「海中苑、にて。」
城崎温泉には、外湯が7つ、在るワケですが、
近場の宿に宿泊しますと、その全部の出入りがフリーになる、
そのようなパスを戴けます。
例えば、そのパスなしで外湯に全部、入場すると、一軒につき600円~800円、
つまり、5,000円近くかかるワケで、それは、おおよそ素泊まり一泊に相当する、
そのような、微妙な仕組みがあるワケです、この地には。
それならばというコトで、この地を訪れた湯治客は、宿に宿泊し、
ついでに食事も宿でとろうかという成り行きになる、
そのような算段なのでしょうね、この町の観光課としては。
それはそれで、悪くはない、
ですが、宿で食事をとるというコトは、
それ以外の外食は、事実上、不可能になるというコトでもあり、
合理的ではあるかもしれないけれど、それではちょっと、物足りない、
それどころか、何事にせよ、合理的であることにかまけて、
自分以外の人間の引いたレールの上を走るだけ、そんなコトでは、
人生を生きる意味もないと、思えるワケです、個人的には。
さらに言えば、そのシステムを、業者的に町ぐるみで尊重するという約束が、出来ているのかいないのか、
おおよその外食可能な店舗というのは、夕方6時を待たず、暖簾を下ろしてしまうという、この徹底ぶり、
そこに、どこか世知辛さを感じてしまうのは、やはり、宿で宿泊するにもかかわらず、食事の予約はしていない、
そのような立場からでしょうか。
いずれにせよ、訪れる機会の少ないこの地で、出来る限り多くの味覚を堪能したいという思惑を抱き、
そのような仕打ちも、ある程度は覚悟と決めて来た、それ以上、
例えば、但馬牛を手軽に戴ける御店が、まったく辺りに見当たらない、そのような不思議を感じつつも、
それならば、宿の名物、但馬牛のスキヤキ鍋に対抗してというワケではないにせよ、
存分に海の幸を戴きましょう!ということで、この海中苑にて、到着直後の昼と、夕方、閉店間際に連続で、
予め予習していた気になるメニュー、その制覇に挑んだ、そのような次第です。
炙り穴子丼、海鮮丼、のどぐろの塩焼き、穴子の天麩羅、飛び魚のお造り、蟹玉丼など、
とりあえず、食べてみたいと思う、そんなお料理を、無謀にも、夫婦ふたりで片っ端から戴いてはみたものの、
当然の如く、この海中苑のバリエーションを味わい尽くしたとは、到底、言い難い、
そのような結末にて、この地を立ち去らざるを得なかった、実際、そのような体たらくではあったものの、
出来ることなら、自分たちの組んだプランで、旅行を、そして人生を楽しみたいと企んだワレワレは、
食い逸れるような自体に陥るかもしれないというスリルをも、多少は内心抱きつつ、
結果、満足、納得の行く旅行と、目出度くも、相成ったのでありました。
城崎温泉には、外湯が7つ、在るワケですが、
近場の宿に宿泊しますと、その全部の出入りがフリーになる、
そのようなパスを戴けます。
例えば、そのパスなしで外湯に全部、入場すると、一軒につき600円~800円、
つまり、5,000円近くかかるワケで、それは、おおよそ素泊まり一泊に相当する、
そのような、微妙な仕組みがあるワケです、この地には。
それならばというコトで、この地を訪れた湯治客は、宿に宿泊し、
ついでに食事も宿でとろうかという成り行きになる、
そのような算段なのでしょうね、この町の観光課としては。
それはそれで、悪くはない、
ですが、宿で食事をとるというコトは、
それ以外の外食は、事実上、不可能になるというコトでもあり、
合理的ではあるかもしれないけれど、それではちょっと、物足りない、
それどころか、何事にせよ、合理的であることにかまけて、
自分以外の人間の引いたレールの上を走るだけ、そんなコトでは、
人生を生きる意味もないと、思えるワケです、個人的には。
さらに言えば、そのシステムを、業者的に町ぐるみで尊重するという約束が、出来ているのかいないのか、
おおよその外食可能な店舗というのは、夕方6時を待たず、暖簾を下ろしてしまうという、この徹底ぶり、
そこに、どこか世知辛さを感じてしまうのは、やはり、宿で宿泊するにもかかわらず、食事の予約はしていない、
そのような立場からでしょうか。
いずれにせよ、訪れる機会の少ないこの地で、出来る限り多くの味覚を堪能したいという思惑を抱き、
そのような仕打ちも、ある程度は覚悟と決めて来た、それ以上、
例えば、但馬牛を手軽に戴ける御店が、まったく辺りに見当たらない、そのような不思議を感じつつも、
それならば、宿の名物、但馬牛のスキヤキ鍋に対抗してというワケではないにせよ、
存分に海の幸を戴きましょう!ということで、この海中苑にて、到着直後の昼と、夕方、閉店間際に連続で、
予め予習していた気になるメニュー、その制覇に挑んだ、そのような次第です。
炙り穴子丼、海鮮丼、のどぐろの塩焼き、穴子の天麩羅、飛び魚のお造り、蟹玉丼など、
とりあえず、食べてみたいと思う、そんなお料理を、無謀にも、夫婦ふたりで片っ端から戴いてはみたものの、
当然の如く、この海中苑のバリエーションを味わい尽くしたとは、到底、言い難い、
そのような結末にて、この地を立ち去らざるを得なかった、実際、そのような体たらくではあったものの、
出来ることなら、自分たちの組んだプランで、旅行を、そして人生を楽しみたいと企んだワレワレは、
食い逸れるような自体に陥るかもしれないというスリルをも、多少は内心抱きつつ、
結果、満足、納得の行く旅行と、目出度くも、相成ったのでありました。