疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

「祇園へ」 京都時雨旅 8

2015年06月23日 | Weblog








京都2日目の夜は、祇園の旅館に泊まりました。

祇園のど真ん中にある老舗旅館です。


けっこうなお値段でしたが、これも経験です。

仲居さんも品良く、京会席料理も美味しかった。









早めに風呂に入って、6時半にはご飯も食べて、いよいよ祇園へ出陣!!

舞妓さんを写真に撮りたい一心です(笑)


実は、大阪の姪が、なんとも運のいい事に祇園で働いていて、

「一力(いちりき)ってあるから、そこで、夜の7時から9時ごろに待ってれば会えるでー!」

と聞いて「よーし!一力だな!!行ったるぞーー!!」と奮い立っていました。




場所がよく判らなかったので、宿の女将さんに「一力ってどこですか?」と聞くと、

女将さんは、多少驚いた感じで「一力に行かはるんですか!?」と。

「ええ、まあ」と答えると、サラッと地図を書いてくださいました。

さすがに祇園には詳しいなと思ってたら、それはとんだ勘違いでした。



実は、この「一力」・・・後で調べてわかったんですが、

祇園で最も格式の高いお茶屋さんでした。

東京で言えば、銀座ナンバー1の高級クラブ?みたいなものです。

そこへ行く(遊びに行く)と言って、出かけていったのであります。






ここがその有名な「一力」ですが、若い女性の2人組がすでに張っていました。

張っていたというと刑事みたいですが、カメラを持って待っていたんです。

しかも、この2人は、スペインから来た2人組で、言葉がまるで通じません。

ただ「スパニッシュ」という単語だけが理解できました。



それでも、時折姿を見せる舞妓さんを撮って、その写真を「見せっこ」しているうちに、

すっかりうちとけて仲良くなってしまいました・・(笑)

舞妓さんや芸妓さんの写真は、実はあまりいいものは撮れませんでしたが、とても楽しかった。

姪の情報は正しかったれども、舞妓さんは、じっとしていてはくれませんでしたね。









そうこうしているうちに、華やぐ祇園の夜は更けていきました・・。

タクシーから降りて、大手を振って「一力」に入っていく恰幅のいいサラリーマンもいました。








スペインから来た女性2人は、もう撮れないと思ったのでしょうか、

笑顔で手を振って「サヨナラ」の合図をしたら、京都の夜の街のどこかへ消えて行きました。


確かに、もう時間的に無理かな・・思ったので、鴨川へと歩きました。

対岸では、にぎやかな宴の席がどこまでも続いています。





ここで、「待てよ」・・と思いました。

宿の女将さんは、「一力」で遊んで帰ってくると思っているらしいから、

あんまり早く帰ると、妙に思われるんじゃないか?と・・。

それで、宿の門限の11時近くまで、鴨川を散歩して帰りました









ちなみに、泊まったのは、祇園の老舗旅館の「離れ」の部屋です。

本館から中庭をはさんで独立しており、とても静かで良い部屋でした。



さて、京都最終日は、嵐山・・嵯峨野の竹林を見て終わる筈でしたが、

ある寺の仏像を見たことで、あまりにも深い感銘を受けたのでした。







コメント (2)
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