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チッソ子会社JNC、中国の合弁企業(米企業と折半)で,ES繊維2倍増産、

2016年06月15日 13時47分04秒 | thinklive


化学メーカーのJNC(東京都千代田区)は13日、江蘇省蘇州市の合弁会社、芸愛絲維順(蘇州)繊維で、ポリオレフィン系複合繊維(ES繊維)の製造設備を増設すると発表した。投資額は23億円で、合弁先と折半出資する。増設分の年産能力は1万4,500トンで、既存の生産能力から倍増する。

ES繊維はJNCが独自開発した熱接着性複合繊維。同繊維を使って製造された不織布は柔らかく厚みがあることなどが特徴で、紙おむつや生理用品の肌に直接当たる部分に使用されている。蘇州の製造会社では、中国の紙おむつや生理用品工場からの需要が伸びており、今後の事業拡大などを見据え、増設を決めた。増設工事は市内蘇州高新区で7月に開始し、工期は2年を予定する。

芸愛絲維順(蘇州)繊維は、JNCの全額出資子会社のJNCファイバーズと、米国のポリプロピレン繊維メーカーであるファイバービジョンズの子会社との合弁で2011年に設立した。出資比率は各50%。

JNCグループは中国で、複合繊維・不織布を手掛ける広州ES繊維、不織布を手掛ける智索無紡材料(常熟)の製造会社2社を展開。販売はファイバービジョンズとの合弁会社であるESファイバービジョンズ上海が手がけている。<江蘇>


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