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20023、中国の政治的主権、胡金濤派の圧倒的勝利?対日強硬派凋落の気配?

2012年10月31日 19時49分31秒 | thinklive

*法輪功弾圧問題は世界的な人権問題へ発展、今後ますます反中国運動を拡大しかねない、薄熙来とその妻の谷開来の事件の全貌が明らかになってゆくにつれ、江沢民派の反攻も激化、温首相の資産暴露はその一環と見られる、結果的に、産経ニュースが報じているような、江派の全面的な敗北となりつつある、江派の支持と考えられていた軍部の今回の幹部人事は大きな衝撃である、胡金濤主席の軍事委主席が主席辞任後も維持されることが決定した時点で、今回の軍人事がほぼ決まっていたと見るべきであろう、

*王立軍、重慶市副市長、政治法律委員会書記、公安局長の、想像も出来ない米領事館への駆け込み事件は、中国だけではなく、国際的にも強い関心をひいたことで、権力闘争のゆくへを大きく加速した、

*対日強硬派のボスは江沢民、 国内で法論功の急速な大衆への浸透に恐怖感を持つと同時にその徹底的な弾圧、掃滅に取り掛かる、一方、国民に対日恐怖を植え付け、愛国主義を強調、法輪功弾圧の隠滅を図った、この実践部隊司令官が、羅幹、周永康(公安)、李長春(情報、メディア)の3人である、薄熙来とその妻の谷開来もその一派の司令官級で参加、江沢民によって司令官級に任命された、薄熙来の失脚によって、その庇護者であった、周(辞任)、李の2名の部門は格下げとなっている、中央委員9名の人数,部門は7に減少が決定している、彼等はいずれも対日強硬派であり、彼等の失墜はほぼ確実とみられる、胡金濤はさなぎの中の蚕状態で権力を行使していた感がある、ようやくその繭を食い破って、次世代の新しい権力が生まれる、胡金濤ガ軍事委員会委員長として軍の権力を引き続き維持することになる、

中国共産党大会 4大人事 、江派後退 中国軍人事、胡派巻き返し、

*産経ニュース、2012.10.26 
 ■反日危険視か最高指導部の代償か

 【北京=矢板明夫】5年に1度の中国共産党大会を2週間後に控え、党中央軍事委員会は25日、人民解放軍4大機関のトップ人事を発表した。胡錦濤国家主席に近い勢力が躍進し、習近平国家副主席の腹心も2つの重要ポストを得たが、今春に失脚した薄煕来・前重慶市党委員会書記に近いとされる太子党(高級幹部子弟)の主要メンバーは外された。同時に江沢民前国家主席勢力の後退が際立った。この夏、対日政策の主導権などを保守派に奪われた胡錦濤派の巻き返しをうかがわせる人事となった。

 新たな軍人事では、作戦や情報を担当する総参謀長と、人事や思想教育を担当する総政治部主任に、胡主席の側近の房峰輝上将と張陽上将がそれぞれ抜擢された。張氏は直前まで海外メディアに注目されていなかったダークホースだった。空軍司令官に決まった馬暁天氏は太子党だが、胡派に近い人物だとされている。

 「国際協調を主張する胡派が最重要ポストを押さえたことで、南シナ海と尖閣諸島周辺で軍事衝突が起きる確率は下がった」と分析する共産党筋もいる。

 一方、兵站部門の責任者である総後勤部部長と、武器の開発と調達を担当する総装備部部長に、習副主席に近いとされる趙克石上将と張又侠上将がそれぞれ充てられた。趙氏は福建省で軍団長を務めていたころ、地元指導者だった習氏と親交があった。張氏は習氏の太子党仲間。5氏はいずれも60代前半だ。これらのポストに就くと目されていた、習氏の親友の劉源・総後勤部政治委員(劉少奇元国家主席の子息)ら数人の太子党の軍高官は現職にとどまり、昇進はならなかった。

 (1)薄氏とも親密な関係があり問題視された(2)軍の太子党関係者らは最近、メディアで日本などとの戦争をあおる強硬発言を繰り返し、軍内外の穏健派から危険視された-などが原因との見方も浮上している。

  中国筋によれば、まだ人事が発表されていない党中央軍事委副主席の制服組2人については、胡氏側近の許其亮・前空軍司令官と、無派閥の范長竜・済南軍区司令官が就任することが有力視されている。事実とすれば、親友らを軍の主要ポストに配置したい習氏にとっては大きな痛手となる。

 また、江前主席派の凋落も今回の人事の特徴だ。陳炳徳・前総参謀長ら江派の軍高官はほとんど引退。総政治部主任に昇格するとみられた、江氏の元秘書で総政治部副主任の賈廷安氏も現職にとどまった。

 共産党筋は「権力闘争の攻防は常に一進一退。今回の軍人事における胡錦濤派の躍進は、共産党最高指導部人事で胡派が大きく譲歩した結果だった」と意味深長なコメントをしている。




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