陸奥九十九(むつつくも)とは、かなり変な名前である。
だが武道家系統には、こういった数字のつく名前が時々出てくる。
柔道小説では三四郎、柔道漫画では三五十五(笑)
2020東京オリンピックでは一二三という柔道選手が実在する。
ちなみに、その阿部一二三(ひふみ)選手は金メダリストになった。
将棋では、加藤一二三さんもいる。💦
前置きが長くなったが、この漫画は総合格闘技系のバトルものである。
千年の歴史を持つ陸奥圓明流という人殺しの技を使う主人公。
絵は意外とシンプルだが、内容は武道や格闘技好きを充分に満足させる。
刃牙とはまた違った超人願望を満たしてくれる漫画なのだった。
ちなみに陸奥九十九は、作中で、兄を含めて人を二人殺してしまっている。
人殺しの技の使い手なので、行くところまで行けば仕方がない部分ではあるが、
そんな主人公にも、ちゃんと彼を理解し嫁になろうとしてくれる女の子がいる。
それは少年漫画風のライトな絵柄ゆえに無理なく成立している気がする。
彼の必殺技は四門。究極のスピードと変化を兼ねた凄い代物だ。
なんにしても好きな作品であります。はい。