とうとう見つけちゃいましたね・・。
探せばあるんですね・・
大学時代に、京都のライブハウスによく行ってましたが、
すべては、このフロマージュの音楽を聴きたいが為でした。
磔磔(たくたく)、拾得(じっとく)、サーカスサーカスとかですね、
京都には、(昔は酒蔵だったというような)雰囲気のいいライブハウスがあって、
しかもフロマージュは、とても美しい音楽をやっていたんです。
好きな連中とつるんで、本当によく通いました。
自分は「オンディーヌ」という曲が好きで好きでしょうがない。
コレさえ聴ければいいというような感じで・・(笑)
でも、新曲が次々出てきて「岸辺のない海」とか「極致」とか・・。
それもとても良かったんです。
ヴォーカルの東沢学さんの美しいこと(笑)、そのフルートの美しいこと、
ギターの真下さんの泣きギターの素晴らしいこと、キーボードはもちろん、
ドラムの谷口さんも、本当に良くてしびれていました。
大学時代が終わり、京都を離れてから縁遠くなっていましたが、
You Tubeにちゃんと彼らの音楽があるんですよね。びっくりです。
このCDの「オンディーヌ」よりは、ライブで聴いてたほうが好きです。
甘く美しく、ロマンティシズム溢れる官能的とも言える名曲です。
CDを録音した当時のメンバーの資質や、音源の問題もあるのでしょうが、
それでも「月に吠える」は、名曲ですね。こんないい曲を作っていたんですね。
「岸辺のない海」は、いつもライブの最後に演奏される曲で、
照明を落としたライブハウスで、この曲のラストの透明で美しいフルートを聴くたびに
「ああ・・今夜のライブももう終わるんだな・・もっと聴いていたいなああ・・」と切なく思っていました。
この頃のフロマージュが、自分にとってのベストメンバーだったかも・・・。
今夜、このCDを見つけて聴いてましたが、あの頃の自分と同じように、
いつの間にか部屋を暗くして、目を閉じてうっとりと聴いていまして・・。
「岸辺のない海」のラストは、CDでは、49分40秒あたりからですね・・
最後のフルートの音色に耳も心も澄まして・・もう涙なしでは聴けないところです。
悲しくも美しい・・そしてロマンティシズム溢れる最高のロックバンドでした。
01. エクスタミネーション
02. インスピレーション言語学
03. 極致
04. オンディーヌ(CDでは15分20秒から)
05. カラー・ヴィジョン・ナイト
06. 月に吠える
07. 岸辺のない海