三井物産、シンガポール進出の肝臓疾患クリニックに経営参加 49%出資
*産経ニュース、2013.3.4
三井物産は4日、肝臓疾患・生体肝移植の世界的権威の日本の医師グループと組み、シンガポールに専門クリニックを開設すると発表した。
提携するのは、世界的な生体肝臓移植の第一人者である田中紘一医師が理事を務める国際フロンティアメディカルサポート(IFMS)で、IFMSが医師を派遣し、三井物産がクリニックの経営を支援する。
三井物産が資本参加するアジア最大の病院運営グループ、IHHヘルスケア、マレーシア傘下のマウントエリザベスノビーナ病院内に開設する。
新設する病院法人の資本金は明らかにしていないが、出資比率はIFMSが51%、三井物産が49%。
三井物産は2011年4月にIHHヘルスケアに資本参加。アジアの病院・医療分野の市場規模は約80兆円と試算され、年率二桁成長が見込まれている。安倍晋三政権は成長戦略の一環で国内の医療の規制緩和や技術の海外展開を目指しており、民間も歩調を合わせている。
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