秋模様

　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ
　　　　　　　　　　　　　　　色づき始めたもみじ




　　　　　　　　　　　　　　　もみじの色が
　　　　　　　　　　　　　　　すべて紅くなると
　　　　　　　　　　　　　　　秋にお別れ




　　　　　　　　　　　　　　　美しい着物の
　　　　　　　　　　　　　　　後姿に・・裾に・・
　　　　　　　　　　　　　　　秋模様を残し




　　　　　　　　　　　　　　　もみじ・・
　　　　　　　　　　　　　　　日本の秋

鳥達の休日

　　　　　　　　　　　　　　　色とりどりの
　　　　　　　　　　　　　　　落ち葉が
　　　　　　　　　　　　　　　池を飾ったら




　　　　　　　　　　　　　　　鳥達も
　　　　　　　　　　　　　　　のんびりと
　　　　　　　　　　　　　　　落ち葉と戯れて




　　　　　　　　　　　　　　　落ち葉を眺めて




　　　　　　　　　　　　　　　三羽そろえば
　　　　　　　　　　　　　　　かしましく・・




　　　　　　　　　　　　　　　誰か
　　　　　　　　　　　　　　　落ち葉と遊んだ？






　　　　　　　　　　　　　天に召された繪子ちゃんに奉げます



　　　　　　　　　　　　　　　　今日、撮ってきた写真です
　　　　　　　　　　　　　　　　繪子ちゃん、お花と遊んでください

　　　　　　　　　　　　　　　

白く光る

　　　　　　　　　　　　　　　空の上で
　　　　　　　　　　　　　　　お日様は
　　　　　　　　　　　　　　　満面の笑みを
　　　　　　　　　　　　　　　浮かべているけど

　　　　　　　　　　　　　　　寒い！！




　　　　　　　　　　　　　　　枯れ枝も
　　　　　　　　　　　　　　　光を浴びて・・

　　　　　　　　　　　　　　　でも
　　　　　　　　　　　　　　　寒い！！





　　　　　　　　　　　　　　　枯れ草も
　　　　　　　　　　　　　　　白く光る

　　　　　　　　　　　　　　　やっぱり
　　　　　　　　　　　　　　　寒い！！




　　　　　　　　　　　　　　　やっと
　　　　　　　　　　　　　　　１１月の光
　　　　　　　　　　　　　　　白く光る

お家に帰ろう

　　　　　　　　　　　　　　　木枯らし吹いて
　　　　　　　　　　　　　　　枯葉が散った枝向こう
　　　　　　　　　　　　　　　夕暮れ雲が紅く染まれば・・




　　　　　　　　　　　　　　　お家に帰ろう

　　　　　　　　　　　　　　　いやいや
　　　　　　　　　　　　　　　お空が赤いから
　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ十分遊べます




　　　　　　　　　　　　　　　お池の色が赤いから
　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ十分遊べます

　　　　　　　　　　　　　　　尾っぽの後ろについてくる
　　　　　　　　　　　　　　　元気な波紋も遊んでる




　　　　　　　　　　　　　　　それでもお日さま消えたなら
　　　　　　　　　　　　　　　赤いお池が消えたなら
　　　　　　　　　　　　　　　やっぱり恋しいお家かな
　　　　　　　　　　　　　　　お腹もちょっとすいたから
　　　　　　　　　　　　　　　まっすぐ帰ろう
　　　　　　　　　　　　　　　お家に帰ろう

いつの間にかの・・秋

　　　　　　　　　　　　　　　昨日も　一昨日も・・
　　　　　　　　　　　　　　　歩いた　散歩道
　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ　だと
　　　　　　　　　　　　　　　思っていた秋が
　　　　　　　　　　　　　　　ぬきあし　さしあし・・　
　　　　　　　　　　　　　　　しのびあし



