*アルジェリア、ブ-テフリカ政権は、アラブの春、民主化?動乱を唯一生き延びている政権、今回のガス田は、アルジェリアのガス産出の10%を占める最重要拠点、そこが襲撃されることは、政権にとっての大きな打撃、加えて、救出すべき軍が脱出車を爆撃、5台の内、4台を破壊、それ以前にも誤砲撃で人質に負傷者、通常の国であれば、政権崩壊?
*救出作戦においても独裁的な強行、欧米の情報、連絡は殆どない状況!政権の存続に関わる事件へ発展、現政権の度重なる弾圧で、15万人の死者という報道もあった、シリア弾圧よりも独裁制は残酷?
*モーリタニアの通信社ANIと中東の衛星テレビ、アルジャジーラは、アルジェリア軍が武装勢力の車にヘリから加えた攻撃により、人質34人、武装勢力15人が死亡したと報じた。英首相報道官は、アルジェリア軍の作戦について「我々が事前の相談を望んでいたことをアルジェリア政府は認識している」と発言。
*アルジェリア内相が、国営アルジェリア通信(APS)に語ったところによると、犯行グループは約20人。同元幹部は、1980年代のアフガニスタン紛争で対ソ連との戦闘に加わった人物で、最近になって「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」から離れ、自ら新しいグループを立ち上げていた。
*以上ロイター報道の一部
*ブーテフリカ大統領の背景は軍部であると言われているが、徹底した情報管理でその実態は不明である、イスラム急進派との10年にわたる抗争は継続している、ということ,米欧としてはイスラム急進派との対立から、現政権を支持している?
アルジェリア拘束事件、邦人2人含む人質30人死亡*ロイター18/9.49
アルジェ軍が人質の脱出車両を誤爆か、多数死亡との情報
ロイター 1月18日(金)11時31分配信
1月17日、アルジェリアの天然ガス関連施設で日本人を含む外国人約40人が人質に取られた事件で、施設から無事脱出したアイルランド人の男性(右)が、人質らが乗っていたジープ4台をアルジェリア軍が誤爆し、多数が死亡したようだと語っていることが分かった。男性の家族がロイターに明らかにした。
[ベルファスト 17日 ロイター] アルジェリアの天然ガス関連施設で日本人を含む外国人約40人が人質に取られた事件で、施設から無事脱出したアイルランド人の男性が17日、人質らが乗っていたジープ4台をアルジェリア軍が誤爆し、多数が死亡したようだと語っていることが分かった。男性の家族がロイターに明らかにした。
【ロイター特集】アルジェリア人質事件
このアイルランド人男性は、他の外国人や現地の施設作業員らとともに拘束されていたステファン・マクファール氏で、家族に対して、脱出した5台の車のうち爆撃を逃れたのは自分が乗っていた1台だけだったと話したという。
マクファール氏の兄弟であるブライアン氏によると、人質らは車5台に分乗し施設を脱出したが、うち4台がアルジェリア軍の砲撃を受けたという。マクファール氏は何とか逃げ出したが、他のトラックに乗っていた人質は死亡したとみられるという。
マクファール氏の妻から話を聞いたというブライアン氏は、人質が口にテープを張られ、首から爆発物をぶら下げられていたようだとも語った。
ブーテフリカ大統領*99年に大統領に就任以来、20年間大統領に就任
1999年の大統領選挙で全野党が「不正選挙」だとしてボイコットするなか、与党・民族解放戦線(FLN)の候補者として初めて大統領に選ばれた。34年ぶりの文民大統領だった。2004年4月の大統領選挙では、ベン=フリス前首相を破り再選された。
ブーテフリカ政権下で、アルジェリアは治安が回復し、豊富な石油や天然ガスの輸出により経済発展を成し遂げたが、依然として失業率は高く、貧富の差は拡大している。また、資源による富も一部の政治家や軍、官僚にしか還元されていないと、野党などからは批判されている。
2008年、憲法の規定で2期5年とされる大統領任期が迫る中、長期政権を目指すため、憲法改正により任期を3期とするよう提案し、全野党が反対する中、議会で多数を占める大統領与党FLNの議員による賛成により憲法改正が承認された。この後の2008年7月に来日している。
2009年4月9日に大統領選挙が行われ、野党から6人が立候補したが、90.24パーセントで、ブーテフリカは再選された。選挙戦では、野党候補の選挙ポスターが破られるなどの不正行為が起きた[2]。国営メディアも、野党候補の集会や演説を放送しないなど、ブーテフリカ寄りの報道を行った。また、ブーテフリカに批判的なフランスの週刊誌3誌を発禁処分にするなど、検閲を強化している。
*ブーテフリカ大統領は先進国との協調政策により、テロのイメージをなくす努力をG8諸国などに対して積極的に行っている