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インドカースト社会の側面、全人口の70%が貧困階層?政府も殆ど調査していない?

2016年02月24日 08時13分43秒 | thinklive

*インドの上流、中産階層は最大、23%超、12億人の人口の内、3億人、足らず?その近代化だけでもインド経済の成長が実現した、

*インドでは軍隊の近代化が加速的に推進され、兵器や関連システムの輸入は世界でもトップレベル、パキスタンとの間の原爆開発競争で原子力兵器ではこれも世界の先端を行く、イランの原子力開発は糾弾され、迫害されるが、インドはムシロ支援されている、この米英仏による差別の原因についてはメディアは沈黙である、

最近、インド社会における女性への暴行が問題視されている、なかでも男性集団による暴行が顕著に報道され、白人カップルへの暴行、無許可バス内での女子学生暴行などがメディアに大きく取り上げられている、以下の小論もその1つだが、暴行の具体的な記述は詳細であるが、暴行集団の身分、教養、所属カーストなどの具体的な記述がマッタク無い、これは暴行男性へ加担するも同然であり、彼らの親の身分、教養も含めて彼らの暴行の正体を暴くことにはならないであろう、

*インドのカースト制度は人口全体から差別階層をはじき出し、結果的に市場を縮小させる,ボクは現在のインド経済の収縮の中にカースト制度が影響していると考えざるを得ない、メディアは、インドの人口レベルは中国を追い抜くなど、ドインドを担ぎ上げてきたが、ここへ来てその過大評価の付けが回ってきたとボクは認識する、

*この記事は13年に纏めたモノのを一部修正再度掲載、

*クラスを分別スルのであればその階層人口数を入れねば何も意味がない、引用したこの小論の掲載者は知っているはずだが入れなかったとボクは解釈する、

*イロイロ調査して見たがインド政府も階層(カースト)調査はシテイナイ、デキナイ?全人口の被差別階層は、最大52%という指数がでてきた、中国も差別がヒドイが、そんな数値にはならない?

インド社会が抱える闇 カースト制度、

 インドでは今、急激に凶悪なレイプ犯罪が問題となっている。しかし、これは過去から黙殺されていたものが明るみに出たに過ぎない。実は、インドでのレイプ犯罪は日常茶飯事。夜中に複数の男に家に侵入され、抵抗したら硫酸をかけられ顔を破壊された女性。レイプ被害を警察に訴えても相手にされず、挙句の果てに犯人との婚姻を勧められて自殺した少女など。しかも、加害者の男はお咎めなしで釈放される……。これには、宗教的な思想が少なからず影響しているはずだ。

 インドでは、国民の約7割がヒンズー教である。ヒンズー教にはカースト制度という世界的にも有名な身分差別がある。大きく分けて以下の4階級からなっている。

 1. バラモン(司祭)2. クシャトリア(王族・武士)3. ヴァイシャ(平民)

4. シュードラ(奴隷)

 *インドの国勢調査は10年に一度実施される。2,001年の国勢調査では、人口10億2,900万人、内「指定カースト」=「アウト・カースト」は1億6,700万人で16.23%、「指定部族」=「後進山岳民族」8,400万人で8.17%、人口の24.4%が最貧困層であった。アウト・カーストである故に、カースト(ヴァルナ=出自)は無い。このカーストが無い最貧困層には種々優遇策や支援策が施されている。22%の国会議員の議席枠や大学優先入学枠などが与えられている。

 他方、OBC「Other Backward Class」と呼ばれている「その他後進諸階級」、低カースト層=低所得者=準貧困層への処遇は薄く、大きな社会問題となりつつある。カーストが定められている故に、アウト・カーストが享受している優遇策を授かる事ができない。「カーストを下に落としても良いから優遇策に与りたい」と言う人も増えてきている。OBCの不平・不満が高まりつつある。OBCの数は「指定カースト」と「指定部族」の倍以上いると推定されているが、実態・実数は把握されていない。10%から20%の間?1億人から2億人?

インド独立後の1950年に制定されたインド憲法には、「カーストによる差別は全面禁止」と明記されているが、実態は旧態依然、カースト制度は歴然とインド社会の中に溶け込んでいる。出自・種性による区別(ヴァルナ)より、ジャーティー=サブ・カースト(職業世襲制)による差別の方が根強く、現在でも2,000~3,000種類ほどのサブ・カーストが存在すると言われている。「どのカーストがOBCにあたり、どのカーストが非OBCなのか?」非ヒンズー教徒には、全く検討がつかない世界である。
 
 国民会議派は、「カースト別人口調査」を拒否してきた。独立後60年余、一切調査を行っていない。「明確なカースト別人口統計を出す事は、カースト制度廃止の政策を阻害するばかりか、むしろ有害である」と言う訳のわからぬ固定概念を固執し続けてきた。「植民地時代の英国主導の調査に対する反感とシコリ」もあるようだ。「カースト別人口調査は人心を惑わすばかりか、地域住民の間に不和を創出する」と言う考え方もある。

 インド政府は、OBCを27%と設定して予算を組み、諸政策を決定してきた。ところが、最近の政府の調査では、地方部のOBCの数は38.5%と言う結果が出てしまった。都市部を入れた全体では38.5%を多少下回る数字になるであろうが、設定した27%よりは遥かに大きい数字である事は間違いない。其の外の複数の調査機関の調査では、OBCの数はインド全体で35%、42%、52%と大きな差が出ている。誤差が大きいが、OBCラインの設定の違いから来る誤差だろう。

もし、人口の52%がOBCとして扱われる事になれば、OBCと「指定カースト」「指定部族」合計で76.40%が最貧困者・準貧困者となってしまう。残りは23.60%。インドの人口は約12億人、9億人が貧困者、3億人が非貧困者=富裕層+中間層となる。ボクb¥

シーク教徒は100%クシャトリア階級、イスラム教徒は低カースト階層からイスラム教に改宗したもの者が多く、カーストを失った(下に落とされた)アウト・カースト扱いであった。最近、イスラム教徒の扱いは大分変わってきているが、イスラム教徒はアウト・カーストと偏見を抱くヒンズー教徒も多い。この視点からすれば①は浄の人…富裕・中間層、②は農民・貧困層と区分けできるかも知れない。牛を食べる大半のイスラム教徒は②に入る
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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