開かずの公園裏で

　　　　　　　閉園中の公園の駐車場は200台以上あるのにたったの4台




　　　　　　　ど真ん中にドカンと・・軽じゃドカンとは思えないけど・・




　　　　　　　マスクをずらし駐車場を横切って




　　　　　　　昨日撮り損ねた紅梅に急ぎ足で向かう




　　　　　　　青い空に色薄めの紅梅が控えめながら華やか




　　　　　　　遠くで保育園の子供たちなのか・・凧揚げ




　　　　　　　こうした状況の中で子供たちの楽しげな姿はホッとする




　　　　　　　今日は小鳥の声が響いてなかったのが一つ寂しさがあった

春の香り

　　　　　　　久しぶりに公園へ・・といっても閉園中




　　　　　　　外回りを半周ほど・・北風が冷たい




　　　　　　　友人が編んでくれた手袋をはめ・・心身共あたたかくなる




　　　　　　　遠くの裸木の間に花が・・傍によると梅の花が




　　　　　　　マスク越しにも強い香りが・・もう春




　　　　　　　籠の鳥には突然の春・・すでに八分咲き




　　　　　　　晴れやかな気分になる・・♪・♪・♪・・携帯が鳴る




　　　　　　　妹から・・向こうは籠の中・・
　　　　　　　ギャップを感じながら・・こんなことにも慣れてきた

変わらずに咲いている？

　　　　　　　今頃・・きっとどこかで咲いているのだろう




　　　　　　　あたり前のように咲いていた水仙の花




　　　　　　　小鳥の声でも聞こえれば振り返りもせず通り過ぎ




　　　　　　　載せそびれていた写真もそう多くはない




　　　　　　　北風の中太陽に向かって咲いている姿




　　　　　　　その何気ない強さに心温まった




　　　　　　　やはり何の抵抗もなく自然の中に入っていける




　　　　　　　それだけで十分だと思える日々だった・・再び・・

・・ふくら雀に会った頃

　　　　　　　昔々の雀・・まだ母がいた頃




　　　　　　　母のいた施設での庭での・・遊ぶふくら雀




　　　　　　　日付を見るとちょうど娘をフランスに送り出した頃




　　　　　　　前年は東日本の地震があり三週間前には孫が生まれた




　　　　　　　早かった・・もうそんなの経つのか・・




　　　　　　　メジロ・シジュウカラ・コゲラはよく出会ったけど




　　　　　　　羽の間に暖かな空気を蓄えた雀は珍しかった




　　　　　　　孫は4年生・・私と並ぶほど大きくなった・・早いっ！

は～るよこい・・は～やくこい

　　　　　　　昔の散歩道・・井の頭の数年前の一月のパンジー




　　　　　　　重なった茶色の枯葉の間から顔を出し




　　　　　　　色のない世界に色を添えて




　　　　　　　日差しの中で輝いていたあの風景




　　　　　　　今はどんな風なのか・・




　　　　　　　コロナ禍で二度ほど行ってみたけれど人の多さに・・




　　　　　　　再びのんびりと行ける日が来たら・・見たい風景の一つ



　　　
　　　　　　　は～るよこい・・は～やくこい

「今」・・「昔」

　　　　　　　あっ・・飛んで行った・・「今」




　　　　　　　間近でじっと・・｛昔」




　　　　　　　飛んで行ったと間近でじっとの・・「今昔」




　　　　　　　逃げられて遠くの「今」・・では寂しく




　　　　　　　じっとで大きくの「昔「」を混ぜて




　　　　　　　今も昔も変わらぬシジュウカラ




　　　　　　　シジュウカラさえ出会えぬ今に




　　　　　　　ちょっとそばに来てよ・・と叫びたい

秋の名残りと春の兆し

　　　　　　　昨年とは違い公園の駐車場は開いているという




　　　　　　　周りの林の中でも歩こうかと行ってみる




　　　　　　　冬木立・・すっかり葉を落として・・




　　　　　　　駐車場周りを歩いていると大通りに出る




　　　　　　　春の香り・・日差しにキラキラ輝く小さな蕾




　　　　　　　横にはすっかり種を落とした黒い実の殻が




　　　　　　　秋と冬のバトンタッチ・・時の流れがコブシの木に




　　　　　　　あとどれくらい季節を超えれば人は自由に？

大きなオヤマボクチ

　　　　　　　毎年人の背丈ほどになるオヤマボクチ




　　　　　　　今年は一本・・小型犬の背丈ほど




　　　　　　　寂しいんだなぁ～これが！




　　　　　　　風に運ばれて旅をする・・そんな種の旅




　　　　　　　ちょっと物語な実を調べると・・




　　　　　　　驚くことに‥この綿毛で蕎麦が打てる！！！




　　　　　　　幻の蕎麦などと書いてあると‥妙にうれしい




　　　　　　　観賞用だけでなく役に立つ・・
　　　　　　　両方備えてない私としては羨ましい存在

どこかで‥製作中？

　　　　　　　昔懐かし枯れアジサイ・・これもまた花咲き終わると




　　　　　　　横一文字のわかめちゃんカット・・切りそろえられた




　　　　　　　きっとどこかに孤独組は残っているのだろうけど




　　　　　　　レース状に虫たちが作り出した作品が陽に輝く




　　　　　　　花に負けず劣らず良いものだけど・・




　　　　　　　ところで‥これを製作中の虫たちになぜか出会わない




　　　　　　　その小さな芸術家にちょっと興味津々




　　　　　　　いつかまた小さな芸術家と作品に出会う日を期待して

アールヌーボーは自然の中から

　　　　　　　ブログ昔散歩をしていたら・・




　　　　　　　最近見かけなくなった・・と思うものに




　　　　　　　枯れたもの・・自然から遠のいているからか




　　　　　　　ほんの数年前までは都内の公園でも枯れたままに




　　　　　　　その枯れ具合が楽しみだったけど・・




　　　　　　　今は花の時期を過ぎると見事に刈られ整えられる




　　　　　　　デング熱の感染確認後のような気もするので仕方がないのか




　　　　　　　アールヌーボー風の枯れ草との出会いは夢？