日本工作機械工業会(日工会)が14日に発表した14年12月の工作機械受注(速報値)は、総額が前年同月比33.8%増の1442億円となり、単月での過去最高額(従来は07年9月の1420億円)を更新した。欧米向けの需要が堅調だったほか、一部では中国でスマートフォン向けの受注が拡大したとみられる。
受注は内需が前年同月比31.0%増の481億円、外需が同35.3%増の961億円だった。外需も単月最高額(従来は14年3月の904億円)を更新。「自動車向けを中心に欧米市場の設備投資が底堅く推移した」(大手工作機械メーカー)。また、中国の現地スマホメーカー向けに小型工作機械の需要が強まっているようだ。
14年累計の工作機械受注の総額は1兆5093億円(前年比35.1%増)と、07年の最高額(1兆5900億円)に次ぐ過去2番目の高水準だった。日工会では15年の工作機械受注を14年比微増の1兆5500億円と予想している。
提供:モーニングスター社
*日経14/1/16
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