
MIXIでマイミクになった日本画家のTさんの個展に行ってきた。
銀座にあるギャラリーで、けっこう遠いな~と思っていたが、そうでもなかった(笑)。
このTさん(女性)は美人画を描いておられる。
美人画といえば、普通、男が描くものだという固定観念が、
俺のどこかにあったのだが、そうではなかったようだ。
日本画で、描かれた美人画は、キレイなもの、かわいいもの、エロティックなものと、全部で65点もあった。
まずは、この数に感心したが、一年かけて、これだけの数を描いたというだけでも凄いと思う。
日本画の長所は、まず淡い色彩が非常に美しいことだ。
微妙に金色の顔料も混ぜてあって、学べるところも多々あった。
女性は、細かいところまで精妙に描く、きめ細かさを持っている。
そういう感性は、やはり、自分にはないものだな~と思った。
なにより、とてもいい刺激になったと思う。
こうやって、正統派の美人画を書く人物が、自分以外にもいるんだ!という喜びがある。
そういう絵描きさんに出会えただけでも嬉しい。
初対面は、なにかと緊張するものだが、今日の俺には、緊張のかけらもなかった(笑)。
これは、ネットで片言ながら会話してるせいではない。
同胞に出会えた歓びのほうが、はるかに大きかったからなのだ。
自分も美人画を描く人間であり、その自分の力量と比較したり、学べるものがあればと常に心も前向きだった。
ピカソが自分の個展に現れると、その画家は恐怖したというが、それは自分の技法が吸収されてしまうからだ。
もちろん、そこまではいかないが、今日は、俺も、相当鋭い目で、作品群を眺めていたと思う。
作品から伝わる美意識、線の一本一本から伝わる感性、エネルギー・・様々に感じるものがあった。
今日は、本当に、Tさんからいろいろなものを頂いて来たように思う。
もちろん、Tさんも、発展途上にある絵描きさんなので、これから、またさらに精進を重ねていかれる事と思う。
絵はいい。美人画はいいものだ。
美少女を描くことで定評のあった、おおた慶文さんの個展も感じるものがあったが、
今回のTさんも、最近にない素晴らしいものを心にいただけて、今日はとても感謝している。
★絵は著作権があるため、失礼して、Tさんの過去の作品の一部分を載せています。
流す音楽もじぶんで手がけたいですね!!
個展て、そういうことができるわけで・・。
でも、絵につりあわない値段をつけると、1枚も売れないことがあるようです。
名前が売れていれば別ですけどね。