映画「日本一の若大将」は、若大将シリーズの3作目だ。
BSで毎週やっているので、追っかけるように見ている。
あまりの時代の違いに「なんだこりゃ!」と爆笑しながらも、
いつの時代も若者の追いかけるものは変わらないな~と、それなりに楽しんでいる。
加山雄三は、高度経済成長期にさしかかる頃の映画スターなのだが、
なにしろ顔が濃いし、男性ホルモンをむきだしにするかのように、胸毛がさらに濃厚でむしゃむしゃだ(笑)
時々、胸毛にうずもれて顔が見えないのだが、それが加山雄三なのだ(←ウソです)
一歩間違うと、ゴリラか猿人かと思うくらい、なにもかもが濃過ぎるので、
そこだけでもうあきれるというか、俺は見ているだけで体力を奪われそうになるのだった・・
それでも、昭和の青春を完全無欠に謳歌するこの主人公には、爽快な魅力があったりする。
映画のクライマックスには、決めるところは必ずカッコよく決めるし、
頼まれたらイヤとは言えない男気のあるさっぱりした性格もけっこう面白いので、
時代が流れても、「若大将は永遠だ」とか言う人がいるのも判る気がする。
全部で17作も作られたというから、よほど人気があったのだろう。
途中から、大学生から社会人になったサラリーマン若大将になるが、それも見てみたい。
たまに「若大将」が「バカ大将」に聞こえる時があるが、俺の耳がどうかしたのかもしれない(笑)