テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

イタリアンキッチン&バー BUONO! (ブォーノ)

2010-10-13 08:35:05 | イタリア料理
 33号線方面に所用があったので、砥部町の「BUONO!(ブォーノ)」にいってみました。イタリア料理店ということでしたが、砥部の田舎とあって、ハンバーグやオムライスなどが品書きに載った、洋食混入系のイタリア料理店でした。田舎の方へいくと、いろいろな需要に応えるために、専門分化がさまたげられます。



 意外なことに、というと失礼ですが、赤ワインは冷されずに出てきました。いい香りが広がります。ピッツァを注文しようとすると、「四角いクラッカータイプですが、いいですか」と、お店の人が聞いてきました。おそらく、丸いものを想定していたお客から文句をいわれたことがあるのでしょう。良心的な応対だといえます。四角いピッツァは、「シシリア」や「アルボーロ」で懲りているので、私どももとりやめることに。



 パスタを見ると、カルボナーラとかミートソースだとか、ごくふつうのものしかなかったので、ラザーニャ(800円)にしてみました。ですが、これは失敗。量も少ない上、見てのとおり、きれいな層が形づくられていません。200円足して、「ラ・セーラ」のラザーニャが食べた~い、と思ってしまいました。



 スカンピとボタンエビのオーブン焼き(1200円)。素材のせいか、調理の仕方のせいか、ちょっとパサパサしていました。



 本日、最もよかったのはこのお料理。鯛の香草焼きトマトソース(1380円)。鯛の身がしっとりするように火が通っていて、しかもローズマリーなどの香りがついていて、これはおいしかったです。まさに、ブォーノです。



 最後に洋食系からハンバーグデミスター(800円)を注文してみました。「デミスター」とは、どういう意味でしょう。マヨネーズもかかっていて、テリヤキソースのような味がするソースでした。ハンバーグは、樹理絵=ボルガノ系のやわやわハンバーグでした。



 鯛は非常においしかったので、もしかしたら、どの料理を食べたかによって、けっこう評価がかわるようなお店なのかもしれません。となると、何がいいのか、試行錯誤が必要になってきます。こういうお店にこそ、いいガイドがあれば助かるのですが。