*年間販売目標、300社、
*アマゾンなど競合企業のシステム優劣は、ボクには分からないが、ソフトバンクがクラウドビジネスの先端に位置をとっていることは鮮明である、
14.07.16-ヴイエムウェアは15日、ソフトバンクテレコムおよびソフトバンク コマース&サービスと共同で、IaaS(サービスとしてのインフラ)型パブリッククラウドサービスである「VMware vCloud Hybrid Service」を国内で提供開始する。オンプレミスのIT環境にあるインフラを、スピーディーかつシームレスにパブリッククラウド環境へと拡張できるソリューションで、同社が提唱する“ハイブリッドクラウド”を実現することができる。すでにベータ版を運用中で、今年の10~12月期に正式版をリリースする。
ヴイエムウェアは、米国と英国で「vCloud Hybrid Service」を提供中で、日本は3ヵ国目となる。実際にサービスを提供するデータセンターは米国に5ヵ所、英国に2ヵ所展開しており、今回は日本のセンターをソフトバンクグループと共同で設けたことになる。具体的には、3社共同で設立した「ヴイエムウェア ヴイクラウド サービス合同会社」を通してサービスが提供される。出資比率はヴイエムウェア側が51%、ソフトバンクグループ側が49%。代表者は、ヴイエムウエア日本法人社長の三木泰雄氏が務める。
ソフトバンクテレコムは、11年から「VMware vCloud Datacenter Services」の提供パートナーとして活動してきた実績を生かし、センターのハードウエア関係を担当するとともに、専門の営業チームを編成。一方、ソフトバンク コマース&サービスは、ヴイエムウエアの認定ディストリビューターとして、7,000社以上のリセラーとともに強力な営業力を提供する。
ヴイエムウェアは、国内のサーバー仮想化市場で84%、プライベートクラウド市場で93%のシェアを持つとしており、すでに同社の仮想化ソフトを利用している企業は、社内環境と同じ管理手段でクラウド環境を可視化、管理、運用し、スムーズにハイブリッドクラウド環境に移行することができるという。
今回はまず、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、データ保護、災害対策(ディザスターリカバリー)に対応したサービスを提供するが、順次サービスを追加し、PaaS(サービスしてのプラットホーム)やDaaS(サービスとしてのデスクトップ)への対応も計画している。
また、「vCloud Hybrid Service」はヴイエムウェアの国内パートナー200社からも販売されるが、その際にはパートナー独自のサービスを組み合わせた提案が行われる可能性もあるようだ。
米ヴイエムウェアのパット・ゲルシンガーCEOは今回のサービスの優位性について、「エンタープライズ市場に特化していることと仮想化技術での圧倒的な実績が強みだ。また、世界の75%以上の地域をカバーするグローバルな広がりによって、顧客のグローバル戦略を強力に支援できる。さらに、日本においてはソフトバンクを代表とするパートナーシップが大きな武器になると思う」と述べた。
*日経,11/11、朝刊
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます