テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

≪閉店≫矢助寿し(うなぎ)

2010-04-24 13:38:01 | 和食
 事業仕分けの蓮舫議員の笑顔、不気味でしたねえ。斉美の上甲監督が甲子園で無理やりみせる作り笑い(いわゆる「上甲スマイル」)に並ぶものがありました。そんな様子を、テレビニュースで見たのが、道後樋又通りにある「矢助寿し」です。



 「鹿児島県の安心うなぎ」とあったので、入ってみました。まあ、月に1回ぐらいは、ウナギが食べたくなるので。さて、お寿司屋さんのうなぎは、どんなものでしょうか。



 品書きに「まぶし」とあったので、どんなものかときいてみると、うなぎのちらし寿司だそうです。櫃まぶしではありませんでした。そこで、思いっきりよく、特うな重(1900円)を注文しました。注文してから、けっこう待ちます。ウナギの場合は、待たされた方がちゃんと仕事をしているという感じがしていいです。かつて、菊間町のトンネルをぬけたところにあった「うなぎや」で、注文してから1分もたたずにうな重をもってこられたことがあります。おいおい、レンジでチンしてきたんじゃないだろうな、という感じでした。2度と行くか、と思ったのですが、しばらくして閉店してしまいました。



 さすがに「特」だけあって、身がたっぷりです。うな重の掟なのか、ごはんはうすく盛りつけられているので、ウナギがあまり気味になってしまいます。うれしい悩み。ウナギの身は、わりとしっかりした感じでした。特筆すべきことは、タレがあまり甘くないことです。これにはびっくり。甘あまダレ大好きの松山人の嗜好にあわせなくて、だいじょうぶなのでしょうか。私自身は、甘ったるくない方が好ましいですが。



 ということで、ちょっと中心部から離れていますが、意外性のお店でした。それで、鹿児島産ウナギということでしたが、関東人はうなぎというと、浜名湖をすぐに思い浮かべます。近畿より西の人たちは、どこを思い浮かべるのでしょうか。鹿児島のウナギって、有名なのでしょうか。

「矢助寿し」 松山市道後樋又8-10 089-922-3888




ブルドッグ

2010-04-23 10:31:41 | 洋食
 市議選といっても、ほとんどの人から「投票日、いつなの」と聞かれる始末です。たいへん盛り下がっています。それでも、選挙カーは路地まで入ってきて、がなりたてるので、けっこううるさかったりします。というわけで、私も路面電車が走っている通りから路地に入り込んで、「ブルドッグ」にいってみました。「ブルドッグ」といっても雑貨屋さんではありません。



 メニューはこんな感じです。表の看板に「カレー ハンバーグ」とありますし、カレーが中心の洋食屋さんと思えばいいのでしょうか。でも、カツ丼とか焼き飯もあって、どのような範疇に分類したらいいお店なののか、ちょっと困惑する構成です。



 それで洋食っぽいロイヤルハイシ(750円)を頼んでみました。いわゆるハヤシライスの上に、玉子がのった分、「ロイヤル」ということになるのでしょうか。味はまずまずですが、量は少なめという印象でした。ですから、このデフレ時代に、値段との関係で、けっこう割高に感じます。全体的に、価格設定がやや高めのような気が…。実際に、他の品も食べてみないとわからないのですが。



 お店の壁には、「ステーキ 3000円」の貼り紙もあり、一層、お店の性格をつかみづらくしています。実際、以前に、昼間からステーキをほおばっていたサラリーマン風の人を見て、びっくりしたことがあります。えらく豪勢だなと、そのとき思ったのですが、あの人の素性はなんだったのでしょう。そんな勇気のない私は、今度はカツ丼でもためしてみようかな、と思っています。

「ブルドッグ」 松山市歩行町1-9-1 089-932-2661

シェ・アルブラン

2010-04-22 14:22:02 | フランス料理
 何かとバタバタして落ち着かない年度はじまりです。そんな中、はやめに帰れる日に、二番町の「シェ・アルブラン」にいってみました。前にいったのは、はるか昔、という感じです。やっているのか、いないのか、わかりにくかったので、足が遠のいていました。



 まず、赤ワインを。予算をいうと、店主がてきとうにみつくろってくれます。候補を2本提示されました。こういう時、安い方って、なかなか選択できません。まあ、気が弱いんでしょう。そして、前菜は撮影しわすれました。これも、せわしい年度初めの弊害でしょう。三種盛りで、白ミル貝、穴子とフォワグラがかさなったもの、こごみとエビとトマトがマリネされたもの、だったと思います。いずれも一口サイズでした。



