四季折々

~感じるままに~

安楽寺の被爆大イチョウ

2021-11-27 07:52:35 | 写真・花
昨日、安楽寺(東区牛田本町)の大イチョウを訪ねてみました。
原爆のとき、お寺を守ったと言われている被爆大イチョウです。
紅(黄)葉した葉は既にかなり散っていましたが、まだまだきれいで、威風堂々たる立ち姿でした。

   


被爆当時、樹齢約350年だったそうです。爆心地から2,160m、幹には傷痕が残っていました。
現樹齢430 年余の巨樹、原爆にも耐えたパワーを頂きました。

お寺の歴史は古く、天文2年(1553年)に建てられ一度焼失、1778年に再建されたそうです。
その本堂も1945年(昭和20年)8月6日、原爆で被爆し、本堂や山門は骨組みだけが残ったそうです。
本堂の骨組みが残ったのは大イチョウが守ったから、といわれています。
傾いた骨組みを起こして修復されたのが今の本堂だそうです。


太い枝が山門を突き抜けています。



山門は平成になって再建されたそうです。
その際、枝が屋根を突き抜けたような形にするなどして、

お寺を守った大イチョウは丁重に扱われたそうです。

大きくて、横位置で全体を写せたのはこの地点からだけでした。

幹だけを残して焼けただれた大イチョウは、翌年には芽吹き、市民に大きな勇気を与えたそうです。
それから76年、威風堂々とした立ち姿を見せており、今なお人々を勇気づけているようです。
広島の復興の礎ともなったといえる大イチョウ、
いつまでも生き残っていってもらいたいものです。

20枚の写真をスライドショーにしてみました。
     

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