媛寿し（さんま炙り丼）

　ちょっとまえ、今年はサンマが不漁で価格が高い、という話がさかんにながれていました。そうなると、よけい食べたくなるのが人間というもの。街をフラフラしていると、いろいろな丼ものを昼食時に提供している「媛寿し」さんの店先の黒板に、「さんま炙り丼」が、秋の味覚として示されていました。



　吸い寄せられるように入店し、さっそく注文してみました。登場したものをみると、味噌汁は赤だしです。これはいいですねえ。そして丼は、ご飯の上に大葉が敷かれ、サンマが並べられた上に、やまかけ状態にとろろいもがかかっています。



　食べてみたのですが、サンマは生のような気がしました。どこがどう「炙り」なんだろう？ 軽く炙ってあるのかなあ。



　とろろいもは好きなのでいいのですが、この場合、量が多すぎて、サンマの味をちょっと味わえなくしてしまっていたかな。つるつるっといくと、サンマもついでにあっという間に飲み込んでしまうんですよね。まあ、お前の食べ方が悪いといわれれば、それまでなんですが。松山の秋祭りも終わりましたが、サンマの旬も、あとどのくらいなんでしょう。