フォートレス・インベストメント・グループ(英: Fortress Investment Group LLC)は、上場ヘッジファンド運用会社としてブラックロック出身のウェスリー・エデンズとUBS出身のロバート·カウフマンとランダル・ナードンらによって設立されたアメリカの投資会社。2002年にはゴールドマンサックスからピーター・ブリガーが移籍。かつては連邦住宅抵当公庫出身のダニエル・マッドが2009年8月よりCEOを勤めていたがサブプライムローン問題に関連して証券取引委員会から提訴され2012年1月24日に辞任している。
2001年時点の運用資産額は12億ドルだったが、その後5年間で260億ドルにまで拡大したと紹介されている。2016年9月30日時点の運用資産は約701億ドル。フォートレス・リアル・エステート・アジア 合同会社(現フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン合同会社)のCIOであるThomas W. Pulleyは2011年3月のインタビューに対し、日本について「世界的にも有数な、恵まれた不動産投資環境」とコメントしており、[3]2016年固定金利の大半がマイナスに陥った際には「マイナス金利の目的はファイナンスのコストを下げることだけでなく市場のアニマル・スピリッツに火を付ける」と評価している。[4]日本国内ではシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルやマイステイズホテルなどの不動産投資および運用を行っている。子会社を通じたスポンサー先のインヴィンシブル投資法人における2016年6月末現在の運用資産は2,666億円(内、ホテルが1,810億円)[5]運用詳細はインヴィンシブル投資法人の有価証券報告書を参照。なお2015年12月31日現在のインヴィンシブル投資法人への所有投資口数の割合はCalliope合同会社が19.09%、Rayo合同会社が4.69%。資産運用会社コンソナント・インベストメント・マネジメントの株主構成はCalliope合同会社100%。
- 2006年12月19日 - 野村ホールディングスが1040億円でフォートレスインベストメントの株式15%を取得[7]
- 2007年2月9日 - NYSEに上場[8]
- 2009年 - 日本国内で不動産投資を本格的に開始[9]
- 2010年7月8日 - BNPパリバよりダヴィンチ・ホールディングスの債権を取得し、実質的傘下に加える[10][11](なお2014年3月14日に弁済完了済)[12]
- 2011年7月15日 - 子会社Calliope合同会社等がREITを取り扱うインヴィンシブル投資法人(銘柄コード:8963)に70億の第三者割当増資。[13]事実上傘下に加えるとともに運用会社コンソナント・インベストメント・マネジメントを完全子会社化。[14]
- 2012年6月 - ウイークリーマンション東京(現マイステイズ・ホテル・マネジメント)を買収
- 2013年7月31日 - シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルを420億円で取得[15]
- 2013年12月6日 - 子会社Rayo合同会社等がインヴィンシブル投資法人に30億の第三者割当増資。[16]
- 2014年2月13日 - 野村ホールディングス保有の持ち株12%を370億円で買い戻した[17]
- 2014年10月29日 - アメイズより別府亀の井ホテルを取得[18]
- 2014年12月11日 - 加森観光よりアートホテルズ札幌を取得[19]
- 2015年2月13日 - ロイヤルホテルよりリーガロイヤルホテル京都を取得[20]
- 2015年7月31日 - ORC200を条件付一般競争入札により86億2100万円で落札[21]
- 2015年10月1日 - JR北海道ホテルズよりロワジールホテル旭川を取得[22]
- 2016年3月1日 - マイステイズ・ホテル・マネジメントがナクアホテル&リゾーツマネジメント及びアートホテルズを子会社化[23]
- 2016年8月25日 - 恵庭開発より函館国際ホテルを取得[24]
- 2017年1月31日 - 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構より西日本27府県の旧雇用促進住宅626箇所、1,638棟、59,904戸を366億2200万円で取得[25]
- 2017年2月6日 - 旧雇用促進住宅の入居者募集に関してアパマンショップサブリースと業務提携[26]
- 2017年2月15日 - ソフトバンクグループによる買収提案を受け入れ[27]
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