疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

「巻藁3年」ですか。

2014年10月13日 | Weblog


昨日の稽古も、ひたすら巻藁である。

ひたすら、射の矯正に努めている。


離れの瞬間に、弓手の小指薬指を開いてしまうこと。

会における妻手のわずかな緩み・・などが課題である。




弓手の悪癖の原因は、弓を大三で握り締めてしまうからだ。

弓を、中、薬、小指でギュッと握ってしまうために、最終的に指を開いて離すということになる。

従って、弓返りのスピードもないのである。これではいけない。


これを矯正するには、虎口と小指の付け根の3点で押すという「手の内」をマスターしなければならない。

他は、ふわふわというか、力は要らないのだ。

それに努めて、手の内を一から作り直しているのである。




また、会における妻手の緩みだが、これは、手首に力がはいっているのが原因で、

妻手は、肘で引いていかなければいけないのだ。

要は、「弓手の指と妻手の手首」のそれぞれに「無駄な力がはいっている」のが原因なのである。



あと、右足の踵が、ほんのわずかだが浮くので、右肩が微妙に上がったようになる。

これは、胴作りが、途中から微妙に崩れているせいだ。

それも注意すべき点である。それを今の課題としている。





弓道には『巻藁3年』という言葉がある。

ゆるぎない基本を体にしっかり根づかせるには、それくらいかけてもいい。

範士八段の方で、巻藁を20年続けたという話もあるそうだ。

20年というと、とんでもない年月だが、それくらいやっても損はないということである。



また、毎回、動画撮影して射をチェックするということも、決して悪いことではあるまい。

弓道を科学するには、動画こそが最適であり、

自分でどう引いているのかが見れるのだから、動画は一番良い「反省材料」になるのだ。

野球をやっていたせいか、そういったフォームチェックの重要性は充分判っている。




まあ、うちの道場で、巻藁だけの稽古を「やめろ」という人はいないし、文句を言う人などいないから、

自分で納得のいくまで、とことんやってみるつもりである。

的前で、射法を修正しながらやるような器用さはないので、ひたすら地道に巻藁稽古を積んでいこう。






昨日、アクセス数1118PVでした。ありがとうございます。






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今日の稽古

2014年10月13日 | Weblog


相変わらず、巻藁で稽古です。

午後3時半に行って5時半まで。2時間けっこう引いた。


今日は、先日あった地区審査(無指定~四段)の結果を聞いた。

うちの道場からは、10人ほどの合格者が出て「豊作」だったようだ。




中でも、I佐さんが、四段に合格したのは朗報だ。

うちの道場から見に行っていたK村さん(五段)が「あれじゃ通らないよ」と本人に言い、

審査を受けたI佐さんも、二本中てたけどダメだろうなあ・・と思っていたら、

しっかり合格していたというからおもしろかった(笑)


まあ、特に変な癖もない素直な射だし、二中というのが評価されたのかな。

夜の稽古にもまじめに来ていたから、I佐さんの努力が実ったわけですね。




さて、自分は、巻藁でいろいろマスターしたく頑張った。

悪い癖を修正して、正しい射法を体に覚えこませようとしているわけで・・

それには、一回できたからOKというわけじゃなくて、

頭が真っ白になった状態でも、体が勝手にやってくれるくらい叩き込んでおかないとダメなのです。



新人さんに「的前で引かないんですか?」に聞かれたが、

「いや・・学校で言えば、自分はまだ幼稚園なんだ」と返した。

実際、手の内から作り直してるんだから、その程度だろう。

あと、妻手も・・まだまだ無駄な力を使っているのだった。未熟!未熟~~っ!!



なんというか「急がば回れ」で、腹をくくって地道にやろうと思う。

自分は亀である。亀は空を飛べないから、地ばたの道をのそのそ行くしかないのである。










コメント (2)
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