『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【1319】『唯心論物理学の誕生』(中込照明著 海鳴社)

2008-02-24 03:24:27 | 思索
砂子さんの『存在をめぐって(存在とは自己である)』を読みました。
とても興味深い内容でした。(*^_^*)

その中に、中込照明さんが『唯心論物理学の誕生』で示したモデルをもちいて、
それをさらに展開し、モナド(一つ一つの心)が魂であるという仮説を立てて、
「人類の存在」を説明している箇所がありました。

つまり、「存在」とは、人間が「ある」と思うことによって「ある」のであり、
素粒子の状態を各モナドの内部状態としたことで、唯心論と物理学を融合させたのです。
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以下は、砂子さんのサイトからの転写です。

【りんごは素粒子からできている。その素粒子がりんごを見る人によ
って創られているとしたら、生成のイタチごっこになるだろう。
この回互性によれば、モノ、コト、自己、他者、それらが織りなす
認識のメカニズムがミクロの世界に反映している。素粒子はその観
察と深く関わり、その様相を変化させている。物理と哲学による観
念論でも唯物論でもない、回互性理論。それは古代から伝わるウロ
ボロスの蛇に象徴される。】 『次元の扉』砂子岳彦著より

『見る者は見られる物である』

「量子モナド論―物質と意識を両立させる世界モデルの試み」