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24132、富士フィルム、アルツハイマー薬治験[T-817MA」、神経細胞保護効果と神経突起伸展促進効果

2014年01月22日 21時10分07秒 | thinklive

*65才以上を過ぎると多くの人は脳が縮む、チジミが脳に空洞部や梗塞を作り出す、アルツハイマー症状は多くの場合,高齢者においてはこのチジミも並行して発生する、その場合にはイマの所、対症療法しかないのでは?

*株価の下げは利確?高値は1/9の、3250、

株価推移 3,039前日比-8(-0.26%)

1株利益112.65 配当40 利回り1.32%

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富士フイルム、アルツハイマー病治療薬で米研究機関と共同治験 

 富士フイルムは4日、世界最大のアルツハイマー型認知症研究機関である米アルツハイマーズ・ディジーズ・コーオペレイティブ・スタディ(ADCS、カリフォルニア州)と、共同で同症候補薬の臨床試験(治験)をすると発表した。ADCSとの治験は国内大手で初。候補薬は既存薬と異なる仕組みで高い効果が期待できるとしており、ADCSのノウハウを生かして早期の製品化を目指す。

 候補薬は日米で安全性を確認する第1相治験を終えており、2014年1月に薬効を詳細に確認する後期第2相治験に入る。日米欧の承認を得た上で、21年までの発売を目指す。

 富士フイルムは病気を引き起こすとみられる2種類のタンパク質の蓄積を抑える新たな仕組みを採用している。ADCSは全米50医療機関とネットワークを持ち、治験参加患者を効率的に集められる。富士フイルムは開発期間やコストを約25%削減可能とみている。

 アルツハイマー型認知症による世界の経済損失は約90兆円とされる。一方で効果の大きな治療薬がなく、新薬もファイザーやイーライ・リリーなど米大手が相次いで開発中止に追い込まれている。富士フイルムは病気の抜本治療を目指し、ピーク時に年間売上高数千億円の大型新薬の製品化を急ぐ。

現在のアルツハイマー型認知症の治療薬としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市されているが、これらの治療薬には、神経伝達能の増強による症状改善作用が示されているものの、病態の進行を抑制することが難しいという指摘がある。

富士フイルムは、これまでグループ会社である富山化学工業においてアルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬剤の研究を進めており、その結果、強力な神経細胞保護効果と神経突起伸展促進効果を有し、さらに病態動物モデルでも高い治療効果を示す「T―817MA」を見出している。

すでに米国で実施された「T―817MA」の前期第2相臨床試験においては、軽度および中等度のアルツハイマー型認知症患者で認知機能評価スコアや全般的臨床症状評価などの有効性評価指標の悪化を抑制する傾向が認められており、加えて良好な安全性も確認されている。また、病態がある程度進行した中等症の患者を中心に、より有効性が明らかになる傾向が認められた。

ADCSは、米国にてアルツハイマー型認知症治療薬とその評価方法を確立するために設立された研究機関であり、多数の病院と連携しながら、アルツハイマー型認知症領域における臨床試験の経験を積み重ねている。

今回の共同開発の発端には、富士フイルムが見出した「T―817MA」が、将来的にアルツハイマー型認知症治療薬としての新しい可能性を持っているとADCSが関心を示したことが挙げられる。

富士フイルムは、これまでの臨床試験の結果を活用しながら「T―817MA」のポテンシャルが発揮できる患者群に設定した上で治験を行うこと、有効性および用量反応性を確認する第2相臨床試験を実施することを発表している。



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