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TDK、米ベンチャーの、ワイトリシティと提携、ライセンス取得、EVの無線充電機器を開発する、

2014年05月11日 20時42分19秒 | thinklive

*EVの無線充電が可能となればEVの普及は最大限に可能、充電ネット構築のコスト負担は劇的に低下する、

TDKは28日、電気自動車(EV)の無線充電技術で米ベンチャーのワイトリシティ(マサチューセッツ州)と提携すると発表した。ワイトリシティが保有する技術のライセンスを取得、TDKが得意とする充電用の磁気コイル製品に応用する。EVのほか、産業機器や家電機器の無線充電用コイルにも利用する考えだ。

 ワイトリシティの無線充電技術は「磁界共鳴」と呼ばれる方式。EVの駐車位置が多少ずれて車と充電器の距離が離れても、充電に支障がない特徴を持つ。ワイトリシティにはトヨタ自動車が出資しているほか、IHIや三菱自動車と無線充電システムの共同開発をしている

米ワイトリシティ社は、磁界共鳴方式の非接触給電の基本技術において、日本と韓国で特許を取得したことを発表した。

同社は、今回取得した特許を含めて、非接触給電に関連する発明で、米国、日本、韓国、オーストラリアで17の特許、ならびに、世界で出願中の 270以上の特許と、同社のパテントポートフォリオを拡大している。

パイクリサーチ社発行の非接触給電に関する最近の調査によると、磁界共鳴方式の非接触給電市場は、2020年までには非接触給電市場全体の80%以上の150億ドル規模に成長すると予想している。

同報告書の執筆者である、F.バロウチ氏と B.ゴーン氏は、ワイトリシティ社の技術について、「非接触給電の応用は広がりを見せており、幅広い分野でユビキタス充電方式として認識されている。磁界共鳴方式の非接触給電システムは、距離が離れていても、従来の電磁誘導方式の給電システムでは達成できなかった効率的な給電を可能とし、送電コイルに対する受電コイルの方位ならびに位置のいずれにおいても、幅広く対応している」と記述している。

ワイトリシティ社は、これらの特許に含まれる、独自の磁界共鳴方式の非接触給電技術を、さまざまな応用分野への実用化を図っている。応用分野は、電気自動車、スマートフォンやタブレットコンピュータ、埋め込み医療機器、LED照明など。同社は、ライセンシーに対して、非接触給電を効率的に実装できるように、技術ならびにコンサルティングの両側面からのサービスを提供していく。


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