関西ペイント、インドネシアの建築塗料会社を買収
2012/4/27 20:51
関西ペイントはインドネシアの建築塗料の製造会社を子会社化した。現地企業の株主から約1億2000万ドル(96億円)で株式の90%を取得。人口増加や所得水準の向上で需要の伸びが見込める建築用塗料に参入し、事業拡大を目指す。関西ペイントはインドネシアで自動車用塗料を主に日系メーカー向けに販売している。
[ヨハネスブルク 21日 ロイター] 南アフリカの塗装大手
フリーワールド・コーティングスの取締役会は21日、関西ペイントの買収提案を 認める競争当局の決定を受け入れた。
「取締役会は、関西ペイントの提案を条件付きで認めた競争当局の決定を 検討した結果、これを受け入れる」との声明を発表した。
発表を受けフリーワールドの株価は3.48%上昇し、買収価格の1株12ランドを やや下回る11.91ランドまで上値を伸ばした。フリーワールドの取締役会は、来週初めに関西ペイントと会合を行う予定。 関西ペイントは、規制当局の認可を得る条件として、子会社の売却、新工場の建設、 雇用の維持などの方針を示していた。
規制当局は19日、フリーワールドの自動車塗装事業売却などを買収承認の条件と することを発表した。
関西ペイントの南ア企業買収提案、当局が相手側の異議申し立て棄却
2011年 02月 18日
[ヨハネスブルク 17日 ロイター] 関西ペイントによる南アフリカの塗装大手フリーワールド・コーティングスFWDJ.Jへの買収提案をめぐり、手続き日程に問題があるとしてフリーワールドが同国の規制当局に異議を申し立てていたことについて、当局は17日、同社の異議申し立てを棄却した。これにより関西ペイントはフリーワールドの買収に向けて前進した格好。ただ買収をめぐっては依然、当局による承認が必要となる。
フリーワールドは申し立てのなかで、関西ペイントによる18億ランド(2億4830万ドル)規模の買収提案の日程について、他社による買収提案を阻害する恐れがあり、株主にとって公平でないと主張していた。
これについて、規制当局は、関西ペイントは同案件に関して十分な情報を株主に提供しており、日程の変更は困難ではないとの判断を示した。
昨年12月、関西ペイントはフリーワールドに対する買収手続きを開始。同時点での持ち株比率は28%程度だった。関西ペイントは今月に入り、同比率が約69%に達したことを明らかにしている。
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