テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

須崎:鍋焼きラーメンと猫神社

2010-04-11 07:34:09 | 国内旅行ー徳島・高知
 高速道路の新料金体系が発表になりました。シャム社長は、「ETCを取り付けた意味がないぞなもし」と怒っていました。肝心の本四連絡橋が上限3000円というのも、つくづく島の悲哀を感じさせられます。というわけで、シャム社長の「最後までしゃぶりつくせ休日千円」作戦で、須崎にいってきました。須崎といえば、なんといっても猫神社! 初めて行くことができました。



 祠の中には、祈願の招き猫くんたちが鎮座しています。迷信深いシャム社長も、しっかりと商売繁盛をお願いしていました。



 猫神社参拝がすんだら、さっそく腹ごしらえです。須崎のもう一つの名物・鍋焼きラーメンを食べようということになりました。



 「なかがわ」では、土鍋ではなくホーローの鍋でつくっています。鍋焼きラーメン本来の姿は、このホーロー鍋だとのこと。まだ昼前だというのに、地元のおっさんは酒をかっくらっていて、西原りえぞう先生の世界が展開していました。



 麺はコシのあるストレート麺でした。鶏のあっさりしょうゆスープはちょっと薄く感じました。卵はシャム社長の好物なので進呈しました。



 次は、有名店の「橋本食堂」。大きな通りには面しておらず、引っ込んだところにあるので、小学生の女子に場所を聞いたのですが、さっぱり要領を得ませんでした。やっとこさ到着すると、わざわざ鍋焼きラーメンを食べに来たヒマな観光客が店の前でまっていました。ここは、店先にある用紙に名前を書き込んで待つという形式です。



 鍋焼きラーメン(525円)に加えて、ご飯[小](105円)もたのんでみました。このような形態で運ばれてきます。土鍋はかなり熱いのですが、おばちゃんはお盆を使わず、素手で鍋の耳をつかんでもってきます。鍛え抜かれた匠の技を感じます。



 前に「橋本食堂」に来たときは、平日だったせいもありますが、店内は超閑散としていました。これだけ県外からもお客さんが来るということは、鍋焼きラーメンの認知も進んだということですね。さすがに人気店だけあって、「なかがわ」よりもスープがずっと濃く感じます。麺も煮込んでいるのにコシがあります。卵はシャム社長に謹んで奉りました。



 最後に喫茶店の「がろー」。讃岐でうどん喫茶(「スタート」)、松山で蕎麦喫茶(「SOVA SOVA」)を経験しましたが、今度は鍋焼きラーメン喫茶です。



 店内は喫茶店。おっさんがつくる人かと思ったら、運ぶ人でした。



 スープは「橋本食堂」よりも、さらにコクがあり美味。ただ、麺が柔らかめでコシが足りませんでした。卵はシャム社長へ。そのシャム社長は、「『橋本食堂』の麺を『がろー』のスープでたべたい」などとエラソーなことをもうしていました。ところが、急にシャム社長の箸が止まり、何を言うかと思うと、「卵6個たべたら、むっときた」です。マヌケとしかいいようがありません。



 「がろー」では、通販用の鍋焼きラーメンも売っていて、こと細かく、繰り返しつくり方をきいているご夫妻がいました。飲み込みの悪い人たちだなあ、と傍で聞いていて思ったのですが、帰りの道まで聞き始めたので、シャム社長のお仲間の愛媛県人夫婦だとわかりました。われわれは、ここから高知市内をめざします。