　　　　　　　　　　　　　　　秋は静かに
　　　　　　　　　　　　　　　近づいた

　　　　　　　　　　　　　　　木の葉の信号
　　　　　　　　　　　　　　　黄色に赤に・・
　　　　　　　　　　　　　　　いつの間に
　　　　　　　　　　　　　　　色変わり




　　　　　　　　　　　　　　　止まれの色に　
　　　　　　　　　　　　　　　色変わり

　　　　　　　　　　　　　　　秋　
　　　　　　　　　　　　　　　そっと止まって
　　　　　　　　　　　　　　　あと　もう少し
　　　　　　　　　　　　　　　

遠い日のみどり

　　　　　　　　　　　　　　　空があまりに青いから
　　　　　　　　　　　　　　　空があまりに綺麗だから




　　　　　　　　　　　　　　　遠い日のみどりに見えて
　　　　　　　　　　　　　　　遠い日の真ん中にいるように思えて




　　　　　　　　　　　　　　　あの日・・
　　　　　　　　　　　　　　　いつか来る未来を夢見て
　　　　　　　　　　　　　　　今・・
　　　　　　　　　　　　　　　また未来は同じだけ
　　　　　　　　　　　　　　　遠くにある




　　　　　　　　　　　　　　　遠い日のみどりは
　　　　　　　　　　　　　　　あの日をここに・・
　　　　　　　　　　　　　　　連れてきてくれた

食欲の秋が終われば・・

　　　　　　　　　　　　　　　柿の収穫は
　　　　　　　　　　　　　　　終わった！！
　　　　　　　　　　　　　　　さあ、お役御免で
　　　　　　　　　　　　　　　葉っぱ達は
　　　　　　　　　　　　　　　好きな色に染まろう




　　　　　　　　　　　　　　　裸ん坊までの
　　　　　　　　　　　　　　　短い命
　　　　　　　　　　　　　　　それっ　変身！




　　　　　　　　　　　　　　　好きな色になって
　　　　　　　　　　　　　　　好きな色に舞って

秋の日の午後

　　　　　　　　　　　　　　　ぼんやりと
　　　　　　　　　　　　　　　水面を眺める
　　　　　　　　　　　　　　　暖かな空気が
　　　　　　　　　　　　　　　取り巻く




　　　　　　　　　　　　　　　少しだけ
　　　　　　　　　　　　　　　強い光を
　　　　　　　　　　　　　　　独り占めした草だけが
　　　　　　　　　　　　　　　池の水に光る




　　　　　　　　　　　　　　　秋の午後の光は
　　　　　　　　　　　　　　　また　枯れ始めた草を
　　　　　　　　　　　　　　　柔らかな色にも変える

枯葉の音が・・

　　　　　　　　　　　　　　　静かな林の中
　　　　　　　　　　　　　　　枯葉を踏む音が




　　　　　　　　　　　　　　　時折　追いかけてくる
　　　　　　　　　　　　　　　木の実の降る音




　　　　　　　　　　　　　　　木の葉が
　　　　　　　　　　　　　　　木の葉を抱きしめて

　　　　　　　　　　　　　　　明日へ・・




　　　　　　　　　　　　　　　静かに・・
　　　　　　　　　　　　　　　土に還る

これを見て・・・

　　　　　　　　　　　　　　　これを見て
　　　　　　　　　　　　　　　籠を編もうと思った
　　　　　　　　　　　　　　　人がいるかもしれない・・




　　　　　　　　　　　　　　　これを見て
　　　　　　　　　　　　　　　縄を編もうと
　　　　　　　　　　　　　　　思った人がいるかもしれない・・




　　　　　　　　　　　　　　　これを見て・・

　　　　　　　　　　　　　　　紐を結ぼうと
　　　　　　　　　　　　　　　思った人がいるかもしれない




　　　　　　　　　　　　　　　蔓は
　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ
　　　　　　　　　　　　　　　葉を絡め
　　　　　　　　　　　　　　　伸びて・・伸びて・・




　　　　　　　　　　　　　　　これを見て
　　　　　　　　　　　　　　　人は・・
　　　　　　　　　　　　　　　さぁ・・何を・・