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日産ゴーン氏、益子三菱自社長留任を強力に支持、三菱閥内の最初の反乱?重工崩壊への一歩

2018年05月26日 08時23分08秒 | thinklive

*日産、ルノー、三菱自グループ、新車販売で世界最大の自動車企業へ、

東京 20日 ロイター] - 三菱自動車(7211.T)は20日、日産自動車(7201.T)のカルロス・ゴーン会長兼社長が三菱自の会長を兼務し、益子修会長兼社長が社長として留任する人事を発表した。12月14日付。

日産は同日、三菱自の発行済み株式の34%を2373億円で取得し、筆頭株主となった。両氏は三菱自の燃費不正問題で失った信頼と悪化した業績の回復を図るとともに提携効果の最大化を目指す。

両氏は20日夕に都内で会見した。益子氏はもともと、出資受け入れ後に辞任する意向を示していたが、ゴーン氏は、三菱自の利益最大化と日産とのアライアンス実現には益子氏が経営に残ることを「重要な条件」と判断したという。ゴーン氏は「株主が(三菱自の)オーナーであり、利益になる決断を下したい。オーナーの利益を最大にするためには、益子さんは残るべき」と訴えた。益子氏は「なかなか気持ちの整理がつかず、前向きに受け入れることができなかった」と吐露したが、ゴーン氏の再建への熱い思いに応え、「もう一度自分を奮い立たせて取り組む。(来年度からの)次期中期計画をしっかりやり遂げる」と話した。

 今後、両社は原材料の共同調達による購買コスト削減や工場の共用、プラットフォームの共有化、自動運転技術の共同開発を進める。三菱自がインドネシアの新工場で生産する新型車のOEM(相手先ブランドによる生産)供給や三菱自のプラグインハイブリッド車の提供なども検討する。将来的にはルノーも含めた協業も視野に入れる。
 

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