このマンガは、「夏子の酒」の一コマだ。
最終巻の一番いいシーンである。
夏子が、心の底から追い求めていた幻の酒が完成し、
生涯の伴侶も得るという・・最高に幸せな時に見た酔夢である。
この世には、夢や目標があって生きる人と、
そうではなく、ただなんとなく生きている人がいる。
どうせ生きているなら、なにか目標があったほうがいい。
そのほうが楽しいし「生きがい」もあると思う・・。
ゴールまでたどり着けなくても、それはそれでいい。
なんとか少しでも前に進もうとする、その歩みそのものが大事なのだ。
自分がやっている弓道だって、どこまで昇っていけるかわからない。
範士になれたらいいとは思っているが、それはもう夢のようなもので、
今の調子では、教士七段だって難しいかもしれない。
弓道の先生になって、学生たちを教えたいというのが願いである。
復帰してずっと巻藁だけをコツコツやっているけど、
弓の射も、「夏子の酒」の酒作りと同じで一夜には成らないのだ。
辛抱強く、我慢を重ねて、コツコツやっていくしかないのである。
美人画も、まったく亀のようにのろのろと進めているわけだが、
まだまだ多くの人の心に響くような美しい絵が描けているわけではない。
やっぱり、自分のような超のんびり屋が、なにか成し遂げるには、
最低でもあと30年くらいは、生きていないとダメなんじゃないかなあ~と思うのでした(笑)
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