明治は30日、グミの生産能力を3割増やすと発表した。約20億円を投じて、東海工場(静岡県藤枝市)の製造ラインを1つ増やした。コラーゲンを含んだグミなどは、美容や健康に関心が高い女性らの支持が高い。明治も主力の「果汁グミ」などの販売が好調なため、生産体制を強化する。
新しい製造ラインを11月上旬に稼働させ、果汁グミの生産を増やす。明治は「ポイフル」などのグミ製品も展開しており、国内のグミ市場で約3割とトップシェアを持つという。
グミの市場は拡大している。富士経済によると2017年の市場規模は16年比15.2%増の433億円の見込み。22年には529億円まで伸びると予測している。
グミという菓子について、
ドイツでは強く噛む必要のある食べ物が少なくなり、歯に関する病気にかかる子供が増えていた。そのため硬い菓子を作ることで子供の噛む力を強くし、歯にかかわる病気を防ごうと作られた。1920年ボンのハンス・リーゲル (Hans Riegel)が果汁をゼラチンで固め、コーンスターチをまぶして作り、ハリボー社(Hans Riegel、Bonnの頭文字でHARIBO)を設立して販売した。ドイツの土産として有名であるが、最近では日本国内のバラエティストアやコンビニエンスストアでも売られている。カッチェスやトローリなども有名。
日本では1980年に明治製菓が発売した「コーラアップ」が初の製品である。子供向けの菓子として知られていたが、1988年に同じく明治製菓が発売した「果汁グミ」が女子中高生を中心にヒットし[1]、市場が大きく拡大する。このころ、明治製菓は将来の需要増を見込んで大幅な生産ライン拡大をしたため、一時はグミに関する商品企画ならどんなものでも通ると言われ、ひもグミなどの珍奇な商品も現れた。
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