでも馬力をあげて作業した結果、取水升内の泥土の半分は取り除けたが、次回は柄杓を使い底浚えまで行わねばならない。その後、二カ所の排砂バルブを順次開放し管内の排砂を実施し吐出量測定を行えば復旧のルーティンは満たせるのものの排水路の法面や掘り上げた砂礫の移動が必要なのでまだ作業に通わねばならない。ああ我が人生、骨休めやくつろぎの時間は棺桶に入ってからなのだろうと汗を拭くのだったが、サンコウチョウの鳴き声に癒される谷間でもあった。そして我が腰は水シャワーの後に湿布で癒される・・・。

 写真を眺めつくづく実感するのは「よくもまあ、この量を掘り上げたもんだ!」に尽きる。正月四日から意を決してスコップとジョレンで掘り下げ進んだ結果であるが水路の両側は大きな堤となってしまった。このような量の砂礫流下の防止作業を上流部で行いたいもののフイールドの作業積み残しも多いし涼しくならないととても着手出来ない。かくして年中無休、腰痛休業の日々が続くのであった。老いてなおますます盛んの発起かな!お粗末。