デストロンの逆襲キャンペーン~2発め!
今宵はバッファローに変形するデストロン軍団アニマトロン部隊補給兵、タントラム(D-76、タントラム、2200円)の紹介でござる!
本品は1986年の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010」商品として単品販売と5体合体セット(D-78、プレダキング、11000円)が販売されており、日本販売では付属カードくらいの違いしかないでござるが、米国初期販売品は爪先部分にダイキャスト製パーツを使用して販売されたそうでござる。
本品のビーストモードの表記はバッファロー(アジア水牛?)と記載されているのでござるが、角の形状だけ見てみると水牛と呼ぶよりも闘牛などで活躍する雄牛(ブル)ぽい感じでござる。
まあ、後足の感覚が残念でござるが、概ねシルエットは牛らしい体型で好感がもてるでござるよな。
本品のデザインは四肢にグレーのパーツを配置しており、コレを4つの燃料タンクと見立てて補給兵としているのかもしれないでござるが、背中にプレダキングの合体パーツ(キャノン砲)を取り付ける事により牛らしく力強い当に運搬・補給兵らしいでござる。
しかし・・・
残念ながら武器パーツ(接触反応型カービン銃)は取り付ける事ができず、エレクトロソードと同じく、ビーストモードでは余剰パーツとなるでござる。
が!
説明書には記載されていないのでござるが、ロボットモードの腕を半開きにする事で、カービン銃を両腕に保持することで重装備モートとなるのでござるよな。
しかも、見栄えが悪くなるでござるが、背中のスキマにエレクトロソードを挟めば余剰パーツを失くす事も可能でござる。
拙者的には牛をモチーフにしたメカニックは角による突撃よりも銃火器で武装した重武装な攻撃型の方が似合うと思うのでござる。
更にオプション武装で、牛車を引かせたいと思うのは拙者が日本人だからでござるよな。
なるほど・・・ 今まで意識したことはなかったでござるが、拙者は牛型の重武装メカが好きなようでござる。 (笑)
さあ、問題はロボットモードでござる・・・
力強いビーストモードとは異なり、残念な体型なのでござるよな。
バッファローの後足をロボットモードの後足に収納するアイデアは面白いものの、両足は繋がっており、爪先以外が無可動・・・
全体的な体型が・・・「がんばれロボコン」に登場する着ぐるみロボット的なシルエットなのでござるよな。 (残念!)
まあ、確かに当時の技術で、隠す事が難しい四肢のアレンジは評価したいでござるが、せめて肩幅と両足が個別に可動してもらいたかったでござる。
武装は両腕に接触反応型カービン銃を保持できるでござるが、エレクトロソードを片手に保持させる方が似合うでござろうな。
タントラムの利き腕設定は無いでござるが、説明書やパッケージ写真ではエレクトロソードは右手で保持(パッケージイラストは左手保持)しており、おそらく右腕が利き腕と思われるでござる。
まあ、理由としては得意武器は利き腕で扱うのが一般的で、アニマトロン部隊の場合は接近戦を好む野蛮な兵士でござるから、剣が得意武器でござろうと云う憶測でござる。 (?)
さて、タントラムの設定は、怒りは如何な燃料よりも自分にエネルギーを与えると思っているほど暴力を好み、怒りを発散させる為に建築物などを破壊する暴れ者で、更には怒ると鼻からスチームを噴出し、角からは20万ボルトの電圧と強力な破壊液を発射するそうでござる。
なお、接触反応型カービン銃は片手に上下で保持できるでござるが、合体用パーツのキャノン砲は取り付けができないでござる。
タントラムの合体モードは右足を担当し、如何にも合体ロボの脚部らしい形状でござるが、何故かTVアニメー版の作画では左足担当で描かれていたのでござるよな?
何故でござろうか、たんに間違えたのか、デザイン的なバランス的に変更したのか謎でござる?
しかしまあ、暴力的とはいえタントラムは、補給兵としてはオクトーン(D-72、オクトーン、2200円)やスインドル(D-68、スインドル、880円)よりも性格は良いようでござる。 (笑)
難しいでござるよな。 (笑)
光線や液体を発射するとは…。
けっこうデリケートなパーツなのかな??