TV番組「美の巨人たち」が、800回スペシャルを記念して、
「ルネッサンスの巨匠対決」というテーマをやっていた。
ダビンチ、ラファエロ、ミケランジェロの3巨匠の「聖母子対決」。
同時期に聖母子を描いたその作品を比較していて興味をそそられた。
まずはラファエロの作品。
ダビンチの聖母子
ミケランジェロの聖母子
それぞれに傑作と言われているが、個人的には、ラファエロの描く聖母子の顔は今ひとつ。
まだ、初期の頃の顔立ちで、端正すぎて、いまひとつ美しいとは思わない。
ミケランジェロも、この人は、彫刻でこそいかんなく才能を発揮する人物だと思う。堅苦しい。
ダビンチの描く聖母子も、実は、下描きの顔の方が凄いし美しいと思ってしまうのだった。
この顔が一番好きです。とても美しい。
いずれにしても、16世紀に3人の大天才が出現したのは驚きべきことですね。
誰が一番すごいか?と問われたら、やっぱりダビンチになるのでしょうが、
誰の作品が一番好きか?と問われたら、ラファエロになるのかなあ・・難しいですけどネ。