カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

あいつのラーメン かたぐるま

2017年07月09日 | 京都
「つけ麺、斯くあるべし。」

今がどうなのか、其れはわからない。だがしかし、だからといって其の後、其の店における其の手のメニュウがどのような内容になっているのか、件の店を再び訪れて確かめてみようなどと思うことはない。期待を裏切られたのなら、もう行かなければ其れでよい。其れで万事は解決している、そういうことなのだから。

数年前、普段は足を踏み入れることのない、とある大箱のラーメン・チェーン店にて、メニュウ表に「つけ麺」の文字を発見した時の驚き、そして、もしかすると、あわよくばとの期待は当然のことながら叶えられることはなかった。其処で提供されたのは、所謂一般的なラーメンの麵と汁を別皿に装い、ただ分けたというだけの代物。いよいよ関西圏で「つけ麺」が認知を得始めた当時でさえ、其のあまりにも付焼刃的な在り方は失笑モノとしか言いようがなく、勿論のこと、「つけ麺」としての在るべき美味しさなど欠片もない。ただ時流に乗ろうと浮ついているだけ、およそ何の認識もセンスもなく、経営システムの一環としてメニュウに付け加えられ、まだモノを知らない人間に対し、平然と偽りの「つけ麺」を提供していたというだけで、其処にはラーメン一般に対するせめてもの愛情もなく、ましてや執着など全く感じられない、其の代物。初めて食べた人間が、いきなり其の時点で「つけ麺」に対する興味を失ってしまったとしても全く構わないという、無責任を画にかいたような構図が、ありありと其処にはあった。
だから、やはり、商売優先でしかないチェーン店などというモノは、基本的には信用ならない輩が人任せに経営する金儲けの道具でしかないのだと、改めて思い知らされた。そんな嫌な気分を抱かされたものであった。

だがしかし、其れとは違う、顔の見える個人が経営する飲食店というのは、否応なく嘘がない。前提として、ラーメンというモノに対する姿勢がチェーン店とは違うのだ、当然のコト。
だから、数量限定で提供される此の店の「つけ麺」だって、見ただけでわかる。コレは美味いに違いない!と。

あいつのラーメン かたぐるまラーメン / 丹波口駅
昼総合点★★★★ 4.0



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