 つづいてオマール海老。アメリケーヌソースというのでしょうか、海老の風味がきいたソースが美味です。オマール海老は、身がしまってプリプリしていました。



 魚料理は、マナガツオとハマグリです。旨みのでたスープがお皿のそこにあります。こういうフランス料理もあるんですね。



 最後は、何か知らされないでたべました。食べているときは、形状からしてカモだと思っていました。やけに味の濃いカモだなあ、食材がいいのかなあ、なんとことを考えたのですが、あとからハトだときかされました。上手にローストされていて、赤ワイン系のソースにあいました。味が強いので、時折いるカモがだめという人には、無理かもしれません。



 デザートです。ここの店主の特徴として、食べ方や食べる順番など、わりと細かく指示する傾向があります。今回も、デザートで食べる順番を指定されました。
 


 本日は、店主が1人で調理し、1人で給仕する形態でした。われわれは、せわしさをここまで持ち込んでいたのか、やたらと料理をたいらげる速度が速かったようです。もうちょっと、くつろいだ感じでゆっくりとすごすとよかったかな。シェフが健在なこともわかったし、街なかにあって便利なので、また機会があればいってみたいと思います。
 
「シェ・アルブラン」 松山市二番町1-12-17 089-943-1222

《閉店》さんりんしゃ

2010-04-21 17:52:57 | 洋食
 市議選のはじまりとともに、あの鬱陶しい春の交通安全週間というものは幕を閉じたのでしょうか。大通りの交差点に、警察官や警官もどきが突っ立って、善良な市民を威嚇するやつです。人生の裏街道を歩いている私は、どうも警官というものが好きになれません。というわけで、大通りを避けて裏道へ。銀天街から、ちょっとはいったところにある昔ながらの洋食屋さんという感じの「さんりんしゃ」へ行きました。



 どうみても2輪車にしかみえませんが、「さんりんしゃ」です。



 むかしながらの洋食店という感じのお店でオムライス(650円)を頼むと、ほんとうにむかしながらの正統派オムライスが出てまいりました。熱々のケッチャップライスが詰まっていて、古きよき時代を思い起こさせます。って、年齢いくつ、という感じですが。


 
 「さんりんしゃ」最大の特徴は、200円足すことで、ハンバーグをつけられることでしょう。このハンバーグが、200円という価格に見合わない量と質です。いい意味で、予想を裏切ってくれます。ナイフを入れると肉汁が出る、ちゃんとしたハンバーグです。これは、200円ケチる方がアホでしょう。というか、逆に損だと思います。



 というわけで、徐々にいろいろな品を試してみたいと思わせたお店です。

「さんりんしゃ」 松山市湊町3-8-16  089-945-7053

ビストロ グリーン・ヴェール

2010-04-20 08:56:15 | 洋食
 市民の関心は低いですが、ウグイス嬢の声でそれとわかる市議選が始まりました。私なりの見所をいってみると、今回、無所属で市民派を名のる女性候補が3名立候補しています。前回、最下位当選ギリギリセーフの現職・武井さん、前回わずかの差で涙をのんだ元職の篠崎さん、今回初挑戦の新人・池田さんです。このオバサン対決、誰が制するでしょうか。お手並み拝見といきますかな(by浜田剛史さん)。さて、こちらも新顔の「グリーン・ヴェール」。



 愛大農学部前に移転したフランス料理の「イグレック」があり、その後、看板がまだ撤去されていない「ウィンブルドン」というお店が入ったのだと思います。栄枯盛衰、世の移り変わりを感じます。



 夜が主体のようですが、昼もやっているので、偵察がてら行ってみました。



 中に入るのは、「イグレック」時代以来です。



 「本日のおすすめランチ」のひなどりのピカタを注文しました。洋食屋の昼定食とかは、客の数をこなすために、ある程度素材を調理済みにしていることがあります。「グリーン・ヴェール」では、注文を受けてからていねいにつくっているのが伝わってきました。好感度、高いです。ひなどりは表面はカラっと揚り、中は柔らかく仕上がっています。



 昼の定食ですから、びっくりするほど変わったものがでたわけではありません。いわば洋食店の定番です。けれども、それで、夜にも行ってみようという気にさせられました。いつになるかわかりませんが、機会があれば。

「ビストロ グリーン・ヴェール」 松山市三番町4-5-7-2階 
      089-993-6508