手の内。

曇り空なので、少しためらったが、弓を引きに出かける。

案の定、弓の稽古中に、ドザアーーッ！！と降ってきた。


３時終了の予定だが、「まだ引き足りない」と８名が残って引かれる。

俺は、稽古着から着替えて「見取り稽古」に切り替えた。



会長にお願いして、射を近くで見せていただき、

今日のテーマだった「手の内」について質問した。

手の内は小さく力まないでいることが肝心だとか、いろいろ教わった。

日本語には「手の内は見せない」という言葉もあるくらいで、武道でも重要なのだ。




今日も、数名の方のお名前を憶えた。もうだいぶ憶えたなあ～。

でも、この支部はたくさん人がいらっしゃるから、まだ半分くらいだ（笑）。


ちなみに、今日初めて話した子は、S女子大で心理学を学んでいた。

かわいい子だが、そ・・そうだったのか・・・！！



雨が降るだろうとわかっているのに、稽古に出かける俺って、案外マジメだね。

弓を引いた後は、気持ちがスッキリするから、それがいいんだよねぇ～。

バーナード・フュークス展に行く。

　　　



渋谷「Ｂｕｎｋａｍｕｒａ」で、バーナード・フュークス展が催されている。

雨の日だったが、昨日（金曜）、出かけて行った。


これは、水彩画家の林真理さんに教わった展示会だが、

マリさんに教えたのが、油絵画家の長野剛さんということだ。

お２人とも、イラストレイターとして存分に活躍しておられるが、

まあ、ＭＩＸＩの情報ルートとはありがたいものだ。



絵を見てきた感想は、抽象的なのに、なんとも「存在感」があって驚いた。

なんて言うんだろう・・光と影の交錯する実に惹きつけられるリアルな世界があった。

ノスタルジックな情景あり、切迫感のある場面あり、言葉では表現できない。

なんであんな絵が描けるのだろうか・・・不思議です。



ギャラリーに1時間はいたと思うが、じっくり見た。

気に入った絵（上の絵）は、1枚が２７万くらいもした・・（笑）。



ノーマン・ロックウェルとは、また違うリアルさがあるんだよなあ～～。

あっちは、漫画的なデフォルメも加えて、存在感を高めてみせたが、

こっちのは、抽象的にして光を当てたり、雄大な自然と対比することで存在を際立たせる。

まあ、なんといっても巨匠です。





・・・帰り道、ドンキーに寄って、いろいろ買い物をした。

あそこは本当に面白いものが売ってあるもんだ。


ラーメンを食べた後、さらに、回ってる寿司も食べたが、食べ過ぎた・・（笑）。

あまり渋谷は行かないので、たまに行くと新規開拓したくなるのだ。



いろんな意味で、お腹いっぱいになりました。＾＾


http://www.bunkamura-ichiba.jp/shop/item_detail?category_id=67002&item_id=252434

雨に濡れても。

弓道場に行く時は、ポツポツと雨が・・・。

「まあ、大丈夫だろう」と自転車を飛ばした。



木曜は、稽古時間が６時間と長いので、午後４時ごろには、大半の方が帰られる。

５時まで残っていたのは、会長さん（教士七段）と、M田さん（五段）と俺の３人だけだった。

外では雨がシトシト降っていたが、集中して引けた。



会長さんから、今日は、いろいろ教えていただけたが、

やはり、我流でやっていてはダメで、指導は請うべきだな～と思う。


３人だけだったせいか、おもむろに、お褒めの言葉も頂戴した。

「筋がいい・・変な癖もないし、会（かい）も適度に持てている」

おおーーうう！！嬉しいお言葉だ。＾＾



「よくぞ、ここまで・・君に教えることは、もうなにもない！」

「秘伝の書は君のものだ・・！！」

「君は、１００年に１人の天才だ！！」「どうかワシの娘を貰ってくれ・・」

・・などとは、決して言われなかった（笑）




帰りは、かなりの雨に降られた。

傘はさしていたが、雨に濡れて、背中も膝も冷たかった。


お腹が空いていたので、つけ麺が美味しい。
ケーキが美味しい。お茶がまた美味しい。むふむふ・・。

「ジェシィの店」

ダメだ・・どうしても笑ってしまう・・（笑）。

「ハートカクテル」は、昔好きなことは好きだったけど、

アニメのジェシイはどうにも笑えてしまう。

なんなんだ、お前は・・・・！！





許してくれ、ジェシイ・・。

君は、きっと、とても素敵ないい奴なんだろうけど・・。

凛として。

弓は、こうして引いたら最高だという、

そういうイメージはあるのだが、

射場に立つと、なかなか思うようにはいなかい。


また、そこが、努力のしがいがあるところだ。

弓は、シンプルゆえに奥が深いのだ。


今日は、「会（かい）」がそこそこ長く持てていた。

丹田呼吸から、吐く息が出来始めた。

その意味では、成長している。



射場では、自分との対決だ。真剣勝負だ。

だから、一本引き終えたら「はあ、はあ」言ったり、「ふう～～うぅ」と言ったりしてる（笑）

休憩で、お茶など飲んでたりする時には、ジョークをかましているが、

弓を持つと、とたんに気が引き締まる。

今日は、そんな気合のはいった充実した稽古だった。




そう言えば、I藤さんという４段の女性の方が、

紫の羽織を着て、稽古されていたが、凛（りん）としてなかなかにいいもんだ。

お茶しながら、いろいろ褒めたら「なにも出ませんよ（笑）」と言われた。

ニコニコして親しみやすい感じの方だが、なんとも言えない気品が漂う。


武道の中では、弓道が最上の位にあるとされているが、

その弓引きが、日本的に最も高貴な色とされる紫色の和服を着て、

射場に立つ姿は、まったくもってりりしい。まさしく「凛」！



さあ、また明日稽古に行くかな。一歩一歩前に進もう。