ごきげんようでござる!
恐竜戦隊の殿を務めるのは、海魔兵 ライリュウ(D-327、ライリュウ、850円)でござる!
海魔兵と云う兵種が良く解らないでござるが、ライリュウは海流だけに水中戦が得意な兵士な様でござる! しかも、相方のサイボーグ恐竜は、サイボーグブロントザウルスござる! そう!恐竜学から抹消されたブロントザウルスでござる!
商品はブロントザウルスらしく、他のサイボーグ恐竜より大きい(長い)でござるよ。 従って共通サイズの箱に収まりきらず、尻尾は取り外して箱に収納されているでござる。
その、サイボーグブロントザウルスには、ライリュウの手足を折り曲げた常態のモンスターモードで収納されるでござる。
「トランスアウト!」
ライリュウのモンスターモードは4脚獣の様に見えるでござるが、パッケージイラストではヒレ状に描かれており、海獣系モンスターでござる。 カラーリングだけで見るとパンダやバクでござるな(笑)。
玩具設定では、肩のプロテクターより高圧水流を出すと記されているでござるが、ライリュウ本体には、それらしいモールドが確認できないので、サイボーグブロントザウルスの武器でござろうか?
また、体をスクリューのように回転して攻撃可能とも記されているでござるから、やはり手足はヒレ状と考える方が正しいでござるな。 コレが海魔兵の正体でござるか?
ロボットモードは非常に地味でござる。 特徴となるべきデザインが見受けられず、同じ様なデザインのガイリュウ(D-323、ガイリュウ、850円)と比べても地味でござる。
しかし、海外販売の同型プリテンダーモンスターのバードブレイン(日本未販売)のカラーリングよりは目立つでござるかな? まあ、バードブレインのアウターシェルが怪鳥系モンスターで、役割も空中攻撃兵という解り易い兵種でござる。 日本版とは異なるでござるが、モンスターモードのデザインを見る限りでは海魔兵の方が説得力が有るでござるかな?
手持ち武器であるブロントガンは2連装の大型武器(?)なので、ブロントザウルス系大型兵士(?)には似合う武器でござる。 彼の性格はゴウリュウ(D-322、ゴウリュウ、850円)と対照的に、実直で計算して行動するタイプで、根性もあり、何事にも真正面から取り込もうと常に考えているが、一旦怒り出すと手を付けられない暴れぶりを見せるという設定でござる。
また、相方のサイボーグブロントザウルスと合体する事により、地震を発生させ、地割れの中に相手を引き込む必殺技「ライブロントホール」を使用するでござる。 ブロントザウルスらしい豪快な技でござる! (水中戦を得意とする海魔兵らしくない必殺技でもある。)
ライリュウはダイノキング(D-328、ダイノキング、4980円)の腰部に合体するでござるが、注目すべきは合体用パーツでござる。
余剰パーツとなる合体用パーツを追加装甲や武器として取り付ける配慮は嬉しいものの、それでもデザイン上は余剰パーツを取り付けただけにしか見えないでござるが、本商品のサイボーグブロントザウルスは、ソレを取り込みミサイルボットと見立てデザインに取り込んだのは賞賛に値するでござる! ブロントザウルスらしい力強い武装と呼べるでござるな。 ブラボーでござる! ブロントザウルスには重武装が似合うでござる。
残念ながら本商品がトランスフォーマーとしては最後のブロントザウルスとなってしまったでござる。 もう2度と新商品で販売される事の無いブロントザウルスは幻の恐竜として語り継がれてほしいでござる・・・
それにしても・・・拙者の保有する恐竜戦隊のサイボーグ恐竜達の金色塗装が緑色に変色したのは悲しいでござる・・・